2014年03月25日
水環境についての学習をする吉野川流域講座を行いました
平成26年3月25日(火)、徳島市環境保全課の主催で開催された徳島市生活排水浄化実践推進員意見交換会に招かれ、吉野川流域講座の一環としてお手伝いをしました。
内容は、事例紹介と参加型アクティビティの2本立てとしました。
1.事例紹介 「河川における水環境の改善と住民協働の取り組み」
講師 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 地域連携課 佐藤係長
講師より、地域の皆さんと行政が一体となって取り組んでいる水環境の改善を目指す活動の紹介や、徳島河川国道事務所が実施している吉野川をフィールドにした現地講座等の取り組みについて説明しました。
これらの取り組みについては広く知られていない内容のものもあり、参加者の皆さんには興味深く聞いていただけたと思います。
2.参加型アクティビティ プロジェクトWET「塵も積もれば」
講師 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 地域連携課 森本係員
(※)プロジェクトWETとは、楽しく学び考える水に関する教育プログラムのことです。
この体験学習では参加者に流域内の町長になって街づくりをしてもらったあと、流域内全ての町で発生した少しずつのゴミが、河川に流されて下流に集まると浄化しきれない量のゴミとなる疑似学習をしていただきました。
参加者の方からは、「楽しく学ぶことができました。」というお言葉をいただきました。
今後も吉野川に関するイベントや流域講座を通じて、地域の方々と交流を深めてまいりたいと思います。
2014年03月24日
一般国道192号 徳島南環状道路~平成26年度開通に向け、道路名称・IC名称の検討会を開催しました~
徳島河川国道事務所が整備を進めている、一般国道192号徳島南環状道路(延長9.5km)の道路名称及び平成26年度開通区間(延長2.2km)のインターチェンジ(以下、ICと記す)について正式名称を決定するため、「徳島南環状道路
道路名及びIC名称検討会」を3月24日(月)開催しました。平成26年度には徳島市上八万町下中筋~徳島市八万町橋北までの区間(延長2.2km)の開通を予定しています。
名称は検討会で審議された結果を踏まえ、平成26年4月中を目途に決定します。
検討会開催状況
平成26年度開通予定区間工事進捗状況
文化の森IC(仮称)付近整備状況
法花IC(仮称)付近整備状況
(撮影日:平成26年1月) (撮影日:平成26年1月)
2014年03月18日
防災シンポジウム~南海トラフ巨大地震に備える地域防災力とは~ を開催しました
東日本大震災から3年が経とうとする今、その教訓と課題を踏まえ、南海トラフ巨大地震に対して、防災・減災をどのように進めていくべきか、地域における関係機関の連携のあり方を考える「防災シンポジウム~南海トラフ巨大地震に備える地域防災力とは~」を3月18日(火)14時~徳島グランヴィリオホテルにて開催し、272名の方々がご来場されました。
第1部では、徳島県危機管理部南海地震防災課とくしまゼロ作戦推進室金井仁志室長による報告「南海トラフ巨大地震の被害想定について」に続き、徳島大学村上仁士名誉教授による基調講演「東日本大震災の教訓及び南海トラフ巨大地震への備え」がありました。
第2部では、「南海トラフ巨大地震に備える地域防災力とは」をテーマに(株)大塚製薬工場総務部の喜田哲也次長、(一社)徳島県建設業協会の川原哲博会長、松茂町の広瀬憲発町長、美波町の影治信良町長、徳島県危機管理部の三宅祥寿部長、国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所の竹島睦所長の6名のパネリストと徳島大学村上名誉教授をアドバイザーに迎えるとともに、(一社)徳島新聞社編集局の近藤務政治部長をコーディネーターとして、(1)「行政・企業における現在の取り組み」(2)「地域防災力を高めていくために必要なこと」の2つの論点について、パネルディスカッションが行われました。
来場者からは「各パネリストより防災の取組が紹介され今後のBCPの構築の参考となった」、「地域住民の防災意識を低下させない工夫や解決策が重要と感じた」などの感想をいただきました。
徳島県危機管理部南海地震防災課とくしまゼロ作戦推進室金井仁志室長による報告
「南海トラフ巨大地震の被害想定について」の様子
徳島大学村上仁士名誉教授による基調講演
東日本大震災の教訓及び南海トラフ巨大地震への備え」の様子
パネルディスカッション「南海トラフ巨大地震に備える地域防災力とは」の様子
防災パネル・津波被災物の展示風景
2014年03月15日
3月15日(土) 平成25年度 第3回アドプト・プログラム吉野川
平成25年度、第3回目の「アドプト・プログラム吉野川」が実施されました。当日は快晴で、19名の方に集まって頂き、アドプト登録区間を清掃することができました。
みなさんの頑張りで、燃えるゴミ9袋、燃えないゴミ11袋を集めることができました。本当にお疲れさまでした。
懇親会も参予定通り開催致しました。
また、先日開催されました第十堰の内部状況の現場見学会や次回の活動にむけての意見交換を行いました。
次回開催日は7月6日(日)に実施する予定です。みなさんのご参加お待ちしております!
2014年03月11日
東日本大震災で被災した道路パトロールカーを展示しております~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から3年が経ちました。
この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、徳島河川国道事務所では、これまでに県内24会場にて防災パネルや東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を行って参りました。
この度、四国では初めてとなる、東日本大震災で被災した国土交通省の道路パトロールカーの展示を以下のとおり行います。
日 時:平成26年3月11日(火曜日)~18日(火曜日)(毎週月曜日休館)
場 所:徳島県立防災センター(徳島県板野郡北島町鯛浜字大西165)
展示物:東日本大震災の津波により被災した国土交通省の道路パトロールカー
入場料:無料
詳しくはこちらをご覧ください。
国土交通省の道路パトロールカーと津波による被災物(道路標識等)
パトロールカーの車内
防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」の展示
2014年03月09日
防災フェスティバル2014にて「ロープワーク講習会」を開催~支え愛のチカラで減災のまちづくり~
3月9日(月)東みよし町社会福祉協議会(三好郡東みよし町)で開催された東みよし防災フェスティバル2014にて、ロープワーク講習会を実施しました。
〈防災フェスティバル2014
式典〉 〈ロープワーク講習会〉
講師は、国土交通省 近江指導員が務め、125名の参加者が受講されました。
講習会では「ロープワークの3原則(※)」をベースに、避難誘導及び人命救助に役立つロープの結び方として、ほん結び・ふな結び・かみくくし・連続止め結び・もやい結びを学びました。
〈ロープワーク講習会の様子〉
(※)ロープワーク3原則
1.迅速 より早く結べること
2.簡単 複雑な手順がなく、覚えやすいこと
3.確実 しっかりと結束でき、なかなかほどけないこと
〈ロープワークハンドブック(防災に役立つロープとひもの結び方)より抜粋〉
本講習会は、東みよし町社会福祉協議会より「東みよし町においては吉野川の増水による内水の氾濫等の水害が多い土地柄、住民各自の平時からの備えが重要である。」という思いを受けて実現いたしました。
今後もより多くの方々とロープワーク講習会を通じて、防災・減災に対する意識を高めてまいります。
○写真の掲載は許可を得ています。
2014年03月02日
吉野川 加茂第一堤防完成!!~竣工式を行いました~
吉野川の無堤地区解消に向け平成元年度より事業に着手していた加茂第一堤防が平成26年3月に完成し、3月2日(日)に関係者約100名の参列のもと、東みよし町三加茂農業者トレーニングセンターにおいて竣工式を行いました。
【徳島県知事挨拶】
【四国地方整備局長挨拶】
【展示モニター(航空写真)】
【事業経過報告】
その後、堤防にて実施したくす玉開披では、徳島県知事をはじめ、東みよし町長、四国地方整備局長他関係者と当該箇所の樋門の銘板を書いてくれた児童2名を含む三庄小学校児童6名も一緒に行いました。
【くす玉開披】
その後、河川敷にて東みよし町が主催するもち投げ、式典会場では阿波踊りを実施し、盛大に完成を祝いました。
【もち投げ】
【阿波踊り】
2014年02月14日
第十堰の内部状況の現地見学会を開催しました
○2月3日(月)に、吉野川第十堰(石井町藍畑)において、「第十堰の内部状況の現地見学会」を開催しました。
○第十堰の修繕工事は、北岸側の一部のコンクリート版において、堰内部の空洞化により、経年的に最大約30cmの沈下が見られたことから、損傷している約60m2のコンクリート版を撤去し、堰内部の空洞を玉石等で補充し、コンクリート版で覆うものです。
○今回の現地見学会は、コンクリート版を撤去した状態で、普段は見えない堰の内部構造が観察できることから、一般の方々にも見ていただけるよう現地見学会を開催したものです。
第十堰の現状及び修繕工事の概要説明
堰内部の見学状況
○当日は、午前、午後の部を含め、26名の一般の方々の参加があり、修繕工事の内容など、興味深げに堰内部を見学されていました。見学者は、「堰の内部はこのように水が流れているのか、状態がよくわかった。」と話していました。
○2月14日現在、堰内部の空洞を玉石等で補充する工事を行っており、工事現場付近には安全上入れませんが、現地見学会で使用した説明用パネルは、工事完了まで河川敷に掲示しています。
○今後、コンクリート版で覆う工事を行い、作業ヤードの撤去を含め、平成26年3月上旬までに完了させる予定です。
2014年02月05日
「道の駅宍喰温泉」にて防災パネル展示を開催中~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年11ヶ月が経とうとしています。
