2005年07月31日
平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第3回「川から災害現場を見てみよう」
吉野川フェスティバルの一環で「川から災害現場を見てみよう」と題して「第3回吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。30日、31日の2日間にわたり、吉野川フェスティバル会場横の臨時船着き場から出航し、昨年の16号台風で堤防が大きく崩れ、現在、災害復旧工事を実施している徳島市川内町の「上別宮箇所」(吉野川橋左岸下流)を見学しました。 昨年の台風時の被災写真や、工事完成後のパースなども使って、当該箇所の位置や普段の状況、昨年の台風災害の状況や、災害復旧の考え方、災害復旧の設計概要、災害復旧工法、自然環境への配慮などを説明しました。
講座に参加された方からは、「現在、吉野川全体で何件の災害復旧工事をしているのか?」「他の工事区間もこのような工事か?」とか、「工事費はいくらぐらいか」などの質問があり、日頃近づいて見ることの少ない工事現場を熱心に見学されていました。
2005年07月30日
平成17年度 リバーキーパーズ関連イベント「2005吉野川フェスティバル~吉野川クリーンアップ大作戦~」
吉野川フェスティバルのイベントの一環として、「吉野川クリーンアップ大作戦」が吉野川フェスティバル特設会場、吉野川河川敷運動公園(名田橋北岸)、第十堰の北岸、南岸の各箇所で行われました。早朝にもかかわらず約1500人の方に集まっていただき、それぞれの場所で約1時間半、清掃をしていただきました。集まったごみは、2トントラック6杯分!
クリーンアップ大作戦終了後、地域でアドプト活動を行っている団体・企業に集まっていただき、情報交換やネットワークづくり等の交流を図る「アドプト大集合」が開催されました。
各団体・企業の代表者の皆さんからは、アドプトに関する意見が色々と出て、有意義な時間が過ごせたと思います。これからも、美しい吉野川を守っていきましょう!
2005年07月27日
平成17年度 リバーキーパーズ関連イベント「水生生物調査」
その川に住んでいる生物を観察することで、川が今どのような状態なのかを判断する調査、「水生生物調査」が吉野川で開催されました。今年も大勢の方にご参加いただいて、とても楽しい調査になりました。
みなさんワイワイ楽しみながら水生生物を採取していました。ある程度採れると先生に質問したり資料を見て調べたりしながら、水生生物を特定して記録用紙に記入します。調査結果は、カワゲラやヒラタカゲロウといった、きれいな水に住む水生生物が多く見られ、昨年同様水質階級Ⅰの「きれいな水」の評価でした。
2005年07月24日
平成17年度 リバーキーパーズ関連イベント「吉野川流域一斉水質調査」
「吉野川流域一斉水質調査」は、平成12年度より開催し、今回で7回目となります。7月24日はよいお天気に恵まれ、約597名もの参加者のご協力により延べ約951地点の水質調査を行いました。(H17.8.2現在)
皆さんからの調査結果から見た吉野川の水質は、全域的には昨年とほぼ同じ状態でしたが、下流域の支川が汚れている状況が見られました。また、去年と同様ビニール袋、ペットボトル、空き缶など多くのゴミが確認されました。
この調査を通じて、多くの方が身近な川の環境を知り、感じることで川や水に関心を持っていただき、川に優しい生活を送っていただくきっかけになれば幸いに思います。
来年度以降も引き続き同様の調査を実施して参りたいと考えておりますので、今後とも多くの皆様にご参加頂きますようお願い申し上げます。
平成17年度 吉野川流域講座(水防工法技術講習会)開催
7月24日に吉野川市鴨島町知恵島の吉野川右岸(江川湧水源東隣)で吉野川流域講座「水防工法技術講習会」を行いました。これは吉野川市役所総務課の依頼により行ったもので講習対象者は吉野川市水防団(消防団員)で、120人が参加しました。
