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2024年01月14日

【令和5年度 第2回吉野川現地(フィールド)講座】 吉野川歴史探訪~吉野川の洪水遺跡を自転車で巡ろう!~を開催しました

かつて吉野川は「暴れ川」と呼ばれ、吉野川流域に暮らす人々は、氾濫を繰り返す川と闘い、川とともに生きようとしていました。普段、私たちがなにげなく通っている吉野川流域には、吉野川の洪水の歴史と、先人たちが水と闘ってきたことを記録した遺跡、犠牲者を供養する石造物等が、今でも数多く残されています。

これらの洪水遺跡を自転車で巡る「令和5年度 第2回 吉野川現地(フィールド)講座 吉野川歴史探訪」を令和6年1月14日(日)に開催したところ、12名にご参加者いただきました。参加者は、さわやかな冬晴れのもと、名西郡石井町~徳島市国府町周辺に残る洪水遺跡や旧堤防を、徳島河川国道事務所の職員による説明を聴きながら自転車で巡りました。

 

   

2023年09月10日

【令和5年度 第1回吉野川現地(フィールド)講座】 干潟観察会~シオマネキを見つけに行こう!~を開催しました

令和5年9月10日(日)に吉野川河口干潟で、シオマネキなどを観察する干潟観察会を開催しました。

講師には、元四国大学教授の篠宮幸子先生をお迎えし、5組17名の親子連れらが干潟に生息する生き物を探した後、捕まえた生き物を観察したり、名前を調べたりして、シオマネキ、ヤマトオサガニなど9種類の生物を確認することができました。短い時間でしたが、吉野川の自然の豊かさを体験していただくいい機会になりました。

    

    

Posted by at 3:28 午後
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記事の分類: R5年度, リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座

2020年12月19日

令和2年度 第2回 吉野川現地(フィールド)講座~ナルトサワギク抜き取り~を実施しました。

令和2年12月19日(土)に吉野川河口干潟で自生する在来種の海浜植物であるハマヒルガオやコウボウシバなどの生息地を守るために、講師の木下先生(徳島県植物研究会 会長)、一般参加者11名、スタッフ11名の総勢23名で特定外来種であるナルトサワギクの抜き取り作業を行いました。

抜き取り作業を始めるにあたり、木下先生よりナルトサワギクの由来や河口干潟の現状についてご説明いただき、参加者の皆様には、在来種の海浜植物の生息地を守る重要性などを学んでいただきました。

その後、全員で抜き取り作業を行い、約1時間でゴミ袋72袋分のナルトサワギクを抜き取ることが出来ました。

  今後も継続して特定外来種の駆除を行い、在来種の海浜植物の生息地を守るとともに、講座を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川環境の愛護を呼びかけて参ります。参加者の皆様、ありがとうございました。

【動画】当日の講座・抜き取り作業の様子(←こちらをクリックしてご覧ください)

※船で新町係船場から吉野川河口干潟へ移動中に、普段では見る機会が少ない吉野川橋や阿波しらさぎ大橋の裏側を真下から見える貴重な体験が出来るのもこの講座の醍醐味です!!

 

  

Posted by at 10:37 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, R2年度

2020年11月15日

令和2年度 第3回吉野川現地(フィールド)講座~吉野川歴史探訪~を開催しました。

11月15日(日)、吉野川現地(フィールド)講座~吉野川歴史探訪~を開催しました。

このイベントは、かつて「暴れ川」と呼ばれ、氾濫を繰り返していた吉野川流域に住む人々が残した「洪水遺跡」を自転車で巡りながら、吉野川の歴史や、川とともに生きようとした先人の想い・知恵を学び、水害を我がこととしてとらえるきっかけにしてもらうために実施しています。

当日は、さわやかな秋晴れに恵まれ、参加した5組8名は、石井地区河川防災ステーション~第十堰までの区間にある5つの「洪水遺跡」を、説明を聞きながら巡りました。

参加者からは「長年この近くに住んでいるが、このような洪水遺跡があったのは全然知らなかった。今日はいい勉強ができた」「田中家の屋根が船になるという話を聞いてすごいと思った」などの感想をいただきました。

今後もこのようなイベントを通して、地域に残る洪水の歴史を広く知っていただき、一人でも多くの人に吉野川に関心を持っていただけるよう、取り組んでいきたいと思います。

  

Posted by at 1:01 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, R2年度

2020年09月27日

令和2年度第1回吉野川現地(フィールド)講座~シオマネキを見つけに行こう!~を開催しました。

9月27日(日)に「第1回吉野川現地(フィールド)講座  干潟観察会~シオマネキを見つけに行こう!~」を吉野川下流南岸の吉野川河口干潟で開催し、12組、32名の方々に参加いただきました。

本講座は、絶滅危惧種であるシオマネキなどの貴重な生物を採取して観察し、吉野川の環境について興味を高め、楽しく学んでいただくことを目的としています。

講師には、四国大学の篠宮幸子先生をお招きし、「どんな種類の生き物がどんな所にいるかを確認してみましょう」「石をどかした場合は元の位置に戻しましょう」等、干潟観察の指導を行っていただきました。

  今年もたくさんの生き物を見つけることができ、シオマネキやハクセンシオマネキ等のカニ類、テッポウエビ、トビハゼ等、計11種類を確認することができました。

参加された方からは、「初めてシオマネキを見ることができたので嬉しかったです」「子どもが夢中になってカニを捕まえてくれました」等の嬉しい感想をたくさんいただきました。

 今後も、吉野川の魅力や、干潟を守る事の大切さ等を、イベント等を通して楽しくお伝えしていきたいと思います。

 

 

Posted by at 2:56 午後
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記事の分類: 吉野川現地(フィールド)講座, R2年度

令和元年度第2回吉野川現地(フィールド)講座~シオマネキを見つけに行こう!~を開催しました。

 9月28日(土)、吉野川現地(フィールド)講座  干潟観察会~シオマネキを見つけに行こう!~を、吉野川下流南岸の吉野川河口干潟で開催し、親子連れを含む23名の方々に参加いただきました。
  講師には、四国大学の篠宮幸子先生をお招きし、干潟観察の指導を行っていただきました。
  本講座は絶滅危惧種であるシオマネキなどの貴重な生物を採取して観察し、吉野川の環境について興味を高め、楽しく学んでいただくことを目的としています。
  当日は天候にも恵まれ、干潟で多くの生き物を見つけることが出来ました。シオマネキやハクセンシオマネキ等のカニ類や、テッポウエビ等のエビ類も見つけることができ、全部で10種類が確認できました。
  参加された皆さんからは、「すごく大きいカニが取れたよ!」「来年も絶対に来たい!」などの嬉しい感想をたくさんいただきました。
  今後も、このような体験を通じて、一人でも多くの方々に吉野川の魅力をもっと知っていただけるように、活動を続けていきたいと思います。