この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」及び東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を2月5日(水)から24日(月)の間、「道の駅宍喰温泉」にて開催しております。
防災パネル展示について、詳しくは、こちらをご覧下さい。
なお、2月3日(月)から24日(月)までの間、阿南安芸自動車道牟岐~野根間及び野根~安倉間の道路計画についての意見募集も行っており、当開催場所においても、アンケート用紙を配布しておりますので、ご来場に併せてアンケートへのご協力をお願いいたします。
アンケートについて、詳しくは、こちらをご覧ください。
アンケートは、インターネット(WEB)でも行っておりますので、こちらもご覧ください。
展示風景
展示風景
藍住町にて防災パネル展示を開催しました ~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年10ヶ月が経ちました。
この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」及び東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を1月31日(金)~2月3日(月)までの間、藍住町合同庁舎(役場)4階にて開催しました。
引き続き、2月5日(水)~24日(月)の間、「道の駅宍喰温泉」において、パネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
展示風景
展示風景
2014年02月03日
阿南安芸自動車道 牟岐~野根間及び野根~安倉間の道路計画について、皆さまのご意見をお聞かせ下さい。
阿南安芸自動車道牟岐~野根間及び野根~安倉間の道路計画の策定にあたり、地域の皆さまや道路を利用される方からご意見をお聞かせいただき、道路計画に反映するためアンケートを2月3日(月)~24日(月)にかけて行っておりますので、ご協力をお願いいたします。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
インターネット(WEB)によるアンケートは、こちらをご覧ください。
「道の駅
公方の郷なかがわ」において配布しているアンケート用紙
2014年01月31日
応急組立橋の架設訓練を実施しました
○1月31日(金)に、徳島県立海南野外交流の郷『まぜのおか』(徳島県海部郡海陽町)において、「応急組立橋」の架設訓練及び概要説明会を実施しました。
○「応急組立橋」とは、地震・津波、台風、土砂崩れなどの災害により橋梁等が通行できなくなった場合に、早急に交通路を確保するために現地で架設する組み立て式の橋梁です。
応急組立橋についての概要説明
最後の部材を組み付け
○災害発生時には応急組立橋の架設がスムーズに行えるよう作業手順の確認をするため、建設業者も加わった架設訓練を実施しました。
○今回配備される応急組立橋は最大40mまでの架設が可能なものです。そのうち22m分を使用して、1月29日、30日、31日の3日間で架設を行いました。
架設後の歩行体験
応急組立橋全景
○応急組立橋梁は訓練後解体し、海部郡牟岐町に保管します。
○今後とも応急組立橋については維持メンテナンス及び出動態勢の確保等に努め、来るべき災害に備えます。
2014年01月29日
「手づくり郷土(ふるさと)賞」~魅力ある地域づくり活動団体が表彰されました。~
○平成26年1月29日(水)に徳島県庁にて平成25年度「手づくり郷土(ふるさと)賞」※認定証授与式が行われました。
○この度は、NPO法人新町川を守る会と徳島県による「かわ普請 ~ひょうたん島・青石護岸再生作戦~」が大賞を受賞し、国土交通省 四国地方整備局
三浦局長より中村英雄理事長と飯泉嘉門知事に認定証と記念の盾が手渡されました。
○「かわ普請」とは、地元住民が清掃等を行うアドプト事業が発展したもので、今回受賞した「ひょうたん島・青石護岸再生作戦」は、新町川等で囲まれた徳島市中心市街地、通称「ひょうたん島」をとりまく青石修景護岸を、河川管理者である徳島県と地元住民を主体とする新町川を守る会が協働で補修した取り組みです。
○大賞受賞に繋がった評価ポイントは、以下の3点です。
・清掃美化に加え、護岸再生、環境教育など多面的に発展している点
・地元の名産である青石を活かした護岸の補修事業を、子供も巻き込んだ市民とともに実施するなど新しい取り組みにチャレンジしている点
・当初10人でスタートした活動が、23年経過し300人の会員となり発展している点
○中村理事長は、「これからは新町川の水辺に様々な人々が訪れ、いろんな文化が育つ街を目指して、引き続き地道な活動を続けていきたい」と今後の活動に意欲を見せられました。これからも助任川方面の護岸も順次補修していくそうです。
○ひょうたん島の川沿いを歩かれる際には、再生された美しい青石護岸を是非ご覧になっていただきたいと思います。また、このような地元の方々の積極的なまちづくりの取り組みに、一人でも多くの方が興味をもち参加していただくことで、さらに賑わいのある水辺空間が創出されることを願っています。
※「手づくり郷土(ふるさと)賞」とは
全国各地において、地域固有の自然や歴史、伝統、文化や地場産業等を貴重な地域資源として再認識し積極的に利活用した、魅力ある地域づくりの成功例が数多く見受けられます。「手づくり郷土(ふるさと)賞」は、地域の魅力や個性を創出している良質な社会資本及びそれと関わりを持つ優れた地域活動を一体の成果として発掘し表彰するとともに、好事例として広く紹介することにより、各地で個性的で魅力ある郷土づくりに向けた取り組みが一層推進することを目指しています。
本賞は昭和61年度に創設され、今年度で28回目となる国土交通大臣表彰であり、今年度は全国から46団体の応募がありました。
2014年01月27日
吉野川の洪水遺跡をめぐりました
○平成26年1月27日(月)に徳島河川国道事務所職員を対象として「吉野川歴史探訪」を実施しました。
○吉野川は昔から洪水を繰り返す暴れ川であり、その爪痕が洪水遺跡として吉野川流域の至る所に存在しています。「吉野川探訪」は、職員がそれらの洪水遺跡をめぐり、吉野川の治水の変遷や当時の状況を我が身で感じることで、今後の河川管理に役立てるという目的のもと実施するものです。
○今回の吉野川歴史探訪では、うつむき地蔵、第十堰、蔵珠院、田中家、印石、郡境石、善入寺島、大正元年洪水の石柱、岩津の石灯籠、デ・レーケ堰堤の10箇所をめぐることができました。道中には同行した事務所長から今回の探訪の基礎知識として、藩政期から現在に至る吉野川の治水の歩みについての講義がありました。
○国府町の蔵珠院では、住職に御協力いただき、慶応2年(1866)の大洪水「寅の大水」の痕跡を見せていただきました。また、貴重な当時の文献についてもお話しを伺い、それによると阿波の国で37,020人の死者が出たそうです。それを物語るように、痕跡である茶室の壁には今でもくっきりと浸水の痕跡が残っています。また、後にこの恐ろしさを伝えようと建てられた浸水位を刻む標柱は、男性でも手が届かないほど高い位置まで洪水が押し寄せてきたことを伝えてくれました。
当時の住職が記した貴重な文献
浸水した位置で壁の色が濃くなっている
痕跡を示す標柱。地上から約2m60cmの位置に当時の水位が刻まれている
○また、田中家では御当主に洪水に対する様々な工夫がつまった田中家内を案内いただきました。軒下には舟が吊されており、これは洪水時の救助船だそうです。救助船で助けられた人は茅葺き屋根の上に避難し、洪水が屋根までくると屋根ごと浮き上がって舟の代わりとして避難します。また、紙一枚入らないほど緻密に積み上げられた石垣は、防波堤の役割を担っています。北西寄り(吉野川の上流側)を高く頑丈にしてあり、迫る洪水をうまくいなす角度も考えられているそうです。この石垣は地面の下約1mの深さから積み上げられており、もし洪水で地面が流されても家が崩れない工夫もなされています。この他にも同時の暮らしを知ることができる貴重な部屋や道具等も見せていただきました。
ここまで様々な工夫がなされた田中家を見て、当時の人がどれほど洪水に対して危機意識を持ち、備えていたかを知ることができました。
軒下に吊された舟
屋根が浮き上がり舟の代わりになる
手前ほど高く積まれている石垣
※赤線に沿って段になっている
○今回の吉野川歴史探訪を終えて、洪水と人との闘いが過去に繰り返されてきたことを肌身で感じることができました。現在の私たちの暮らしも、先人達が歴史を伝え、洪水に打ち克つ努力を惜しまなかったからこそ成り立っているのだと思います。先人達の想いを受け継ぎ、これからもより安心・安全な徳島となるよう河川事業を推進して参ります。
○今回めぐった洪水遺跡については、当事務所ホームページで詳しくご紹介しておりますので、下記URLより是非ご覧下さい。
■徳島河川国道事務所ホームページ ガイドブック吉野川歴史探訪
http://www.skr.mlit.go.jp/tokushima/river/profile/tanbou/tanbou-top.htm
○その他の箇所
国府町東黒田の高地蔵(うつむき地蔵)
第十堰
堤防をめぐる騒乱を伝える印石(産神社)
善入寺島 ※赤線内
2014年01月24日
吉野川流域講座「吉野川の洪水及び危機管理」
○平成26年1月24日(金)に鳴門教育大学附属小学校において、小学生5年生116名を対象に、吉野川流域講座「吉野川の洪水及び危機管理」を実施しました。
○本講座では、吉野川の概要や洪水の歴史、洪水への備えなどについての説明を行いました。難しい内容にもかかわらず、5年生の皆さんはメモを取りながらとても熱心に聞いていました。
○途中、吉野川の別名は?という問いかけにも「四国三郎!!」と大きな声で回答いただき、普段から吉野川のことをよく勉強してくださっているなと嬉しくなりました。
○また、戦後最大の洪水である平成16年10月の台風23号による浸水区域を地図で紹介すると、自分の家が浸水したのかどうかを確認している子供もいました。災害をより身近なものとして捉えていただけたのではと思います。
