鹿野川ダム改造事業

鹿野川ダム改造事業の主な内容

鹿野川ダム改造事業の目的

 肱川水系河川整備計画(中下流圏域)(平成16年5月)に基づき、現在発電のために運用している発電容量及び底水容量を洪水調節容量及び河川環境容量に振替えることにより、洪水調節機能を増強するとともに、新たに流水の正常な機能の維持を追加します。

  • トンネル洪水吐の工事

     鹿野川ダムでは、ダム右岸側に新たにトンネル方式の放水路を通す「トンネル洪水吐」の工事を進めており令和元年6月に完成しました。
    このトンネル洪水吐は、鹿野川ダムの洪水調節容量増強のために必要なもので、下流域の洪水被害を軽減します。
    詳細はこちら(ニュースレター特集号)

  • 低水放流設備の設置

     河川環境容量の利水放流を行うため低水放流設備を設置しました。 低水放流設備から放流される水は、選択取水設備を通しています。

  • 選択取水設備の設置

     選択取水設備は、貯水池の任意の水深から、水を放流する設備です。
    この設備を設置することにより、冷水放流の解消や出水時の濁水放流の長期化の防止等、ダムからの放流水の水質を改善する効果があります。

  • 曝気循環施設の設置

     鹿野川ダムでは、過去にほぼ毎年のようにアオコが発生し、景観を損ねたり、腐敗に伴う異臭が生じたことがありました。
    その対策として、5基の曝気循環施設を設置して貯水池内の水を循環させることにより、貯水池内の水質改善を行っています。

  • 湖底堆積土の除去

     貯水池内の水質改善や、渇水時の濁水の防止のため、ダム上流の坂石地区において堆積土除去を実施しています。
    除去された堆積土の一部は、地元の高校や福祉施設等で園芸や栽培に有効利用されています。

鹿野川ダム改造事業の過去の工事状況について

鹿野川ダム改造事業 工事位置図 

鹿野川ダム改造事業 工事位置図
低水放流設備
選択取水設備
トンネル洪水吐
R1.11.1
H24-25 鹿野川ダム低水放流設備工事
H24-27 鹿野川ダム選択取水設備施設外新設工事
H25-27 鹿野川ダム選択取水設備工事
H23-27 鹿野川ダムトンネル洪水吐新設工事
H24-27 鹿野川ダムトンネル洪水吐呑口ゲート設備工事
H29 鹿野川ダムトンネル洪水吐呑口ゲート設備設置工事
H24-27 鹿野川ダムトンネル洪水吐吐口ゲート設備工事
H29 鹿野川ダムトンネル洪水吐吐口ゲート設備設置工事
H27-28 鹿野川ダムトンネル洪水吐新設(その2)工事
H29-30 鹿野川ダムトンネル洪水吐新設(その3)工事
H29 鹿野川ダムトンネル洪水吐建屋工事
工事 進捗状況
H23-27年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐新設工事
平成29年2月に完成しました。

平成25年

平成26年

平成27年

平成28年

平成29年

H24-27年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐呑口ゲート設備工事
平成29年3月に完成しました。


H29年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐呑口ゲート設備設置工事
平成30年7月に完成しました。

平成28年

平成29年

平成30年

H24-27年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐吐口ゲート設備工事
平成29年3月に完成しました。


H29年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐吐口ゲート設備設置工事
平成29年9月に完成しました。

平成27年

平成28年

平成29年

H24-25年度
鹿野川ダム低水放流設備工事
平成26年11月に完成しました。

平成25年

平成26年

H24-27年度
鹿野川ダム選択取水設備施設外新設工事
平成29年3月に完成しました。

平成25年

平成26年

平成27年

平成28年

平成29年

H25-27年度
鹿野川ダム選択取水設備工事
平成28年11月に完成しました。

平成27年

平成28年

H27-28年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐新設(その2)工事
平成29年11月に完成しました。

平成28年

平成29年

H29-30年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐新設(その3)工事
令和元年10月に完成しました。

平成29年

平成30年

平成31年

令和元年

H29年度
鹿野川ダムトンネル洪水吐建屋工事
平成30年5月に完成しました。

平成29年

平成30年