篠宮先生の講義の様子


干潟観察の様子


実体顕微鏡を使って観察する様子
 

Posted by at 1:16 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, R元年度

2019年05月12日

第5回美馬市水辺の楽校春祭りにて、 フィールド講座などのイベントを行いました。

 令和元年5月12日(日)に美馬市水辺の楽校春祭り実行委員会の主催により、『第5回美馬市水辺の楽校春祭り』が中鳥川公園周辺で開催され、国土交通省  徳島河川国道事務所は、令和元年度 第1回吉野川現地(フィールド)講座  「野鳥観察会」、「トンネル点検車搭乗体験」、「ロープワーク講習」を行いました。

「野鳥観察会」は、講師に福田 和恵(ふくだ  かずえ)先生(日本野鳥の会・徳島県支部)をお招きし、16名の参加された皆様に野鳥観察の指導を行っていただきました。
  まず、先生から野鳥の特徴について、野鳥の写真やテープで鳥の鳴き声を聴きながら詳しく説明していただきました。その後、参加者の皆さんと一緒に吉野川沿いへ移動しながら、双眼鏡やフィールドスコープを使って様々な野鳥を観察しました。
  観察できた鳥は下記の14種類です。
  ヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、ウグイス、メジロ、ハシブトガラス、ホオジロ、トビ、カワウ、セッカ、ダイサギ、アオサギ、ハシボソガラス、セグロセキレイ

「トンネル点検車搭乗体験」では、約80名の方々に参加していただきました。搭乗者からは「こんな高いところで作業をすることに驚いた」「普段乗ることの出来ない機会なので貴重な経験になった」などの感想をいただきました。
  また、今回は「ロープワーク講習」も行い、参加者からは「いざ、という時のためにも家で繰り返し練習して覚えたい」などの感想をいただき、防災意識を高めることができたと思います。
  当日は天候にも恵まれ、多くの方々がイベント会場に足を運んでくださいました。今後も自然学習などを通じて吉野川に親しみを持っていただきたいと思います。

◇野鳥観察会
 
 
左:福田先生による野鳥観察の説明
右:双眼鏡やフィールドスコープを使って野鳥観察

◇建設機械搭乗体験

トンネル点検車搭乗体験

◇防災体験

ロープワーク講習



Posted by at 11:07 午前
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記事の分類: 吉野川現地(フィールド)講座, R元年度

2019年03月16日

平成30年度 第3回 吉野川現地(フィールド)講座「ナルトサワギク抜き取り」を開催しました。

 平成31年3月16日(土)に吉野川河口干潟において、自生する在来の植生を守るために、講師の木下先生(徳島県植物研究会 会長)、参加者14名、スタッフ6名の総数21名で特定外来種であるナルトサワギクの抜き取りを実施しました。
  講座では、木下先生よりナルトサワギクの由来や河口干潟の現状について説明をいただきました。
  その後、全員で抜き取りを行い、ゴミ袋58袋分のナルトサワギクを駆除することが出来ました。
  参加された方からは「以前よりは少なくなっているけど、まだまだ継続して活動を続けていきたい」「在来生物(植物)を教えていただいたので、ナルトサワギク駆除作業の意義が分かって良かった」などの感想をいただきました。
  今後もこのような機会を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川環境の愛護を呼びかけていきます。参加者の皆様、ありがとうございました。

   
左右:木下先生による講義の様子

 
左:ナルトサワギク抜き取りの様子
右:ナルトサワギク抜き取り結果


Posted by at 11:27 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H30年度

2018年09月22日

平成30年度 第2回 吉野川現地(フィールド)講座~シオマネキを見つけに行こう!~を開催しました。

  9月22日(土)、吉野川現地(フィールド)講座  干潟観察会~シオマネキを見つけに行こう!~を、吉野川下流南岸の吉野川河口干潟で開催し、親子連れを含め17名の方が御参加いただきました。
  講師には、四国大学の篠宮幸子先生をお招きし、干潟観察の指導を行っていただきました。
  当日は天候にも恵まれ、参加者全員で干潟の生き物を見つけに行きました。本講座のタイトルどおり参加された皆さんはシオマネキを見つけ、生物を採取するだけでなく、テントに持ち帰って実体顕微鏡で詳しく観察をすることで、河口干潟に生息する生物への興味を高めていただきました。
  今回はシオマネキやハクセンシオマネキ等のカニ類や、テッポウエビ等のエビ類も見つけることができ、全部で10種類が確認できました。
  参加された皆さんからは「大きいカニが取れてうれしい!」「吉野川にこんなたくさんの種類のカニがいると思わなかった!」などの感想をいただきました。
  今後も、このような体験を通じて、一人でも多くの方々に吉野川の魅力をもっと知っていただけるように、活動を続けていきたいと思います。

  
左:篠宮幸子先生 右:篠宮先生の講義の様子

 
左右:干潟観察の様子

 
左右:干潟観察の様子

 
左:実体顕微鏡を使った観察状況  右:干潟観察会の参加の皆さん




 

Posted by at 4:17 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H30年度

2018年04月22日

第4回美馬市水辺の楽校春祭りにて、 フィールド講座を行いました。

  平成30年4月22日(日)に美馬市水辺の楽校春祭り実行委員会の主催により、『第4回美馬市水辺の楽校春祭り』が中鳥川公園周辺で開催され、国土交通省  徳島河川国道事務所は、平成30年度 第1回吉野川現地(フィールド)講座  「野鳥観察会」、「防災体験(降雨体験装置・土石流3D体感シアター・ロープワーク)」を行いました。
  「野鳥観察会」は、講師に福田 和恵(ふくだ  かずえ)先生(日本野鳥の会・徳島県支部)をお招きし、21名の参加者の皆様に野鳥観察の指導を行っていただきました。
  まず、先生から野鳥の特徴について、野鳥の写真やテープで鳥の鳴き声を聴きながら詳しく説明していただきました。その後、参加者の皆さんと一緒に吉野川沿いへ移動しながら、双眼鏡やフィールドスコープを使って様々な野鳥を観察しました。今回は、なわばり争いをするオスのキビタキを見ることもできました。普段は樹林の中にいることが多い鳥なので姿を見られたのはとても貴重なことでした。

  観察できた鳥の種類は下記のとおりです。

カワウ

ダイサギ

アオサギ

セグロセキレイ

ヒヨドリ

ウグイス

セッカ

ホオジロ

カワラヒワ

ハシブトガラス

キビタキ

オオルリ

  「防災体験」では、約150名の方々に参加していただきました。降雨体験装置による降雨体験や土石流3D体感シアターによる災害学習を体験された方からは、「普段からの備えが大切だということがわかりました」などの感想をいただきました。また、今回はロープワークの講習も行い、参加者からは「すぐ忘れるから、家に帰ってからも教えてもらった結び方を練習します」などの感想をいただき、防災意識を高めることができたと思います。