○本講座が今後の子供たちの学習に少しでも役に立ち、防災への意識向上につながっていけば幸いです。
2014年01月18日
平成25年度 石井町防災訓練にて「ロープワーク講習会」を開催
1月18日(土)、石井中学校(名西郡石井町)にて石井町の住民および関係機関等、約1,300名を対象に平成25年度
石井町防災訓練が実施されました。その一環として「災害時に役立つロープワーク講習会」を開催しました。
※講習内容
パターン1(柱などへ結ぶ場合)
パターン2(ロープを繋ぐ場合)
【本結び(ほんむすび)】
別名「帯結び」とも呼ばれ、物をしばる時の基本となる結びであり、主に2本のロープを繋いだりする時に使用する結び方です。しかし、最初の手順を反対にすると“縦結び”となるので注意が必要です。
【ふな結び】
別名「ひと結び」とも呼ばれ、ロープの止め結びで杭や立木、竹等、ロープ先端部の結びに使われます。防災の最も基本となる結びで、元ロープに常に力がかかると固く結ばれ、力がかからないと簡単にほどけます。
パターン1
パターン2
(杭など端からの場合)
(柱など中央部での場合)
【髪括し(かみくくし)】
別名「巻き結び」「徳利(とっくり)結び」とも呼ばれ、物をたばねたり、両端に“力”がかかるところや、立ち木、杭等に結びつけるのによく使われます。
パターン1
パターン2
(支柱・杭などに結ぶ場合)
(自分の体などへ命綱として結ぶ場合)
【舫い結び(もやいむすび)】
舫う(もやう)とは舟と舟をつなぎ合わせたり、杭などに舟をつなぎとめる事です。
“結びの王様”ともいわれ命綱を筆頭に幅広い用途に使われます。
※ロープワーク講習会の様子
講習状況1
講習状況2
講習状況3
ロープワーク説明看板
当日は、天候も良く多くの参加者に受講していただきました。参加者の皆さんはロープの結び方を習得しようと、真剣に講師の説明に耳を傾けてくださいました。
また、過去の水防演習に参加された方から「以前に覚えていても時間がたつと忘れる。定期的にこのような講習会を開催してほしい。」と貴重なご意見を伺うことができました。
これからも皆さんと共に、このような講習会を通じて防災への意識を高められるように努めてまいります。
2014年01月11日
「防災生涯学習推進フォーラム」にて防災パネル展示を開催しました~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年10ヶ月が経ちました。
この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、1月11日(土)にアスティとくしまにて開催された「防災生涯学習推進フォーラム」において防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」及び東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を行いました。
なお、昨年12月から当該パネル展示等を順次開催し、今回で22会場目となりました。来場者からは、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
展 示 風 景
展 示 風 景
2013年12月19日
月見ヶ丘海浜公園」にて防災パネル展示を開催中 ~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年9ヶ月が経ちました。
この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」及び東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を以下の通り開催しています。
「月見ヶ丘海浜公園」は、徳島阿波おどり空港の南側に整備された月をモチーフにした公園で、昼間はスポーツや散策に、夜はお月見やコテージでの滞在などに利用されております。
○開催場所及び開催期間
開催場所:「月見ヶ丘海浜公園」ビジターセンター
開催期間:平成25年12月19日(木)~平成26年1月9日(木)9時半~21時半
(休館日:12月24日(火)、1月6日(月))※入場無料
○展示物
・防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」
・東日本大震災の津波により被災した道路附属物
なお、昨年12月から県内20会場にて当該パネル展示等を順次開催し、来場者からは、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
展示風景
展示風景
2013年12月16日
2013年8月~ 国道55号県南部のトンネルの補修工事を行っています
徳島河川国道事務所では、8月下旬より国道55号の県南部(海部郡美波町~海部郡 海陽町)の4トンネルで長寿命化を図るための補修工事を行っています。
工事は、コンクリートのひび割れや漏水、コンクリートの欠けている箇所の補修等を 行っており、現在は日和佐トンネル、福良トンネルを施工中です。
車線規制が伴うため、道路を利用される皆様にはご迷惑をお掛けしますが、引き続き ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
【トンネル補修工事に伴う交通規制状況】
トンネル坑口部交通規制状況
トンネル内交通規制状況
【ひび割れ止水工】
漏水しているひび割れに、止水剤を圧力注入して止水を行う工法です。
注入状況
後処理状況
【断面修復工】
覆工コンクリート表面の、浮き・剥離・剥落箇所をはつり取り、ポリマーセメントモルタルにて復旧する工法です。
はつり状況
断面修復状況
2013年12月11日
国道55号日和佐道路で夜間全面通行止めにより点検・補修を行いました 2013年12月9日~11日(各日22:00~翌日6:00)
平成25年12月9日(月)~11日(水)の各日22時~翌日6時までの間、国道55号日和佐
道路を安全・安心・快適にご利用いただくため、舗装維持工事、交通安全対策工事及び道路附属物・トンネル・照明設備点検等を行いました。
夜間通行止め期間中は、ご協力ありがとうございました。
【トンネル点検】
【照明設備点検】
ハンマーで打音点検を行い異状箇所がないかを確認している状況(左写真)
標識のボルト・ナットに緩みや劣化等異状が無いか点検している状況(右写真)
【トンネル換気設備点検】
【照明設備点検】
トンネル換気設備であるジェットファンの清掃及び点検をしている状況
(左写真)
トンネル照明器具の清掃及び点検をしている状況(右写真)
【舗装維持工事】
【交通安全対策工事】
傷んだ舗装を補修している状況(左写真)
事故対策として「速度落せ」の文字を施工している状況(右写真)
2013年11月18日
吉野川流域講座にて「ロープワーク講習会」を開催
11月18日(月)藍住町福祉センター(藍住町奥野)にて藍住町食生活改善推進協議会「藍愛グループ」の方々約50名を対象にロープワーク講習会を実施しました。講師には防災エキスパートの山本邦一氏をお迎えし、防災と暮らしに役立つロープワークについてご講義いただきました。
はじめに、藍愛グループ
森智恵子会長より「大事なことなので、しっかり習得して帰るように。」とのお話しがあり、参加者の皆さんは大変熱心に何度も練習されていました。自宅に用意しておく避難ロープの長さは何メートルくらいが適切か?」や「どういった素材のロープが良いのか?」などの質問も寄せられ、“8メートル程度”で“綿素材”のロープが望ましいといった詳しいところまで習得された大変有意義な講習会となりました。
【もやい結び(命綱)の練習風景】 【熱心に質問する参加者】
【土のうの結び方】
【土のうの積み方】
また、今回の講習会では、古新聞の結束方法などの暮らしへのロープワークの活用方法も紹介されました。ロープワークを暮らしにも活用することで、普段からロープワークを身につけていただければと思います。
【講習会の様子】
※写真の掲載は許可を得ています。
吉野川流域講座にて「ロープワーク講習会」を開催
11月18日(月)石井町地域防災交流センター(石井町石井)にて石井町の自主防災会長や自治会長を中心とした町民の方々を対象にロープワーク(紐の結び方)講習会を実施しました。約90名もの方々にご参加いただき、実技の体験をされました。
講師には国土交通省
近江指導員、また防災エキスパートの山本邦一氏、高崎信三氏にも御協力をいただき、防災に役立つ主要なロープワークに特化して講習が行われました。
【講習会の様子】
【もやい結びの練習】
この講座は“第1回石井町防災士会主催研修会”の中で行われ、 ○避難に役立つロープワーク〈連続止め結び〉
○人名救助に役立つロープワーク〈もやい結び〉
○運搬に役立つロープワーク〈土佐結び〉を最終・重点テーマとして、本結び・ふな結び・カミククシ・もやい結び・土佐結びの実技体験をしていただきました。
実技を習得して持ち帰ってください”という石井町防災士会
岩本光雄会長のお言葉にみなさんが真剣に受講をされており、「自分の地域は、自分たちが守る」という思いが伝わってくるようでした。
最初はたどたどしい感じでしたが、講習中盤頃になると、隣同士で教え合ったり確認したりしており、ほとんどの方が一通り習得されていたように思います。また、「できるようになったら楽しくなってきた。」
「自宅でもう一度練習して完璧にしたい」など多くのお声をいただくことができました。防災への意識向上や地域でのコミュニケーション作りとして、こういった機会のお手伝いにこれからも取り組んでいきたいと思います。
※写真の掲載は許可を得ています。
2013年11月15日
四国弁護士会連合会のシンポジウムにあわせて防災パネル展示を行いました。
11月15日(金)にホテルクレメント徳島にて開催された四国弁護士会連合会第59回定期大会記念シンポジウム「震災における弁護士・弁護士会の役割
-連携と継続- 」にあわせて、防災パネル展示を行いました。
なお、このパネル展示は、東日本大震災の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるために昨年12月から県内各地で順次行われているもので、今回で20会場目となりました。
