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2010年10月08日

川と沼ですてきな! 体験を提案する全国大会inちば
~みんなで活動!印旛沼・流域再生~
併催:第11回 川での福祉・医療と教育の全国大会

 10月8日(金)~10日(日)にかけて、千葉市内を主会場に上記の大会が開催されました。

  川での福祉・医療と教育の全国大会は、水辺活用を総合的に推進する一環として、教育及び福祉・医療関係の各種団体・個人、企業、行政等に所属する人々に広く呼びかけて、川と沼が持つ水辺での癒し効果や機能、そして、その活用の在り方及び環境保全やまちづくりをテーマに開催されているものです。今回の大会は、水循環健全化の取り組みや計画を住民に知ってもらい、一緒に行動していくことを目的とした住民と行政の意見交換の場として実施してきた「印旛沼わいわい会議」をあわせた大会として表題のテーマにより開催されました。期間中、全国の川で活動を行っているNPO法人や福祉・医療・教育・行政等の関係者が、事例報告や意見交換を行い、徳島河川国道事務所も参加する機会を得、吉野川における活動を全国に情報発信することが出来ました。

  第1日目には、印旛沼の紹介、基調講演、水辺の市町長サミットなどが行われ、基調講演においては「川を生かしたまちづくり」と題してNPO法人新町川を守る会の中村英雄理事長の発表が行われました。第2日目には、第1部「分科会」、第2部「全体会」が行われました。

  また、第1日目はプログラムとは別に、「坂東太郎・筑紫次郎・四国三郎」三河川兄弟縁組準備会が行われました。これは、それぞれの流域で活動しているNPO関係者が企画したもので三河川の歴史・文化、産業等幅広く共通認識を深め、川と人の新たな関係を構築し、地域・流域の活力を市民レベルで醸成すると共に、これらの成果を全国の河川へと発信し、私たちの生活・文化をより豊かなステージへと助長する。という事業趣旨のもと、流域を越えて連携を図ろうというものです。河川管理者である国土交通省のそれぞれの河川事務所もオブザーバーという形で出席しました。この準備会において、これまで筑紫次郎と四国三郎で作成されてきた縁結びカレンダーに坂東太郎が入るということで紹介されました。


第1日目の様子

  第2日目の第1部の「分科会」は、第1分科会【水辺での福祉・医療】、第2分科会【水辺での教育】、第3分科会【水辺からまちづくり】、第4分科会【水の回廊・舟運】に分かれて行われ、徳島河川国道事務所は第3分科会【水辺からまちづくり】に参加しました。分科会にはNPO関係者、医療関係者、河川行政関係者がパネリストとして参加し、徳島河川国道事務所長から吉野川の紹介があり、にし阿波観光圏における吉野川、新町川を守る会と徳島市のまちづくり、旧吉野川における水辺活用などの事例報告が行われました。また、この分科会では筑後川、利根川の事例報告が同時に行われました。



第2日目の様子(第3分科会)

  分科会の後、全体会が行われ、各分会から取りまとめ報告があり会議は終了しました。この大会を通して、全国の川の持つ様々な効果について、その情報をたくさんの方々に発信でき、また、吉野川の取り組みについても情報発信できたのではないかと思います。


第2日目の様子(全体会)

Posted by at 2:49 午後
記事の分類: H22年度