  当日は天候にも恵まれ、多くの方々がフィールド講座に参加してくださいました。今後も防災体験や自然学習などを通じて吉野川に親しみを持っていただきたいと思います。


左:降雨体験装置
右:土石流3Dシアター            



左右:ロープワーク

◇野鳥観察会



左:福田先生による野鳥観察の説明 
右:双眼鏡やフィールドスコープを使って野鳥観察

Posted by at 3:23 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H30年度

2017年11月25日

石井地区河川防災ステーション20周年イベントを開催しました。

 11月25日(土)、石井地区河川防災ステーション20周年記念イベントとして、様々な催しを現地で開催しましたのでご紹介いたします。

  始めに、立石恵嗣先生(元徳島県立文書館館長)を講師としてお招きし、「吉野川の治水と石井町」と題して、吉野川と石井町の歴史について貴重なお話を聞かせていただきました。

  講演のあとは、講演にまつわる吉野川の歴史に深く関連する絵図を解説付きで展示した「吉野川絵図展」、吉野川の美しい風景写真を展示した「吉野川写真展」を見ていただきました。

 その後、第2回 吉野川現地(フィールド)講座「自転車で巡る歴史探訪」を行い、石井町周辺の歴史遺産を探訪しました。

  参加者からは、「身近な吉野川の変遷がよくわかる図面を見ることができて興味深い」「石井町に歴史遺産と呼ばれる箇所が多く残っていることを初めて知った」など感想をいただきました。

  石井地区河川防災ステーションは、平成9年完成以降、幸いにも現地対策本部が設置されるまでの大規模な災害は発生していませんが、有事の際には、迅速な復旧活動の拠点となるように施設の維持管理をしっかりと実施し、平常時は地域の交流拠点として、ますます利用促進がはかられるように、情報発信や交流の場の提供を行っていきたいと考えています。

    
左:講演の様子(吉野川の治水と石井町)
右:吉野川絵図展

    
左:吉野川写真展(空から吉野川を見てみよう)
右:吉野川写真展(水防災意識社会再構築ビジョン)

    
左:自転車で巡る歴史探訪の様子
右:自転車で巡る歴史探訪(愛宕地蔵)

    
左:自転車で巡る歴史探訪(三ヶ村堤)
右:自転車で巡る歴史探訪(印石)

    
左:自転車で巡る歴史探訪(田中家)
右:自転車で巡る歴史探訪(龍蔵堤)

 
左:自転車で巡る歴史探訪(第十堰)

Posted by at 2:51 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H29年度

2016年11月26日

平成28年度 第3回 吉野川現地(フィールド)講座 「吉野川歴史探訪~自転車~」~訪ねてみよう洪水遺跡~を開催しました。

  平成28年11月26日(土)に吉野川の洪水との闘いの歴史を知っていただくことを目的に、各地に残る洪水遺跡を自転車で巡る吉野川歴史探訪を実施しました。

 始めに、石井河川防災ステーションで吉野川の概要やこれから巡る洪水遺跡についての説明をさせていただきました。

  座学のあとは、実際に自転車で6箇所の洪水遺跡などを巡りました。それぞれの箇所に人々と洪水の歴史があり、川とともに生きようとした思いがあることを感じていただけたと思います。

 参加された方の中から、「おもしろかった、吉野川って奥が深いなぁ。知らなかった事をたくさん教え てもらいました。」と、非常にありがたい感想をいただきました。

 今後もこのような機会を通じて、多くの方々に吉野川への親しみ・愛着を持っていただけるよう活動を続けていきたいと思います。

 なお、詳細については、Ourよしのがわ2017.1 Vol.8でご紹介します。

 
左:座学の様子  右:自転車での洪水遺跡巡りの様子

 
左:愛宕地蔵  右:新宮堤(旧堤防)

 
左:印石  右:田中家

 
左:龍蔵堤  右:第十堰

Posted by at 1:12 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H28年度

2016年11月19日

平成28年度 第2回 吉野川現地(フィールド)講座 「ナルトサワギク抜き取り」を開催しました。

 平成28年11月19日(土)に吉野川河口干潟において、自生する在来の植生を守るために、講師の木下先生(徳島県植物研究会 会長)、参加者13名、スタッフ8名の総数22名で特定外来種であるナルトサワギクの抜き取りを実施しました。

  この取組みは平成21年から場所を変えたりしながら、継続的におこなっているものです。まず現地に着いてビックリしたのが、前回(平成28年3月)抜き取りした箇所は、ほとんど再度生える事なく、他の箇所と見比べると目に見えて抜き取り効果を確認することが出来ました。

  作業前に、木下先生から外来植物であるナルトサワギクの生態や名前の由来、在来種の生育環境を守るために外来植物の駆除作業が必要である事などを説明していただきました。

 その後、全員で抜き取りを行い、ゴミ袋111袋、重量290kgのナルトサワギクを駆除する事が出来ました。

  参加された方からは、「こういうことは継続していかないと駄目ですね。また機会があれば参加しようと思います」「思っていたより多く抜けました。なんか気持ちいいですね」などの感想をいただきました。

  今後もこのような機会を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川環境の愛護を呼びかけていきます。参加者の皆様、ありがとうございました。

   
左:木下先生による座学の様子  右:ナルトサワギク抜き取りの様子

   
左:ナルトサワギク抜き取りの様子  右:ナルトサワギク抜き取り結果

Posted by at 11:02 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H28年度

2016年09月17日

平成28年度 第1回吉野川現地(フィールド)講座 ~シオマネキを見つけに行こう!~を開催しました。

9月17日(土)、吉野川現地(フィールド)講座  干潟観察会~シオマネキを見つけに行こう!~を、吉野川下流南岸の吉野川河口干潟で開催し、親子づれ7組を含む20名が参加しました。

講師には、干潟生物の専門家である河川・渓流環境アドバイザーで、四国大学名誉教授の酒井勝司(さかい  かつし)先生、四国大学助教の篠宮幸子先生をお迎えし、参加者の皆様に干潟観察の指導をしていただきました。

当日は台風が近づいていることを忘れるぐらいの秋晴れの中、参加者全員で干潟の生き物を見つけに行きました。本講座のタイトルどおり参加者の皆様はシオマネキを見つけ、さらに採取しテントに持ち帰って実体顕微鏡で詳しく観察を行いました。また、シオマネキのほかにも、トビハゼやアナジャコなど様々な干潟の生き物にもふれあっていただくことができました。

観察後は採取した生き物全てを元の干潟へ戻し、講座は終了となりました。参加者からは「来年は友達を連れて、また来たい」、「とても楽しかった」などの感想をいただきました。

今後も、このような体験を通じて、一人でも多くの方々に吉野川の魅力をもっと知っていただけるように、活動を続けていきたいと思います。

   

左右:酒井先生の講義の様子

   

左右:干潟観察の様子

   

左:干潟観察の様子 右:シオマネキ

   