これまで、来場者からは、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
展示風景
展示風景
2013年11月11日
吉野川の耕作地への肥料パトロールを行いました。
11月11日、吉野川河川敷や善入寺島の耕作地における肥料や堆肥の不適切な施用を防ぐため、徳島県と合同でパトロールを行いました。
このパトロールは平成19年から実施しており、今年で7回目となります。
徳島市から善入寺島までの約30Kmの両岸において施用されている堆肥等が適切かどうかパトロールし、今回、堆肥の野積みや鋤込み不十分など不適切と判断した6件については、適切に施用するよう指導を行う予定です。
*写真は徳島市国府町(上)、石井町藍畑(中)、善入寺島(下)におけるパトロール状況です。
2013年11月10日
三庄東部自主防災会防災訓練にてロープワーク講習会を実施
11月10日(日)に山口生活改善センター(三好郡東みよし町)にて、三庄東部自主防災会の方々を対象に、ロープワーク(ひもの結び方)講習会を実施しました。強風で小雨もぱらつく中でしたが70名もの方々にご参加いただき、熱心に実技体験されました。
講師には防災エキスパートの山本邦一氏、武市寛氏をお迎えし、災害時に役立つロープワークや土のうの作り方などについてご講演いただきました。
*講義内容
・ロープワークの基本的な7種類と応用編2種類など。
(本結び、ふな結び、のの字結び、いぼ結び、かみくくし、もやい結び、いわし結び、連続止め結び、土佐結び)
・土のうの作り方、積み方など。
・竹の笹払いの仕方や木と竹の割り方など。
【避難ロープ(連続止め結び)の結び方】
・あっという間に複数の結び目ができる結び方。
・高所から降りるときや川底や谷から這い上がるとき、列をなして避難誘導するときなどに使用できる。
【熱心に受講する参加者】
・写真はかみくくしの練習をしている様子
【土のう作りを体験する参加者】
・スコップの持ち方、土砂の入れ方、土のうの縛り方などを体験している様子。
【段ボールを利用した簡易水防工法】
・土のうがないときに段ボールに新聞紙や水のう等の重しをいれて、ブルーシート等でくるむ方法。
・家庭にある物で、女性や子どもでも水害を防ぐことができる。
参加者の方々には大変熱心に受講頂き、「ロープワークについて習うのは貴重な機会で大変勉強になりました。」といった声や、「自宅でも是非練習し、習得したい。」などの多くの声をいただくことができました。
当日は、東みよし町社会福祉協議会によるビニール袋を利用したお米の炊き出し訓練や「支え愛マップ」も作成され、充実した防災訓練が行われました。防災への意識向上や地域でのコミュニケーション作りとして、こういった機会のお手伝いにこれからも取り組んでいきたいと思います。
※写真の掲載について許可を得ています。
2013年11月06日
建設業の魅力を高校生に!
地域の将来を担う技術系の高校生に、実際の建設工事現場において「見る」「触れる」事により、「貴重な経験」「新しい発見」をしていただき、徳島の発展に貢献できる技術者に育つことを目的に、高校生の建設工事現場見学会を開催しました。
この日は、徳島科学技術高等学校2年生が、四国横断自動車道(阿南~小松島)のトンネル工事現場を見学しました。
四国横断自動車道の事業及び田野トンネル工事の概要を説明。
熱心に聞き入り、メモを取るなどしていました。
トンネル掘削に使用される建設機械や仮設備について説明をし、実際に掘削中のトンネル坑内を見学。
建設機械の説明
仮設備(防音扉等)の説明
掘削中のトンネル坑内を見学
2013年11月03日
吉野川流域講座「体験学習・みんなの水」開催
平成25年11月3日(日)に吉野川右岸河川敷(六条大橋下流)にて、石井町藍畑地区の住民を対象に、吉野川流域講座において「体験学習・みんなの水」を開催しました。これは、石井町藍畑地区コミュニティ推進協議会の依頼により、毎年行っている「親子ふれあい大会」の行事の中で行ったものです。
当日は、曇り空の中約350人が参加し最初に河川清掃を行い、河川環境課長の挨拶のあと、藍畑小学校
井上綾乃さん(10)、小川宗真さん(10)にお手伝いをいただき体験学習を行いました。
【集まったゴミ】
【河川環境課長挨拶】
体験学習では、水槽を湖に例え、動物に扮した井上さん小川さんに水を利用していただきます。動物の使用する水はわずかであり、自然の循環によりほぼ還元されます。しかし人間が無駄遣いをすると、還元されるのに大きな時間がかかり動物達の飲み水は確保されません。この体験学習より、水資源の大切さを学んでいただきました。
次に、水を利用するごとに汚れを追加して湖に戻していきます(緑色の食紅を混ぜた水を汚れと仮定)。すると湖の色はだんだん濃くなっていき汚れはどんどんひどくなっていきます。動物たちはよごれのひどい水を飲むことができません。この様子から、水質汚染について学んでいただきました。
参加者には熱心にきいていただき、水環境の大切さについて関心をもっていただけたと思います。この体験を通じて、これからも身近な川である吉野川を大切にしていただきたいと思います。
※写真の掲載、お名前の公表は許可を得ています。
2013年11月02日
平成25年度 第2回アドプト・プログラム吉野川
平成25年度、第2回目の「アドプト・プログラム吉野川」が実施されました。当日はやや曇りで、国土交通省のメンバーも含め、20名の方に集まって頂き、アドプト登録区間を清掃することができました。
みなさんの頑張りで、燃えるゴミ5袋、燃えないゴミ7袋を集めることができました。本当にお疲れさまでした。
その後も別の箇所を清掃される方々が抜けられたため、懇親会に参加された方はいつもより少なかったですが、予定通り開催し、ご意見を頂きました。
次回開催日は2014年3月15日(土)に実施する予定ですが、後日、リバーキーパーズイベント通信で次回の開催日などについてご案内させていただきますので、みなさんのご参加お待ちしております!
一般国道55号 阿南道路が部分開通(津乃峰町西分~橘町大浦 L=1.7km)
徳島河川国道事務所が整備を進めてきた「一般国道55号
阿南道路」のうち、阿南市津乃峰町西分~阿南市橘町大浦間の延長1.7kmが暫定2車線で完成し、平成25年11月2日(土)の午後3時に開通しました。
当日は、午前9時30分より橘小学校において、徳島県、阿南市、徳島河川国道事務所の主催で開通式典を執り行いました。式典には、国会議員、徳島県知事、阿南市長及び関係者など約160名の方々にご出席いただきました。
三浦局長による事業者挨拶
開通式典がつつがなく閉式した後に、開通区間の起点側に移動して行われたセレモニーは、地元ゆるキャラのすだちくん(徳島県)とあななん(阿南市)も参加し、阿南第二中学校ジャズブラスバンド部による演奏が流れる中、津乃峰小学校と橘小学校の生徒さん及び津乃峰保育所・橘こどもセンターの園児さんに参加いただき「テープカット・くす玉開披・風船とばし・開通式記念パレード」、地域の皆様方の「通り初め」、また阿南市による「餅投げ」も行われました。
子供達に大人気の「すだちくん&あななん」
阿南第二中学校ジャズブラスバンド部による演奏
テープカット・くす玉開披
阿南市による餅投げ
白バイ&パトカーの先導によるパレード
地域の皆様 笑顔での通り初め
2013年10月24日
フィリピンからの研修生が講義受講
平成25年10月24日(木)JICA主催で実施している「地域における中小企業振興コース」に関する研修の一環として、フィリピンからのJICA主催研修員17名を受け入れ、道路舗装修繕工事に関する講義を実施しました。
残念ながら、降雨のため舗装作業の現場見学は出来ませんでしたが、皆さん熱心に講義を聞かれ、予定時間を過ぎてもたくさんの質問がありました。
徳島河川国道事務所の道路舗装修繕に関する説明
講義に対する質疑応答
講義後の記念撮影
2013年10月13日
第31回 ファミリーハゼ釣り大会開催
10月13日(日)に徳島県釣連盟、徳島市水と緑の推進協議会、四国の水を考える会の共催により、「第31回水と緑のフェスティバル
ファミリーハゼ釣り大会」が開催されました。
本大会は、吉野川河口から名田橋までの約11kmの区間で釣り上げた、ハゼ10匹の総重量を競うもので、徳島河川国道事務所では毎年後援として協力を行っています。
この大会では、一般の部(高校生以上)、女性・少年の部(女性及び中学生以下の男子)、ファミリーの部(ファミリー2名以上のハゼ10匹の重量)の3部門に分かれ開催されました。
連休の中日で他の行事と重なったにも関わらず、総勢340名の参加がありました。当日は晴天に恵まれ、参加者の皆様は、思い思いの場所で大物を狙ってハゼ釣りを楽しまれていました。
【釣り風景】
【表彰式の様子】
なお表彰式では、今回で第31回目の大会であること、また吉野川の治水128年目ということで、31位と128位の特別賞も設けられ、参加者からは思いがけない受賞に驚きと喜びの声が上がっていました。
また、本大会では河川の清掃活動もあわせて行われ、軽トラック1台分のゴミを拾っていただきました。
川と触れ合うことができ、有意義な1日を過ごせたのではないかと思います。
2013年10月12日
~昆虫の世界をのぞいてみたよ!~
平成25年10月12日(土)に第4回「吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。
フィールド講座としては初めての「吉野川の昆虫」について学びました。
講師に徳島県立博物館 学芸員の山田 量崇(やまだ
かずたか)先生を迎えて、21名(大人10名・子供11名)の参加者に吉野川の昆虫についてご指導をしていただきました。
山田 量崇(やまだ かずたか)先生
まずは、山田先生から虫取り網は長いネットの方が昆虫を逃がさず捕まえやすいことを教えていただきました。
次に、虫取り網を使って昆虫を採取する方法についてご指導していただきました。
虫取り網を横に振って昆虫を捕まえるスウィーピング法(写真1)や、網を握って採取した昆虫を先端に追い込み上手に捕まえる方法(写真2)などについて学びました。
写真-1 スウィーピング法について 写真-2 採取した昆虫の捕まえ方について
ついに昆虫採集の時間がやってきました!