事務所OBで作る防災エキスパート4人(山本邦一さん、武市寛さん、阿部正利さん、本田敏雄さん)を講師に、まず、水防工法の基本となる土のう作りと水防各工法の基本となるロープワークを行いました。命綱など幅広い用途に使われる「もやい結び」から、「フナ結び」、「本結び」などを教わりました。次に、法崩れ対策の「シート張り工」、漏水対策の「月の輪工」、越水対策の「積土のう工」の各工法について3つの班に分かれて実技を行いました。最後に竹・木の取扱い方について教わりました。
月の輪工
シート張り工
参加された皆さんは、暑い中にもかかわらず熱心に学ばれていました。
この講習会は8月28日にも予定されており、今回参加されなかった吉野川市水防団の方が参加される予定です。
2005年07月19日
平成17年度 吉野川流域講座(吉野川の河川状況)開催
7月19日に名西郡石井町藍畑の石井河川防災ステーション及び第十堰現地において、吉野川流域講座「吉野川の河川状況」を行いました。これは鳴門工業高校の依頼により行ったもので講習対象者は2年3組20名の皆さんです。
まず、石井町防災ステーション1階の吉野川情報館で吉野川に関する展示物を見てもらいました。次に2階和室において「第十堰のあらまし」について地域連携課野町専門職がパワーポイント及び説明パンフレットを使い第十堰の歴史、機能、水利用の状況、堰の破損箇所状況の説明を行いました。
第十堰を詳しく知ってもらうために実際に現地に行き見てもらいました。今回はちょうど7月の河川愛護月間でもあり24日に吉野川流域一斉水質調査も行うことから水質調査も行ってもらいました。
左岸側にもまわってもらい魚道を間近で見てもらったり、堰の破損箇所も見てもらいました。実際に川に下りて間近で堰を見た人は少なかったようで皆さん関心を持って説明に耳を傾けていました。
2005年07月11日
平成17年度 吉野川流域講座(川のはなし)開催
平成17年7月11日(金)に川のはなしをテーマに吉野川流域講座を開催しました。申込者は、吉野川市の学島小学校4年生28名で学島・学島川排水機場を見学しました。
生徒達は最初に操作室に入り、まず機械課長より排水機場が、家や学校が水に浸からないようにする役目がある事、排水機場を動かす前と動かした時の水の流れや、排水能力等の概要説明を聞きました。
生徒たちからは、「排水機場はいつできたの?」「中の装置がどうやってゴミをとるの?」「とったゴミはどうするの?」「ほかにも学校の近くに排水機場はありますか?」などの質問がありました。
続いて機械係長が実際に操作用パソコンから発電機、除塵機を起動しました。発電機が起動しエンジンのゴゴゴゴという大きな音がすると生徒の中から「うわ すげぇ!」という声が上がりました。
その後、生徒達は実際に動いている除塵機を見てゴミの取り方を学んだり、吐出水槽の大きさに驚いたり、主ポンプ、減速機、主エンジンなどを見学しました。また、最後に、これから台風シーズンになりますが災害に対して、日頃から家族で避難場所を確認するなどいざというう時のための心構えをしておいて下さいと締めくくりました。
2005年07月03日
平成17年度 リバーキーパーズ関連イベント 第2回「アドプト・プログラム吉野川」
河川愛護月間の行事の一環として、徳島河川国道事務所では昭和49年より毎年7月の第一日曜日に吉野川沿川の住民の方々と一斉清掃を実施しています。 当日は、あいにくの雨模様にもかかわらず16名の方にご参加いただき、昨年と同様リバーキーパーズのアドプト・プログラム吉野川登録区間を清掃しました。
清掃が終わってから石井河川防災ステーションの 会議室で懇親会を開催しました。「うどん」を食べながら、今回の清掃で気付いた点、今後のアドプト活動についてのご意見をいただきました。次回は10月第3土曜か第4土曜の9時から実施することが決定しました。みなさん、ぜひご参加下さいね。