左:実体顕微鏡を使った観察状況 右:講評状況

Posted by at 10:39 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H28年度

2015年09月12日

平成27年度第1回吉野川現地(フィールド)講座~吉野川のシオマネキに会いに行きませんか?~ を開催しました

9月12日(土)、本年度1回目となる吉野川現地(フィールド)講座~吉野川のシオマネキに会いに行きませんか?~を、吉野川下流南岸の吉野川河口干潟で開催し、親子づれ10組を含む27名の参加がありました。
講師には、干潟生物の専門家である河川・渓流環境アドバイザーで、四国大学名誉教授の酒井勝司(さかい  かつし)先生、四国大学助教の篠宮幸子先生をお迎えし、参加者の皆様に干潟観察の指導をお願いしました。

酒井先生からは、吉野川の底生生物や様々な生き物について説明をいただきました。なかでも徳島県の沿岸にも棲んでいる世界最大のカニである「タカアシガニ」の標本を使った説明には、数人の子供たちの手を借りて標本を組み立て、その大きさに参加者の皆様もびっくりしていました。

当日は秋晴れの良い天気に恵まれ、参加者全員で干潟のいるカニやエビ等の観察・採取を行いました。今回、調査場所は2箇所、それぞれのバケツには多くの生き物を採取することが出来ました。観察終了後、採取した物を持ち寄り、参加者全員で採取した物を見ました。また、そのなかの2種類を先生が持ってきた実体顕微鏡で詳しく観察もしました。

今回はシオマネキやハクセンシオマネキ等のカニ類や、ハザミシャコエビ等のエビ類のほかアナジャコも見つけることが出来、全部で14種類が確認できました。

酒井先生からは、「実際に生き物にふれあう事は子供たちにとって大変有意義で、今日の経験はいつまでも心に残るはず」とのお言葉をいただきました。
今後も、このような機会を通じて、多くの方々に吉野川のことをもっと知っていただきたいと思っています。


左:河川・渓流環境アドバイザ- 酒井勝司 先生
右:タカアシガニの標本


左:シオマネキ
右:干潟観察状況1


左:干潟観察状況2
右:干潟観察状況3


左:実体顕微鏡を使用したカニの観察
右:酒井先生の講評状況







Posted by at 4:47 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H27年度

2014年10月18日

平成26年度第5回吉野川現地(フィールド)講座~吉野川のシオマネキに会いに行きませんか?~ を開催しました

  10月18日(日)、本年度5回目となる吉野川現地(フィールド)講座~吉野川のシオマネキに会いに行きませんか?~を、吉野川下流南岸河川敷の干潟で開催しました。
  講師には、干潟生物の専門家である河川・渓流環境アドバイザーの酒井勝司(さかい  かつし)先生をお迎えし、21名の参加者の皆様に干潟観察の指導をお願いしました。

  酒井先生には、吉野川の底生生物やその他の様々な生き物について説明をいただきました。なかでも徳島県の沿岸にも棲んでいる世界最大のカニである「タカアシガニ」の標本を使った説明は、数人の子供たちの手を借りて標本を完成させるものであり、その大きさに参加者の皆様もびっくりされていたようです。

  当日は秋晴れの抜けるような気持ちのいい青空であり、干潟の観察にはもってこいの天気でした。参加者全員で干潟のカニやハゼ類を採取し、テントに持ち帰って顕微鏡で詳しく観察を行いました。大きなシオマネキも採取でき、本講座のタイトルどおり参加者の皆様にはシオマネキに会っていただけました。

  観察後は採取した生物全てを元の干潟へ戻し、講座は終了です。参加者からは「カニの意外な生態がわかり勉強になった」、「泥だらけになったけど、カニを探すのは楽しかった」などの感想をいただいています。

  今後も、このような機会を通じて、多くの方々に吉野川のことをもっと知っていただきたいと思っています。

  なお、今回干潟観察会で確認できた生き物は「シオマネキ」、「チゴガニ」、「カクベンケイ」など12種類でした。


    
(左写真)河川・渓流環境アドバイザ-  酒井勝司 先生
(右写真)タカアシガニの標本

    
(左写真)シオマネキ
(右写真)干潟観察状況(1)

 
(左写真)干潟観察状況(2)
(右写真)干潟観察状況(3)

 
(左写真)顕微鏡を使用したカニの観察
(右写真)干潟観察会の参加の皆さん

2014年09月12日

特定外来植物の抜き取りをしました~平成26年度第4回「吉野川現地(フィールド)講座」~

  平成26年9月12日(金)に吉野川河口砂州において、自生する在来の植生を守るために、39名の参加者のご協力を得て、特定外来植物であるナルトサワギクの抜き取りを実施しました。今回は徳島市立新町小学校の4・5年生の皆さんに参加をいただいています。

  本講座は7月初旬に実施しており、今年2回目の開催となりました。
  開催にあたって、河川渓流環境アドバイザーである森本康滋先生(徳島県自然保護協会会長)と木下覚先生(徳島県植物研究会会長)に御指導いただきました。

  先生方には作業前に、外来植物であるナルトサワギクの生態や名前の由来、在来種の生育環境を守るために外来植物の駆除作業が必要である事などを説明していただきました。

  4年生は7月初旬に抜き取りした箇所で、再度生えてきたものや駆除しきれていなかったナルトサワギクを抜き取ってくれました。5年生はさらに砂州の中心部で生え広がっているナルトサワギクを抜き取ってくれました。

  参加者の皆さんに、たくさんのナルトサワギクを抜き取っていただいたおかげで、総重量370キロ、ゴミ袋(45L用)で137袋の結果を得ることができました。

  今後もこのような機会を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川環境の愛護を呼びかけていきます。参加者の皆様、ありがとうございました。

    
(左写真)森本康滋先生
(右写真)木下覚先生

 

 

 

 
第4回吉野川現地(フィールド)講座参加の皆さん

Posted by at 3:41 午後
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記事の分類: 吉野川現地(フィールド)講座, H26年度

2014年07月02日

特定外来植物の抜き取りをしました~平成26年度第3回「吉野川現地(フィールド)講座」~

  平成26年7月2日(水)に吉野川河口干潟において、自生する在来の植生を守るために、44名の参加者とともに特定外来種であるナルトサワギクの抜き取りを実施しました。

  開催にあたって、河川渓流環境アドバイザーである森本康滋先生(徳島県自然保護協会会長)と木下覚先生(徳島県植物研究会会長)に御指導いただきました。

  先生方には作業前に、外来植物であるナルトサワギクの生態や名前の由来、在来種の生育環境を守るために外来植物の駆除作業が必要である事などを説明していただきました。

  参加者の皆さんには、根深いナルトサワギクの抜き取りに苦戦しながらも熱心に作業を続けていただき、総重量330キロ、ゴミ袋で135袋のナルトサワギクを取り除くことができました。

  また、今回は入田小学校から3~6年生30名の参加があり、児童からは、「ナルトサワギクはきれいなのに環境に悪影響を与えるなんてびっくり」、「徳島市にも外来種がいるんだ」、「へとへとになったけどきれいになってよかった」などの感想をもらいました。
 