草を掻き分けたり地面をのぞいて見ると、たくさんの昆虫が飛び交います。
参加した子供達は、元気良く虫取り網を振って捕まえた昆虫を虫かごに入れました。
採取した昆虫の名前や特徴についてなど、疑問に思ったことは山田先生に積極的に質問しました。
草にとまっている昆虫探しの様子 地面にいる昆虫を探している様子
今回のイベントに先立って、スタッフがベイトトラップを仕掛けました。
これは、地面と同じ高さに口がくるようにプラスチックコップ等を埋めて、昆虫のえさを入れて放置する方法です。
結果は下記の写真-3・4のとおり、ゴミムシの仲間がたくさん採取できました。
写真-3 設置直後 写真-4 設置2日後
現地での昆虫観察会を終えて、今度は捕まえた昆虫について学ぶために石井河川防災ステーションに移動しました。
今回捕まえることができたのは、下記の一覧表に示す14種類でした。
吉野川で見られる虫についての座学
バッタの羽の特徴で種の見分け方を説明
吉野川で確認された昆虫の標本
座学の終わりに山田先生から、「11月の終わりくらいまでは吉野川の上流・下流でも多くの昆虫が採れます。また、興味のある人は家に帰って昆虫の音や鳴き声を聞いてください。今日はたくさん昆虫が確認でき、知っていただけて良かったです。」との講評をしていただきました。
また、参加者の皆さんからは、「来年もこのイベントしてくれるの?」「吉野川の他の場所の昆虫も知りたいです。」など貴重なご要望をいただきました。
最後に参加者の皆さんと一緒に記念撮影を行い、イベントを終了しました。
H25.10.12(土) 「吉野川の昆虫を観察しよう
吉野川現地(フィールド)講座として初の試みとなる「昆虫」に着目したイベントでしたが、吉野川の河川敷に出かけ、実際に昆虫を見て、手に触れることで吉野川の自然環境を十分に感じていただけたのではないでしょうか。これからも自然豊かな吉野川を皆さんと共に大切にしていきましょう。
2013年09月14日
「とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)」にて防災パネル展示を開催中~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年半が経ちました。また、9月は防災月間です。
この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」及び東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を以下の通り開催します。
○開催場所及び開催期間
開催場所:「とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)」4・6階
開催期間:平成25年9月14日(土)~29日(日) 9時~21時(9月25日(水)は休館
※入場無料
○展示物
・防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」
・東日本大震災の津波により被災した道路附属物
なお、昨年12月から県内17会場にて当該パネル展示等を順次開催し、来場者からは、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
展示風景
展示風景
展示風景
2013年09月13日
建設工学科の学生が夏期実習(インターンシップ)を行いました。
○8月19日(月)~30日(金)の2週間、徳島河川国道事務所において、建設工学科の学生が夏期実習(インターンシップ)を行いました。
○実習期間中は、河川や道路の様々な現場を見学し、国土交通省の役割や事業内容について理解を深めました。また、水生生物調査への参加、水理解析の演習等を行うなど、普段の授業とは異なった体験をしました。
○そして、予めテーマを設定し、実習を通してレポートの作成を行い、最終日には実習報告会を行いました。
2週間の実習の成果を発表した後には、多くの職員から意見・質問が相次ぎ、実習生からも「普段体験することのできない貴重な経験ができた。」「国土交通省のイメージが具体的なものに変わった。」といった感想が聞かれました。
最後には、「しっかりと勉強し、ここに戻ってきたい。」という今後の目標についても述べられ、今回の実習が有意義なものになったのではないかと思います。
2013年09月10日
ミャンマーからの研修生が現場見学
平成25年9月10日(火)JICA主催で実施している「地域における観光振興コース」に関する研修の一環として、ミャンマーからのJICA主催研修員16名を受け入れ、道路事業の講義及びトンネルの工事現場見学を実施しました。
道路事業の講義では、熱心に講義を受け、予定時間いっぱいまでたくさんの質問があがりました。
日本の道路整備、徳島河川国道事務所の道路事業に関する説明
講義に対する質疑応答
工事概要の説明
工事概要の説明
2013年09月03日
吉野川流域講座「私たちの吉野川~川でくらす生きものたち~」を開催
○9月3日(火)に上板町の高志小学校において、3年生児童23名を対象に流域講座「私たちの吉野川~川でくらす生きものたち~」を行いました。
○講座では吉野川の長さや吉野川にすむ生きもの等について紹介しました。子供たちはメモを取ったり、積極的に発言したりととても熱心に受講していただきました。
吉野川の長さについて紹介
吉野川の生きものについて紹介
○講座の最後の質問タイムでは、「吉野川の深さは?」「絶滅危惧種って何種類いるの?」といったたくさんの質問が寄せられ、吉野川や生きものについてとても興味を持っていただけたようでした。
質問タイムの風景
○今回の講座を通して、子供たちが吉野川に興味・関心を持ち、吉野川を大切に思ってくれれば幸いです。
2013年08月18日
~水難事故防止講習会(中流編)を開催しました~
8月18日(日)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(中流編)」が四国三郎の郷付近の吉野川
青石橋上流で開催され、午前の水難事故防止講習会、午後のカヌー体験に38名の親子連れが参加してくださいました。
~水難事故防止講習会(講師:福山平成大学、小谷寛二教授)~
実践講習に先立って小谷先生より“川に入る時の注意事項”の説明がありました。
川は見た目より流れが強く、浅瀬でも流されてしまったらなかなか立つことが出来なくなり、川底の石で尾てい骨を折る恐れがある。等の説明がありました。
また、吉野川本流での講習という事もあり、参加者全員が真剣に聞いていました。
その後、川に入り、流れる練習をしました。 おしりを持ち上げるように浮き、尾てい骨を打たないように姿勢をとります。
最初はなかなか正しい姿勢が取れませんでしたが、繰り返し練習することによって理想に近い姿勢が出来るようになりました。
その後ライフジャケットを脱ぎ、ペットボトルを使っての救命講習も行われました。
ペットボトルは、おへその辺りにキャップがくるように両手でしっかりと持ちます。
そのあと、川を渡って救命に行く(逃げる)場合に、円陣を組んで歩く方法も学びました。足を取られた時、一人だと転倒するが、多人数になるほど流されにくくなるとの説明を受けて、大人も子供も実践しました。
つづいて、スローロープを使った救助講習が行われました。
救助される時はロープを救助者と反対側の肩に持ち、両こぶしは離して持つ。との説明があり、先生の実演が行われました。
子供同士の練習のあと、実際に保護者が子供を助ける実演を行いました。先生の「次は自分の親を助けてみよう。」の言葉に保護者は不安な様子でしたが、ほとんどの子供達が練習のとおりにスローロープを投げる事ができていました。
保護者が子供を救助する訓練
子供が保護者を救助する訓練
陸に上がり、パネルを使って川の危険な場所などの座学講習が行われたあと、“川に行く時の注意”を全員で先生に続き大きな声で復唱し午前の水難事故防止講習会を終了しました。
~カヌーに乗ってみよう(指導:AMEMBO)~
昼食のあと、カヌー体験を行いました。 四国三郎の郷の下にある河原でカヌーの乗り方や注意を受けたあとそれぞれがカヌーに
乗り込み約1時間、吉野川の美しさを満喫しました。また、上流の浅瀬では、子供達がカヌーを降りて水遊びを楽しみました。
パドルの使い方の練習
吉野川の美しさを満喫
暑い中のイベントでしたが、参加者からは「楽しかった。」「また参加したい。」等のお声をいただきました。ありがとうございました。
今回のイベントを通して、川で安全に遊ぶ方法を学び、自然の美しさを感じていただきました。これからも、水辺で遊ぶときはライフジャケットを着用し、楽しく安全に自然と親しんでください。
※写真の使用に関しては、参加者の同意を得ています。
このイベントは 一般財団法人四国クリエイト協会の助成金の交付を受けて実施しました。
2013年08月17日
吉野川の干潟観察にいってきました
8月17日(日)に第2回「吉野川現地(フィールド)講座(干潟観察会)」を、吉野川下流南岸河川敷の干潟で開催しました。
講師に河川・渓流環境アドバイザーの酒井 勝司(さかい かつし)先生を迎えて、30名の参加者に干潟観察についてのご指導をしていただきました。
酒井
勝司先生
〈 吉野川の干潟観察会イベント内容 〉
・吉野川の底生動物や、その他の様々な生き物について
・干潟観察会
・顕微鏡を使っての観察会
・カニについてのクイズ
・酒井先生の講評
酒井先生は吉野川の底生生物についての説明に加えて、世界最大のカニである「タカアシガニ」など普段あまり目にしない標本を披露してくださいました。
タカアシガニの標本
当日は、雲が太陽の日差しをさえぎって観察しやすい天候となりました。干潟では多くのカニが姿を見せており、より詳しく観察するために参加者全員でカニを捕まえる事にしました。