  今後もこのような機会を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川環境の愛護を呼びかけていきます。参加者の皆様、ありがとうございました。

    
森本康滋先生                  木下覚先生

    

    

    

 
第3回吉野川現地(フィールド)講座参加の皆さん

Posted by at 1:44 午後
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記事の分類: 吉野川現地(フィールド)講座, H26年度

2014年06月08日

小鳥の巣箱の利用状況調査と野鳥観察を実施しました~平成26年度第2回「吉野川現地(フィールド)講座」

 平成26年6月8日(日)に日本野鳥の会徳島県支部  笠井先生のご指導のもと、山川バンブーパーク(吉野川市山川町)で21名の参加者が野鳥観察会等を行いました。

  4月27日(日)の第1回「吉野川現地(フィールド)講座」開催時に製作・設置した鳥の巣箱を、参加者と一緒に見て回りましたが、残念ながら営巣状況は確認出来ませんでした。しかし、当日はヒヨドリやハシボソガラス等、多くの野鳥を観察することができました。
  観察会の後には、野鳥についてのクイズを行ったり、ペーパークラフトを作成するなどして野鳥について楽しく学びました。

  これからも吉野川現地(フィールド)講座を通じて、より多くの方に吉野川周辺の豊かな自然を感じてもらい、吉野川を深く知っていただきたいと思います。

    
笠井先生                     野鳥観察

    
鳥の巣箱の利用状況確認           ペーパークラフト作成

 
第2回吉野川現地(フィールド)講座参加の皆さん

Posted by at 9:50 午後
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記事の分類: 吉野川現地(フィールド)講座, H26年度

2014年04月27日

「第1回 吉野川現地(フィールド)講座 ~小鳥のおうちをつくろう!~」を開催しました。

 平成26年4月27日(日)に、水辺の楽校 山川バンブーパークにおいて、大人11名、子供14名の参加のもと、第1回 吉野川現地(フィールド)講座  ~小鳥のおうちをつくろう!~を開催しました。
  吉野川では多くの種類の野鳥が生息していますが、近年キビタキという鳥がよく見られるようになりました。本講座は、そのキビタキが快適に生息できるよう巣箱を作成し、竹林内に設置するものです。

    
        〈座学講座状況〉          〈左側:三宅先生 右側:小林先生〉

  講師として、河川・渓流環境アドバイザーの小林先生と日本野鳥の会徳島県支部長の三宅先生をお招きして、吉野川でみられる鳥類やキビタキの生態について講義をいただきました。
  講義の後は竹を利用して巣箱を作成しました。器用に製作できる方、のこぎり挽きに悪戦苦闘する方など様々な様子が見られましたが、参加者全員が巣箱を完成させることができました。
  その後、次回の講座で自分のつくった巣箱がわかるように名前を書いて、竹林の中に取り付けました。

  当日は気持ちの良い晴天に恵まれ、参加者の方々は自分の巣箱を取り付ける竹を選びながら様々な鳥のさえずりに耳を傾けていました。
  次回は、巣箱にキビタキが営巣しているかを確認する講座を6月に開催する予定です。
  本講座を機会に、吉野川の鳥類や自然について興味を持っていただければと思います。

                    〈巣箱の製作状況〉
 

 

 

Posted by at 2:11 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H26年度

2014年04月09日

吉野川の竹を利用して小鳥の巣箱をつくります~平成26年度第1回「吉野川現地(フィールド)講座」の開催~!

  平成26年度第1回「吉野川現地(フィールド)講座」として、吉野川の竹を利用して巣箱を作成する講座を下記の通り開講します。本講座は2回シリーズを予定しており、6月の2回目の講座では、鳥の巣箱利用状況の確認やバードウォッチングを行います。シリーズ開催は、本講座初の試みとなります。

  募集期間: 平成26年3月31日(月)~平成26年4月18日(金)
  実施日時: 平成26年4月27日(日) 9時00分~11時30分
  場  所: 水辺の楽校山川バンブーパーク 徳島県吉野川市山川町前川263-1
  募集人数: 20名程度
  参 加 費: 無料
  持 参 品: 動きやすく汚れてもかまわない服装でご参加ください。

 

 
申し込み方法など詳細は、こちらをご覧下さい。

Posted by at 3:07 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H26年度

2013年10月12日

~昆虫の世界をのぞいてみたよ!~

 平成25年10月12日(土)に第4回「吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。
  フィールド講座としては初めての「吉野川の昆虫」について学びました。

 講師に徳島県立博物館 学芸員の山田 量崇(やまだ  かずたか)先生を迎えて、21名(大人10名・子供11名)の参加者に吉野川の昆虫についてご指導をしていただきました。

    
  山田 量崇(やまだ かずたか)先生

 まずは、山田先生から虫取り網は長いネットの方が昆虫を逃がさず捕まえやすいことを教えていただきました。
  次に、虫取り網を使って昆虫を採取する方法についてご指導していただきました。
  虫取り網を横に振って昆虫を捕まえるスウィーピング法(写真1)や、網を握って採取した昆虫を先端に追い込み上手に捕まえる方法(写真2)などについて学びました。

    
  写真-1 スウィーピング法について 写真-2 採取した昆虫の捕まえ方について

 ついに昆虫採集の時間がやってきました!
  草を掻き分けたり地面をのぞいて見ると、たくさんの昆虫が飛び交います。
  参加した子供達は、元気良く虫取り網を振って捕まえた昆虫を虫かごに入れました。
  採取した昆虫の名前や特徴についてなど、疑問に思ったことは山田先生に積極的に質問しました。

    
  草にとまっている昆虫探しの様子  地面にいる昆虫を探している様子

 今回のイベントに先立って、スタッフがベイトトラップを仕掛けました。
  これは、地面と同じ高さに口がくるようにプラスチックコップ等を埋めて、昆虫のえさを入れて放置する方法です。
  結果は下記の写真-3・4のとおり、ゴミムシの仲間がたくさん採取できました。

    
  写真-3 設置直後          写真-4 設置2日後

 現地での昆虫観察会を終えて、今度は捕まえた昆虫について学ぶために石井河川防災ステーションに移動しました。
  今回捕まえることができたのは、下記の一覧表に示す14種類でした。

 

    
吉野川で見られる虫についての座学   バッタの羽の特徴で種の見分け方を説明

 
  吉野川で確認された昆虫の標本

  座学の終わりに山田先生から、「11月の終わりくらいまでは吉野川の上流・下流でも多くの昆虫が採れます。また、興味のある人は家に帰って昆虫の音や鳴き声を聞いてください。今日はたくさん昆虫が確認でき、知っていただけて良かったです。」との講評をしていただきました。
  また、参加者の皆さんからは、「来年もこのイベントしてくれるの?」「吉野川の他の場所の昆虫も知りたいです。」など貴重なご要望をいただきました。
  最後に参加者の皆さんと一緒に記念撮影を行い、イベントを終了しました。