ほとんどのカニは人が近づくと素早く巣穴に逃げ込み、最初はなかなか捕まえる事が出来ませんでしたが、アミを使ったり巣穴から出てくるのを待ってみたりと参加者各々が工夫しました。
今回捕まえることができたのは、「アシハラガニ」・「シオマネキ」・「ハクセンシオマネキ」・「カクベンケイ」・「ケフサイソガニ」の5種類でした。
干潟観察状況
シオマネキ
カニをテントに持ち寄ると、酒井先生が「吉野川のカニ類ガイドブック」を使って、姿や習性について分かりやすく説明してくださいました。
また、顕微鏡を使用した観察ではカニの表面などを詳しく確認することが出来て、参加者はより一層興味を持った様子でした。
ガイドブックでの説明状況
顕微鏡での観察状況
カニのクイズをみんなで行いました。
カニのクイズ実施状況
カニのクイズ
観察後、カニは参加者により元の干潟に戻されました。
参加者からは、「楽しかった。」、「観察会にまた参加したい。」、「もっとカニを見ていたい。」など貴重な感想をいただきました。
カニを元の干潟に戻す参加者
本講座の最後に酒井先生は、「天候に恵まれ、皆さんよく観察してくれました。このような観察を通じて、自然に親しんで下さい。」と講評してくださいました。
今後もこのような機会を通して、多くの方々に吉野川のことをより深く知っていただきたいです。
2013年08月10日
「まぜのおかオートキャンプ場」にて防災パネル展示を開催中~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年が経ちました。この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで、地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフ巨大地震へ備えるため、四国地方整備局にて新たに作成した防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」及び東日本大震災の津波により被災した道路附属物の展示を以下の通り開催します。
■開催場所及び開催期間
開催場所:まぜのおかオートキャンプ場内 センターハウス及び徳島県立南部防災館
(徳島県海部郡海陽町浅川字西福良43)
開催期間:平成25年8月10日(土)~29日(木) 9時~17時
ただし、徳島県立南部防災館は、毎週月曜日休館
※無料
■展示物
・防災パネル「来るべき巨大地震に備えて」
・東日本大震災の津波により被災した道路附属物
なお、昨年12月から県内16会場にて東日本大震災に関するパネル展示を順次開催して参りました。来場者からは、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いてきています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
センターハウスにおける展示風景
センターハウスにおける展示風景
徳島県立南部防災館における展示風景
2013年08月06日
吉野川流域講座「吉野川の概要について」
8月6日(火)に北井上中学校において、中学生6名を対象に、吉野川流域講座「吉野川の概要について」を実施しました。
本講座では、吉野川の概要や洪水の歴史、洪水への備えなどについての説明が行われました。また、パックテストでの簡易水質測定、ハザードマップを使って周辺の避難所の位置・避難ルート等の確認を行いました。
中学生の皆さんにはとても真剣に聴講いただき、水質測定・ハザードマップについても興味を持っていただけたようでした。
今回の講座を通して、身近にある吉野川について歴史、洪水、防災など様々な視点から関心をより一層深めていただけたらと思います。
2013年08月04日
水難事故防止講習会(上流編)を開催しました
8月4日(日)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(上流編)」が早明浦ダム・吉野川水系汗見川で開催されました。
28名の親子連れの参加者が早明浦ダムを見学後、水難事故防止講習会を受講しました。
鮎喰川梁瀬橋下流の下流編に引き続き、福山平成大学の小谷寛二教授にご指導していただきました。
座学講義では「川のきけんなところ」、「もしおぼれそうになったら・・・」、「正しい服装」など、川で遊ぶうえで大切な事をたくさん学びました。
またスローバックを使った講習では、おぼれている人だけではなく助ける人も冷静な対応が必要であることが分かりました。
座学講義 スローバックの使い方
午後からは、汗見川で野外講習を行いました。
まずは参加者全員がライフジャケットを着用して、十分な準備運動を行いました。
ライフジャケットの着用 準備運動
ついに川に入っての実技講習です。まずは、川に流されてしまった時の浮き方や流され方を学びました。
浮き方の実演 流され方の練習
次にペットボトルを使った講習を受けました。
浅瀬とはいえライフジャケットを脱いでの練習に、子ども達は少し緊張した表情をみせながらも、すぐにコツを得て上手に浮かびました。
ペットボトルを使って浮く練習
スローバックの講習に差し掛かったところで、雨が降り出しそうな天候になったので、一旦講習を中止して近くの屋根のある広場に移動しました。
間もなく雨が降ってきましたが、危険が伴う前に安全な場所に移動することが出来ました。午前中の講義で約束した「危ないと感じたらやめる勇気をもとう」という教訓が生かされました。
スローバックの講習は、投げ方や紐の収納方法などを学びました。
初めて扱う方がほとんどでしたが、一生懸命に練習して正しい使い方を身につけました。
スロ-バックの投げ方の実演 スローバックの紐の収納
途中、天候の変化により演習会場を移動するアクシデントがありましたが、より本講習の重要性を知ることができました。
今後も多くの方々に、安全に楽しく川と親しんでいただけるように、水難事故防止に関する正しい知識と心構えをお伝えしてまいります。
2013年07月26日
2013吉野川フェスティバルが開催されました~川と親しみ、川の魅力を語り、川と遊ぶための3日間~
7月26日(金)~7月28日(日)にかけて、吉野川グラウンド(吉野川橋南岸河川敷広場)にて、「川と親しみ、川の魅力を語り、川と遊ぶための3日間」をテーマとした2013吉野川フェスティバルが開催されました。
今年で25回目となる吉野川フェスティバルは、地元NPOや行政機関からなる吉野川フェスティバル実行委員会が中心となり毎年夏に開催しています。開催期間中はライブやダンス、花火、阿波踊り、吉野川の川めぐりなど魅力いっぱいのイベントが繰り広げられ、多くの来場者で賑わいました。
徳島河川国道事務所ではトンネル点検車の搭乗体験、地震・津波に関する防災・減災パネル展示や災害対策機械である照明車の展示などを実施しました。トンネル点検車は400人以上の方々が搭乗体験され、パネル展示とあわせて事務所PRに務めました。
トンネル点検車搭乗体験 パネル展示
27日(土)早朝には、ゴミゼロのエコイベントを目指して吉野川クリーンアップ大作戦が実施され、参加された皆様は熱心に清掃活動を行いました。環境に配慮してゴミ収集箇所で資源ゴミの分別に取り組みました。清掃結果は燃えるゴミ2立方メートル、燃えないゴミ2立方メートル、資源ゴミ(ペットボトル・缶・ビン)各1立方メートルとなりました。
清掃状況 資源ゴミ
○資源ゴミ分別状況
ペットボトル・缶・ビン
また同日の夕方に「三大河川のお国自慢対決」が行われました。3大暴れ川である利根川・筑後川・吉野川が2012年9月に兄弟縁組をして以来、徳島に集うのは初めてです。各お国自慢話や阿波踊りも披露され会場は大盛り上がりでした。これからもこういった交流の機会を大切にして、お互いの魅力を高め合えればと思います。
開催3日間をとおして、ご来場いただいた方々からたくさんの笑顔を拝見することができました。皆様と一緒に美しい吉野川を大切にして、これからも魅力いっぱいの吉野川フェスティバルを盛り上げていきましょう。
2013年07月22日
川の生き物たちが教えてくれる ~水生生物で河川の水質を調べました~
○ 水生生物の生息状況を調べることによって、水質の簡易評価を行いました。
○ 7月2日(火)に穴吹新橋付近、7月9日(火)に美馬橋下流、7月22日(月)に学島橋下流で実施しました。
○ 講師には小藤美樹先生(穴吹新橋付近)、徳山豊先生(学島橋下流、美馬橋下流)、川越幸一先生(美馬橋下流)にお越しいただき、穴吹小学校・重清西小学校・三庄小学校の児童や一般参加者を含め、参加総数79名の方々と一緒に河川の水質状況を確認しました。
○ 参加者は川の中で大小さまざまな川底の石を持ち上げて、水生生物を採取しました。調査結果はいずれの調査場所でもカワゲラやヒラタカゲロウといった「きれいな水」に住む水生生物が確認されました。
○ 今回の水生生物による簡易調査を体験された皆様には、「もっといろいろな生きものを見てみたい」「川で遊んだり、生物調査をまたしたい」「川がすごくきれいだった」など、貴重なご意見をいただきました。
○ 今回見つけた生き物たちがこれからも住み続けられるように、みんなで河川を大切にしていきましょう。
2013年07月21日
水難事故防止講習会(下流編)を開催しました
7月21日(日)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(下流編)」が鮎喰川梁瀬橋下流で開催されました、午後の部では約30名の親子連れが福山平成大学の小谷寛二教授の指導のもと、水難事故防止について学びました。
川の中に潜む危険な箇所の説明、川へ行く時の注意点、救命に使うスローバックの使用方法等について、パネルを見ながら学習し、水遊びの時は「ライフジャケット着用が原則!!」とした講習が行われました。
その後実際に川に入って、流されたときの体勢の取り方を学びました。
救命に使うスローバックの投げ方の実技指導
救助される側においても、ロープの握り方や、救助者と反対側の肩でロープを持たないと、引っ張られる時に体勢を崩して腹這いになってしまい、川底の障害物でおなかを切ってしまう。など実際の体験にもとづく方法について学びました。
大人が子供を救助する実技の後、子供達も大人を救助する実技を行いました。最初は上手くいかなかった子供達も小谷先生の指導で上手に投げられるようになってきました。
身の回りにある物を使って救助する方法も学びました。ペットボトルは、おへその位置で持つと大人でも浮くことが出来ることを確認しました。
「水難事故を無くしたい」という小谷先生の思いが伝わって、子供達の眼差しが真剣になってくるのが手に取るようにわかりました。
厳しい中にもユーモアのある講義をありがとうございました。
午前中に行われた、おさかな博士の川魚かんさつにおいて、「カジカの小卵型」が吉野川水系鮎喰川では40年ぶりに発見されました。
(徳島県立博物館自然課長、佐藤陽一
先生 談)
この発見を機に多くの人が川に関心を持ち、川をきれいにする心と水難事故に対する正しい知識を身につけ、安心して遊べる環境づくりをしていきましょう。
2013年07月16日
つるぎ町「織本屋」において東日本大震災に関するパネル展示を開催中~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年が経ちました。この大災害の記憶と教訓を市民の方々と共有することで地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフの巨大地震へ備えるため、東日本大震災に関するパネルや津波による被災物の展示を以下の通り開催しています。
■開催場所及び開催期間
開催場所 : つるぎ町「織本屋」
開催期間 : 平成25年7月16日(火)~30日(火) 9時~17時
ただし、17日(水)は休館
※無料
※今回のパネル展示は、つるぎ町の防災用品展示会に併せて開催するものです。
■展示物
・東日本大震災に関するパネル
・津波被災物
なお、当該パネル展示につきましては、昨年12月から県内15会場にて順次開催してきており、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いてきています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
展示風景
展示風景
「織本屋」外観
2013年07月13日
平成25年度 吉野川現地(フィールド)講座、 第1回「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」開催
平成25年7月13日(土)、第1回
吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」を吉野川河口干潟(1k/0付近の中洲)で実施しました。
開催にあたって徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生に指導員としてご協力いただきました。
今回の講座では外来植物であるナルトサワギクの生態や、在来種の生育環境を守るために外来植物の駆除作業が必要である事などを説明していただきました。
参加者の皆様には、猛暑にもかかわらず熱心にナルトサワギクの駆除作業を行っていただきました。その結果、前回総重量を40キロも上回る約370キロ、ゴミ袋で117袋のナルトサワギクを駆除する事ができました。
また、参加者の皆様から「外来植物の生態を知る良い機会となった。」、「暑かったけど、少しでも吉野川の役に立つ事ができて良かった。」、「機会があれば、また参加したい。」などのご意見をいただきました。
今後もこのような機会を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川愛護を呼びかけていきます。参加者の皆様、ありがとうございました。今後も河川愛護にご協力よろしくお願いします。
2013年07月07日
平成25年度 第1回アドプト・プログラム吉野川
7月7日(日) 平成25年度 第1回アドプト・プログラム吉野川
平成25年度、第1回目の「アドプト・プログラム吉野川」が実施されました。当日は曇りで、国土交通省のメンバーも含め、34名の方に集まって頂き、アドプト登録区間を清掃することができました。みなさんの頑張りで、燃えるゴミ18袋、燃えないゴミ5袋、資源ゴミ2袋を集めることができました。本当にお疲れさまでした。
今回、懇親会を行う談話室に先約があったため、残念ながら懇親会は中止になりましたが、作業の終わったみなさんにはペットボトルで冷たいお茶などをお配りさせて頂きました。
次回開催日は11月2日(土)に実施する予定ですが、堤防除草の時期次第で日程を変更する可能性があります。後日、リバーキーパーズイベント通信で次回の開催日などについてご案内させていただきますので、みなさんのご参加お待ちしております。
2013年07月01日
徳島県庁にて東日本大震災に関するパネル展示を開催中~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年が経ちました。この大災害の記憶と教訓を県民の方々と共有することで地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフの巨大地震へ備えるため、東日本大震災に関するパネルや津波による被災物の展示を以下の通り開催しています。
■開催場所及び開催期間
・徳島県庁1階県民ホール
平成25年7月1日(月)~12日(金)
開催時間8:30~17:00
※土・日曜日は閉庁日です。
※無料
■展示物
・東日本大震災に関するパネル
・津波被災物
なお、当該パネル展示につきましては、昨年12月から県内14会場にて順次開催してきており、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いてきています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
展示風景
展示風景
2013年06月04日
徳島インターチェンジの入口位置が変わりました。~ 誤進入にご注意下さい! ~
国土交通省徳島河川国道事務所と西日本高速道路(株)徳島工事事務所は、徳島I C ~ 鳴門J C T 間の開通 (平成26年度予定)にあわせ、徳島インターチェンジの関連工事を行っております。6月4日(火)朝6時に徳島自動車道への入口を切り替えましたので、通行される際はご注意ください。
※徳島料金所の位置が徳島本線(旧料金所)から徳島ICに変わりました。旧料金所では止まらず通行してください。
《11号徳島市内より徳島自動車道への進入口》
《11号鳴門市内より徳島自動車道への進入口》
《封鎖した11号徳島市内より徳島自動車道への入口》
2013年06月01日
「アスティとくしま」にて東日本大震災に関するパネル展示を開催しています ~来るべき南海トラフ巨大地震に備えて~
東日本大震災から2年が経ちました。この大災害の記憶と教訓を市民の方々と共有することで 地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフの巨大地震へ 備えるため、東日本大震災に関するパネルや津波による被災物の展示を以下の通り開催しています。
■開催場所及び開催期間
・「アスティとくしま」ときわプラザ(フレアとくしま)
2階展示ギャラリー
平成25年6月1日(土)~27日(木)10:00~18:00
※6月18日(火)は休館日です。
※無料
■東日本大震災に関するパネル及び津波被災物
なお、当該パネル展示につきましては、昨年12月から県内13会場にて開催しており、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について 色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
展示風景
2013年05月26日
藍住町にて東日本大震災に関するパネル展示を開催しました
東日本大震災から2年が経ちました。この大災害の記憶と教訓を市民の方々と共有することで地域の防災力を高め、四国において、近い将来に発生するとされている南海トラフの巨大地震へ備えるため、東日本大震災に関するパネルや津波による被災物の展示を以下の通り開催しました。
■開催場所及び開催期間
・藍住町立藍住東小学校体育館
平成25年5月26日(日)9時~11時 防災訓練にて展示
・藍住町役場1階町民ホール
平成25年5月27日(月)~31日(金)
■東日本大震災に関するパネル及び津波被災物
なお、当該パネル展示につきましては、昨年12月から県内11会場にて開催しており、「損傷した標識等を(実際に)見てテレビでは分からなかった津波の破壊力を実感した。」、「防災について色々考えていかなければという思いです。」などの感想を頂いています。
引き続き、県内各地においてパネル及び津波被災物の展示を開催していく予定です。
藍住町役場における展示風景
藍住町立藍住東小学校における展示風景
2013年05月12日
平成25年度 吉野川水防演習が開催されました~守ろうふるさと みんなの力で~
◇はじめに
5月12
日(日)、吉野川での「水防演習」が、徳島県三好市三野町芝生地先の吉野川左岸河川敷にて、流域四市町の関係者や関係機関約44 団体 600
人、見学者等を含め総勢 1,300 人の参加により実施されました。
水防演習は、水防関係機関の技術向上・士気の高揚及び地域住民の意識を深める目的で実施しており、吉野川を会場として実施するのは今年で7回目となります。
当日は、天候に恵まれた演習となりました。
演習は、超大型で猛烈な台風の大雨による洪水時を想定し、午前 9 時、三好市連合消防団長(指揮者)の「集まれ」の号令により開始されました。