 
  H25.10.12(土) 「吉野川の昆虫を観察しよう」のイベント参加の皆さん

  吉野川現地(フィールド)講座として初の試みとなる「昆虫」に着目したイベントでしたが、吉野川の河川敷に出かけ、実際に昆虫を見て、手に触れることで吉野川の自然環境を十分に感じていただけたのではないでしょうか。これからも自然豊かな吉野川を皆さんと共に大切にしていきましょう。

Posted by at 2:09 午後
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2013年08月17日

吉野川の干潟観察にいってきました

 8月17日(日)に第2回「吉野川現地(フィールド)講座(干潟観察会)」を、吉野川下流南岸河川敷の干潟で開催しました。
  講師に河川・渓流環境アドバイザーの酒井 勝司(さかい かつし)先生を迎えて、30名の参加者に干潟観察についてのご指導をしていただきました。

 
酒井  勝司先生

〈 吉野川の干潟観察会イベント内容 〉

・吉野川の底生動物や、その他の様々な生き物について
・干潟観察会
・顕微鏡を使っての観察会
・カニについてのクイズ
・酒井先生の講評

 酒井先生は吉野川の底生生物についての説明に加えて、世界最大のカニである「タカアシガニ」など普段あまり目にしない標本を披露してくださいました。

 
タカアシガニの標本

  当日は、雲が太陽の日差しをさえぎって観察しやすい天候となりました。干潟では多くのカニが姿を見せており、より詳しく観察するために参加者全員でカニを捕まえる事にしました。

  ほとんどのカニは人が近づくと素早く巣穴に逃げ込み、最初はなかなか捕まえる事が出来ませんでしたが、アミを使ったり巣穴から出てくるのを待ってみたりと参加者各々が工夫しました。

 今回捕まえることができたのは、「アシハラガニ」・「シオマネキ」・「ハクセンシオマネキ」・「カクベンケイ」・「ケフサイソガニ」の5種類でした。

 
干潟観察状況                シオマネキ

  カニをテントに持ち寄ると、酒井先生が「吉野川のカニ類ガイドブック」を使って、姿や習性について分かりやすく説明してくださいました。

 また、顕微鏡を使用した観察ではカニの表面などを詳しく確認することが出来て、参加者はより一層興味を持った様子でした。

 
ガイドブックでの説明状況         顕微鏡での観察状況

  カニのクイズをみんなで行いました。


カニのクイズ実施状況


カニのクイズ

  観察後、カニは参加者により元の干潟に戻されました。 参加者からは、「楽しかった。」、「観察会にまた参加したい。」、「もっとカニを見ていたい。」など貴重な感想をいただきました。


カニを元の干潟に戻す参加者

  本講座の最後に酒井先生は、「天候に恵まれ、皆さんよく観察してくれました。このような観察を通じて、自然に親しんで下さい。」と講評してくださいました。

 今後もこのような機会を通して、多くの方々に吉野川のことをより深く知っていただきたいです。

Posted by at 9:20 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H25年度

2013年07月13日

平成25年度 吉野川現地(フィールド)講座、 第1回「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」開催

 平成25年7月13日(土)、第1回 吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」を吉野川河口干潟(1k/0付近の中洲)で実施しました。

開催にあたって徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生に指導員としてご協力いただきました。
 
  今回の講座では外来植物であるナルトサワギクの生態や、在来種の生育環境を守るために外来植物の駆除作業が必要である事などを説明していただきました。



  参加者の皆様には、猛暑にもかかわらず熱心にナルトサワギクの駆除作業を行っていただきました。その結果、前回総重量を40キロも上回る約370キロ、ゴミ袋で117袋のナルトサワギクを駆除する事ができました。



  また、参加者の皆様から「外来植物の生態を知る良い機会となった。」、「暑かったけど、少しでも吉野川の役に立つ事ができて良かった。」、「機会があれば、また参加したい。」などのご意見をいただきました。



  今後もこのような機会を通じて、多くの方々に河川への親しみ・愛着を持っていただけるよう河川愛護を呼びかけていきます。参加者の皆様、ありがとうございました。今後も河川愛護にご協力よろしくお願いします。


Posted by at 3:02 午後
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2012年12月04日

平成24年度 吉野川現地(フィールド)講座  「吉野川の竹林の役割を知り竹とんぼを作ってみよう」開催

  12月2日(日)に第3回「吉野川現地(フィールド)講座(吉野川の竹林の役割を知り竹とんぼを作ってみよう)」を美馬市の「四国三郎の郷」で開催し、18名の方々がご参加くださいました。

今回の講座では、まず、河川環境課長から吉野川の竹林の役割(防災機能)について説明があり、参加者の方々は興味深そうに説明を聞いておられました。

続いて、竹細工指導員の長江順次さんから竹灯籠の作り方についての説明があり、吉野川の竹を使って竹灯籠作りを行いました。

保護者の方に切ってもらった竹に、子ども達が思い思いの絵を描いた和紙を貼り付け、かわいらしい竹灯籠がたくさんできました。

次に行った竹とんぼ作り体験では、火で竹を熱すると曲げることが出来る不思議を体験しながら、みなさん一生懸命に竹とんぼを作っていました。

その後、長江先生から竹とんぼのとばし方を教わり、子供たちは自分で作った竹とんぼのテスト飛行を行いました。自分で作った竹とんぼが遠くに飛ぶと子供たちから歓声があがりました。

参加者からは「楽しかった。」「子どもと一緒に体験できて良かった。」などの感想が寄せられました。今後も、このような機会を通して、竹林の機能を知って頂くとともに、吉野川の自然環境に関心を深めて頂けたらと思います。

 

2011年08月27日

第2回 吉野川現地(フィールド)講座「干潟観察会」を開催しました。

  平成23年8月27日(土)に第2回吉野川現地(フィールド)講座「干潟観察会」を吉野川大橋下流の南岸干潟(2k/8付近)で開催し、親子連れら約40名の方々が御参加くださいました。

 

  開催にあたっては、河川・渓流環境アドバイザーの酒井勝司先生に指導員として御協力をいただき、講座の始めにタカアシガニ(世界最大のカニ)の標本による構造のしくみや吉野川河口干潟に生息している甲殻類について説明していただきました。

  参加者の皆様には、残暑厳しき中、熱心に観察していただき、シオマネキ、ハクセンシオマネキ、アシハラガニ、ヒメアシハラガニ、ヤマトオサガニ、チゴガニ、ケフサイソガニ、ハマガニを観察することが出来ました。

 参加者の皆様から、「ハサミを振るカニの行動が面白かった。」「ハサミが大きいカニや色々なカニが観察でき楽しかった。」などの感想をいただきました。

 今後もこの様な機会を通じ、吉野川の豊かな自然に親しんでいただくと共に、河川愛護精神を育んでいただけたらと思います。

 参加者の皆様ありがとうございました。

2011年07月23日

第1回 吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」開催

  平成23年7月23日(土)に第1回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」を吉野川河口干潟(1k/0付近の中洲)で開催し、約30名の方々が御参加くださいました。
 
  今回の講座では近年繁殖が拡大しているナルトサワギク等の外来植物から海浜に生育するハマヒルガオやコウボウシバ等在来種の生育環境を守ることを目的として外来植物の駆除作業を行いました。
 
  開催にあたっては、徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生に指導員として御協力をいただき、講座の始めに吉野川河口干潟の環境やナルトサワギクの生態について説明していただきました。



  参加者の皆様には、真夏の日差しが照りつける中、熱心に駆除作業を行っていただき、ゴミ袋で150袋(440kg)のナルトサワギク等の外来植物を駆除することが出来ました。    



  駆除作業の終了後、森本先生に講評をしていただき、採取した海浜植物(ハマヒルガオ、ハマエンドウ、コウボウムギ、コウボウシバ、ケカモノハシ)についても解りやすく説明していただきました。

 

  参加者の皆様から、「駆除作業を終え、心身のリフレッシュになった。」「今回のような干潟の保全活動を継続してほしい。」などの貴重な御意見をいただきました。
 
  今後もこの様な機会を通じ、吉野川の現状を知り自然に親しんでいただくと共に、河川愛護精神を育んでいただけたらと思います。参加者の皆様ありがとうございました。

2010年12月04日

吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の竹林の役割を知り竹とんぼを作ってみよう 」開催

12月4日(土)に第5回「吉野川現地(フィールド)講座(吉野川の竹林の役割を知り竹とんぼを作ってみよう)」を東みよし町の「吉野川ぶぶるパークみかも」で開催し、約20名の方々がご参加くださいました。

今回の講座では、まず、河川環境課長から吉野川の竹林の役割(防災機能)について説明があり、参加者の方々は興味深そうに説明を聞いておられました。

続いて、竹細工指導員の長江順次さんから竹とんぼの作り方についての説明があり、吉野川の竹を使って竹とんぼ作り体験を行いました。

竹とんぼ作り体験では、お父さんお母さんに手伝ってもらいながらお子さんもがんばって作った結果、参加者全員が竹とんぼを完成させることができました。

最後に、作った竹とんぼで飛距離を競いあう「竹とんぼ飛ばし大会」を行いました。

遠くへ飛ばすコツを教わり、子供たちも一生懸命、竹とんぼを飛ばしていました。

終了後に行ったアンケートでは、「竹とんぼ作りを体験させる事がなかなかないので、とても良かった」、「竹とんぼ作りと竹とんぼ飛ばしが楽しかった」、「楽しかった、またしたい」など、たくさんのご意見を頂きました。

今後も、このような機会を通して、竹林の機能を知って頂くとともに、吉野川の自然環境に関心を深めて頂けたらと思います。

2010年11月06日

吉野川現地(フィールド)講座「野鳥観察会」開催

11月6日(土)に第4回「吉野川現地(フィールド)講座(野鳥観察会)」を吉野川河口の沖ノ洲樋門付近において、冬の渡り鳥の観察を目的に20名の参加者により開催いたしました。

開催にあたっては、河川・渓流環境アドバイザーの小林先生、日本野鳥の会徳島の三宅代表、山橋さんに説明及びご指導を頂き数多くの野鳥観察が出来ました。

当日は、穏やかな天候にも恵まれ、ハマシギ、ダイゼン、ズグロカモメ、ミサゴや集団で休憩しているシギ・チドリ、カモ、カワウなど約20種類確認することができました。

終了後に行ったアンケートでは、「こんなにいっぱいの種類の鳥が吉野川にいるなんて知らなかった」、「ふだんは見れない野鳥を見せてもらい、とても楽しかったです」、「きれいな鳥や大きな鳥、色々な鳥がいてこんな体験ができてよかった」など、たくさんのご意見を頂きました。

今後も、このような機会を通して野鳥にとって住みやすい環境を大切にし、身近な吉野川の自然に親しんでいただくとともに、関心を深めていただけたらと思います。

2010年10月16日

吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」開催(吉野川水系 徳島県)

  10月16日(土)に第3回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」を吉野川河口干潟(1k/0付近の中洲)で開催し、20名の方々が御参加くださいました。

  今回の講座では近年繁殖が拡大しているナルトサワギク等の外来植物から海浜に生息するハマヒルガオやコウボウシバ等在来種の生育環境を守ることを目的とし外来植物の駆除作業を行いました。

  開催にあたっては、徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生、徳島県植物研究会会長の木下覚先生を指導員とし御協力いただき、講座の始めに吉野川河口干潟の現状やナルトサワギクの生態について説明していただきました。

 参加者の皆様には熱心に駆除作業を行っていただき、ゴミ袋140袋のナルトサワギク等の外来植物を駆除することが出来ました。


  終了後に行ったアンケートでは「ナルトサワギクの生態や背景について良く理解できた。」「干潟に上がれて良かった。」「今回のような地道な作業を継続して行くことが重要だと感じた。」などの御意見をいただきました。

  今後もこの様な機会を通じ、吉野川の現状を知り自然に親しんでいただくと共に、河川愛護精神を育んでいただけたらと思います。参加者の皆様ありがとうございました。

2010年08月07日

第2回「吉野川現地(フィールド)講座」(干潟観察会)を開催いたしました。

 平成22年8月7日、第2回「吉野川現地(フィールド)講座」(干潟観察会)を吉野川大橋下流南岸の干潟において、開催いたしました。

  開催にあたっては、河川・渓流環境アドバイザーの酒井先生に指導員として御協力頂きました。当日は、酒井先生から吉野川の底生動物等について説明を受けたあと、干潟に生息しているカニを中心に観察を行った結果、干潟に棲む生物をたくさん観察することができました。


 

  参加者の皆様には、暑い中、熱心に観察していただきました。なお、今回の観察会ではシオマネキ、アシハラガニ、ヤマトオサガニなどの十脚目を9種類確認しました。

  終了後に行ったアンケートでは、「こんな近くでたくさんのカニを観察できるとは思はなかった」、「現地で直接観察しながら話を聞くと、環境との関係も把握しやすかった」等の感想をいただきました。

 今後も、このような機会を通して吉野川の自然環境に関心を深めていただければと思います。

 参加者の皆さんありがとうございました。

2010年03月20日

第8回吉野川現地(フィールド)講座「ヤナギを伐採してレキ河原を取り戻そう!」

  3月20日(土)に第8回吉野川現地(フィールド)講座「ヤナギを伐採してレキ河原を取り戻そう!」を西条大橋左岸の河川敷(阿波市吉野町西条地先)で実施し、総勢12名でヤナギの伐採を行いました。