開会式の様子
◇水防訓練
水防工法とは、主に堤防の異常に際し、いち早く保護、補完、補修等を加えることで、水害を未然に防ぐ、あるいは最少限に抑えるための、さまざまな技術のことです。
実践の中で進化・伝承されてきたその技法は約40種類にもおよび、その大半は緊急時に実際に役立つように、比較的簡単に手に入る資材・器材を用いて人力で施工できる仕組みになっています。
今回の演習では、吉野川における地形や環境、特性を考慮した工法を重点的に訓練しました。
◇準備工
“土のう作り”は、水防工法の基本となる“土のう”を大量に作る作業です。スコップで6、7杯の土を入れると袋の8割程度になり、その重さはおよそ30キログラムとなります。土を詰め終えたら、袋の端に出ているひもを引いて袋の口をしぼります。
口の回りを2、3回まわして、ひもの口を上から下へ通し、ひもを下に強く引いてしぼると完成となります。
“土のう造成機”は、河川の異常出水時に堤防の、洗掘、越水、漏水等を未然に防ぐために用いられている土のうを1時間におよそ200個製造可能です。
機械は四国技術事務所から運搬し、国土交通省が訓練に参加しました。
井川町水防班・山城町水防班による土のう作り(左写真)
国交省水防班等による土のう造成機による土のう作り(右写真)
杭ごしらえ”は、水防工法に使用される杭を大量に用意するため、長さがおよそ1.2メートル、直径10センチ程度の丸太の先端をとがらせる作業です。2人1組で作業し、1人が丸太を持ち、もう1人が丸太の先端を15から20センチ程度、杭先に1辺3センチ程度の三角形が残るように3面を削り、杭をつくります。
脇町水防班・穴吹水防班による杭ごしらえ
“大型土のう作り”は、バックホウを使用し作成します。この大型土のう1個の重さは、およそ2.5トンになります。
徳島県建設業協会による大型土のう作り
“竹尖げ”は、水防工法に使用される多量の青竹をとがらせる作業で、鎌を台座に備え付け、それに添わせた竹を3人で息を合わせて引くことにより、竹を斜めに切り落とします。割れを防ぐ為に、竹の先端には節を残します。
三野町水防班・美馬町水防班による竹尖げ
◇法くずれ対策工
“木流し工”は、重し土のうをつけた枝葉の多い木を、堤防の削られているところへ流し入れることで、当たる水の勢いを弱め、堤防が崩れるのを防ぎます。
徳島県水防班による木流し工
“竹流し工”は、重し土のうをつけた青竹を、堤防の削られているところへ流し入れることで、当たる水の勢いを弱め、堤防が崩れるのを防ぎます。
池田町水防班による竹流し工
“水防マット工”は、マットにポケット状の袋が着けてあり、上から石や土のうを投入し、洗掘された箇所を覆い、堤防への水の浸入を防ぎます。
東みよし町水防班による水防マット工
“シート張り工”は、重し土のうをつけたシートを堤防の削られているところへ垂れ降ろすことで、堤防が崩れるのを抑え、水の浸水を防ぎます。
東みよし町水防班・半田町水防班によるシート張り工
“ブロック張り工”は、不織布製フィルターシートにブロックを付着固定した製品をラフタークレーンで吊り上げ、法面に直接敷設し、川表の洗掘・法くずれを防止するものです。
徳島県建設業協会によるブロック張り工
◇漏水対策工
“月の輪工”は、堤防の人家側で、堤防に近い場所が漏水し、水が噴き出している場合に用いる工法で、土のうを半月型に積み、鉄の杭などを刺して補強します。その中に水をため、その水圧で水の圧力を弱め、漏水口が拡大することを防ぎます。中に溜まった水は、パイプあるいは「とい」などを設けて、なるべく堤防から離れたところへ流します。
脇町水防班・穴吹水防班による月の輪工
“釜段工”は、堤防の人家側の小段あるいは法先の平地から漏水がある場合に、小段、法先の平地部に土のうを円形に積む工法です。土のうの積み上げ方、補強の方法、排水の方法などは全て、月の輪工と同じ方法で行います。
貞光水防班による釜段工
◇決壊対策工
“捨て土のう工”は、川側の堤防法面が、洪水により欠損や深掘れをしているときに、土のうまたは捨て石などを投入し、欠損部分や深掘れ箇所を保護する工法です。
国交省水防班等による捨て土のう工
◇亀裂対策工
“五徳縫い工”は、堤防の人家側の法面や小段に亀裂が生じた時に、竹の弾力を利用し、割れ目の拡大を防ぐ工法です。使用する竹の本数により、3本建てと4本建ての2通りがあります。3本建ての場合は、亀裂箇所をはさんで1辺がおよそ1メートルの三角形をつくり、4本建ての場合は、亀裂箇所をはさんで1辺がおよそ1メートル20センチ四方の四角形となる位置に青竹を建てこみます。そして、その青竹を結び合わせ、その結び目の上に重し土のうを載せます。堤防がゆがんでいる時や亀裂がひどい時には、土のうを置いて、その上から竹を差し込みます。
美馬町水防班による五徳縫い工
“篭止め工”は、堤防の人家側の法面や小段において、亀裂や崩壊が起こりそうな場合、法面に対して直角に杭を打ち込み、その杭を竹や番線で結束し、各杭の天端側に土のうを乗せて堤防法面や小段の亀裂や崩壊を防ぐものです。
三野町水防班による篭止め工
◇越水対策工
“積み土のう工”は、堤防の上で、川側の縁に土のうを積み上げる工法で、補強のため川側の土のうには鉄筋杭を刺します。構造が簡単で、汎用材料で作製できます。止水の役割は、主に中詰め材が受け持ちます。
※ 訓練は高水敷で、実施しました。
木屋平水防班・一宇水防班・西祖谷水防班・東祖谷水防班による積み土のう工
“改良積み土のう工”は、積み土のう工法の改良型で、中詰め材を省略する替わりにブルーシートなどで止水の役割を受け持たせる工法です。中詰め材を省略したぶん、施工性が向上しています。
井川町水防班・山城町水防班・東みよし町水防班による改良積み土のう工
“積みブロック工”は、あらかじめ製作し、備蓄しているコンクリートブロックを、クレーンで堤防上に敷き並べる工法です。
徳島県建設業協会による積みブロック工
“大型土のう工”は、あらかじめ製作している大型土のうを、クレーンで堤防上に敷き並べる工法です。
徳島県建設業協会による大型土のう工
◇簡易水防工法など
一般参加者に水防工法をより身近に感じてもらうため、実際に土のうを作ったり、ロープワークを体験できるコーナー、家庭などにあるゴミ袋や段ボールなどを使ってできる簡単な水防工法や、地震、降雨、土石流などの災害を実際に体験できるコーナーなどで、ご来場いただいたたくさんの皆様に体験していただきました。
また、災害対策車両にも来場された方に乗車していただきました。
家庭でできる水防工法体験・ロープワーク体験
◇緊急災害対策派遣訓練
大雨によって内水はん濫が発生し、徳島県から国土交通省へ緊急災害対策派遣隊(通称:TEC-FORCE)の派遣要請がありとの想定のもと、派遣隊により被災状況調査及び浸水した水の排除訓練を実施しました。
TEC-FORCEによる緊急災害対策派遣訓練
排水ポンプ車による内水排除訓練
◇人命救助訓練、ライフライン復旧訓練
河川の増水により孤立者ありとの想定で、県警による救命索での人命救助訓練が実施されました。
また、電話回線と送電に障害が発生しているという想定でポータブル衛星を使用した電話回線の復旧訓練、移動電源車と移動無線基地局車両を使用した携帯電話回線復旧訓練、配電線の復旧訓練も関係機関の参加により実施されました。
県警による人命救助訓練(左写真)、NTTによる電話回線の復旧訓練(右写真)
NTTドコモによる携帯電話回線復旧訓練(左写真)、四国電力による配電線の復旧訓練(右写真)
◇避難訓練、救護訓練
避難訓練では、地元の自主防災会や王地小学校児童 に参加して頂き、洪水により既存の橋が流出し対岸
に取り残された住民が救助を求めているという想定のもと、陸上自衛隊が仮設橋を架け、その仮設橋を渡って避難を行いました。
自主防災会による避難所設営(左写真)、三好警察・自主防災会・王地小学校児童による避難訓練(右写真)
日赤による救護訓練
◇被災者搬送訓練
孤立地区に要救助者ありとの想定で、陸上自衛隊による搬送訓練を行いました。
救助された住民の中に負傷者がいるとの想定で、救急車による搬送も行いました。
緊急治療が必要な重症患者発生との想定で、徳島県ドクターヘリ、みよし広域連合消防本部による被災者搬送訓練を行いました。
ヘリコプターによる被災者搬送・自衛隊救急車での搬送
ドクターヘリ・みよし広域連合救急車による重傷者搬送
◇おわりに
これからも吉野川流域の堤防等の治水施設の整備を進めるとともに、国土交通省、県、市町村、地域住民の連携を強固なものとし、一体となって水防体制の整備や強化を図ることが、毎年発生している台風や近い将来予想されている南海地震等による災害を最少にとどめることにつながっていくと考えています。
閉会式の様子
尚、本演習で、ご尽力いただいた下記関係機関の皆様に深くお礼申し上げます。
美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町の各消防団、徳島県、徳島地方気象台、陸上自衛隊 第14旅団 第15普通科連隊、第14施設隊、第14飛行隊、徳島県警察 災害派遣隊、三好警察署、美馬市消防本部、美馬西部消防組合 消防本部、みよし広域連合 消防本部、美馬市穴吹町 三島地区中村自主防災会、美馬市穴吹町 三島地区西分自主防災会、三好市三野町 清水地区自主防災会、三好市三野町 加茂野宮地区自主防災会、関西広域連合 広域医療局、徳島県立中央病院、日本赤十字社 徳島県支部、徳島県赤十字バイク奉仕団、赤十字防災ボランティア、三好市立王地小学校、一般社団法人 徳島県建設業協会、一般社団法人 徳島県トラック協会、西日本電信電話株式会社 徳島支店、株式会社NTTドコモ四国支社 徳島支店、ドコモエンジニアリング四国株式会社 徳島テクニカルセンタ、四国電力株式会社 池田支店、株式会社四電工 徳島支店、一般財団法人 河川情報センター、一般社団法人四国クリエイト協会、四国地方防災エキスパート。