  今回の講座はレキ河原の再生を目的に、河原の草地化や砂地化などの原因の一つにもなっているヤナギの伐採を行ったもので、7月にも一度ヤナギの伐採を行っており、今回で2回目の実施となりました。

  開催にあたっては、徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生に指導員としご協力いただき、ヤナギを伐採することで得られる外来種に対する洪水時の効果や吉野川の植物などについてご説明いただきました。

 実施日当日は晴天に恵まれ、参加者の頑張りによりトラック約2台分のヤナギを伐採することができました。
  今後もこのような取り組みにより、吉野川の現状を多くの方に知ってもらうと共に、吉野川の生態系を守っていきたいと思います。

2009年12月05日

第6回 吉野川現地(フィールド)講座 吉野川の自然観察について

  平成21年12月5日(土)に、『山川バンブーパーク』にて児童および保護者14名を対象に、第6回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の自然観察について」を開催しました。

  今回の講座では、まず、環境(竹林)をテーマとしたビンゴゲームを行いました。その後、河川環境課長から吉野川の竹林について説明があり、参加者の方々全員が一斉に耳を傾けていました。



  続いて、本講座の講師である長江順次さんにご指導をいただきながら、吉野川の竹を使って竹とんぼ作り体験を行いました。竹とんぼ作り体験では、試行錯誤しながらも親子で助け合いながら、参加者全員が一つの竹とんぼを完成させることができました。

  最後に、作った竹とんぼで飛距離をそれぞれ競い合う「竹とんぼ飛ばし大会」を行いました。自分たちで作った竹とんぼを遠くへ飛ばそうと、どの参加者も何度も練習を繰り返し、本番では苦戦しながらも必死になって竹とんぼを飛ばしていました。


  本講座は、吉野川の広大な竹林を活かした「水辺の楽校」である『山川バンブーパーク』、『ぶぶるパークみかも』及び「美馬市水辺の楽校」で実施しました。参加者の皆さんには、吉野川に植えられた「竹林の機能」等について知っていただくと共に、吉野川の自然環境に対する関心をより一層深めていただければと思います。

2009年11月21日

第5回 吉野川現地(フィールド)講座吉野川の自然観察について

  平成21年11月21日(土)に、『ぶぶるパークみかも』にて地元住民の児童および保護者約50名を対象に、第5回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の自然観察について」を開催しました。



 本講座の開催にあたって、まず、環境(竹林)をテーマとしたビンゴゲームを行いました。その後、河川環境課長から吉野川の竹林について説明がありました。

  続いて、本講座の講師である長江順次さんに、吉野川の竹を使った竹とんぼの作り方についてご指導をいただきました。竹とんぼ作りでは、慣れない手つきで挑戦しながらも、参加者全員が完成させることができました。



  最後に、作った竹とんぼで「竹とんぼ飛ばし大会」を行い、飛距離をそれぞれ競いました。自分たちで作った竹とんぼを遠くへ飛ばそうと、どの参加者も苦戦しながら、必死になって竹とんぼを飛ばしていました。

 今回の講座を通して、吉野川の竹林の機能等について知っていただくと共に、吉野川の自然環境に対する関心を深めていただければと思います。 

2009年10月31日

第4回 吉野川現地(フィールド)講座 吉野川の自然観察について

  平成21年10月31日(土)に、四国三郎の郷にて地元小学校の児童および保護者約50名を対象に、第4回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の自然観察について」を開催しました。
  本講座の開催にあたっては、まず、村田河川調査課長から吉野川の概要、洪水の歴史、水害防備林等についての説明があり、どの参加者も熱心に説明を聞いていました。

  その後、本講座の講師である長江順次さんに、竹を使った遊びの道具の紹介や説明をしていただき、吉野川の竹を使った竹とんぼやお箸・器の作り方についてご指導をいただきました。竹とんぼやお箸・器作りでは、保護者の方々も参加しての竹細工教室となり、みなさん悪戦苦闘を繰り返しながらも竹細工を楽しまれていました。


  今回の講座を通して、今もなお残っている水害防備林と、生活との関わりについて理解していただくと共に、吉野川の自然環境に対する関心を深めていただければと思います。

2009年07月11日

平成21年度 第3回 吉野川現地(フィールド)講座

  7月11日(土)に第3回吉野川現地(フィールド)講座「ヤナギを伐採してレキ河原を取り戻そう!」を西条大橋左岸の河川敷(阿波市吉野町西条地先)にて実施し、12名の方々がご参加くださいました。

今回の講座ではレキ河原の再生を目的に、河原の草地化や砂地化などの原因の一つにもなっているヤナギの伐採を行いました。

  開催にあたっては、徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生に指導員としてご協力いただき、講座の始めに吉野川の環境の現状や、問題点に対する取り組みを説明していただきました。

 参加者の皆様には暑い中熱心にヤナギの伐採作業に取り組んでいただき、ゴミ袋57袋分(約180kg)のヤナギを伐採しました。

  今後もこのような取り組みにより、吉野川の現状を多くの方に知ってもらうと共に、吉野川の生態系を守っていきたいと思います。参加者のみなさまありがとうございました。

 

2009年05月30日

平成21年度 第1回 吉野川現地(フィールド)講座

5月30日(土)に第1回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川河口干潟の海浜植物を守ろう!」を吉野川河口の中洲にて実施し、25名の方々がご参加くださいました。

本講座は、吉野川河口の中洲に繁殖している特定外来生物(植物)のナルトサワギクを駆除し、ハマヒルガオ、コウボウシバといった海浜植物などを守ることを目的に実施したものであり、開催にあたっては、徳島県自然保護協会会長の森本康滋先生に指導員としてご協力頂きました。

まず始めに、指導員の森本先生から特定外来生物(植物)であるナルトサワギクについて説明をいただいた後、参加者全員で駆除作業にとりかかりました。

当日は日射しも強く、暑い中での作業となりましたが、参加者の皆様には熱心に駆除作業を行っていただき、ゴミ袋で173袋、約700kgのナルトサワギクを駆除することができました。

終了後に行ったアンケートでは、「自然とふれあうことができてよかった」、「思った以上にきつかったが、自然にふれ心身のリフレッシュになった」、などたくさんのご意見をいただきました。

今後もこのような機会を通して、吉野川の自然に親しんでいただくとともに、河川愛護精神を育んでいただけたらと思います。参加者の皆様、ありがとうございました。

2009年01月31日

平成20年度 吉野川現地(フィールド)講座 第4回「野鳥観察会」

  平成21年1月31日(土)、第4回「吉野川現地(フィールド)講座(野鳥観察会)」を吉野川河口沖ノ洲樋門付近において国土交通省、徳島県の共催で実施しました。

  開催にあたっては、河川・渓流環境アドバイザーの小林先生、日本野鳥の会徳島県支部の三宅先生、笠井先生、臼井先生、そして、河川水辺の国勢調査(鳥類)を実施している株式会社長大の担当者に指導員として御協力頂きました。

 当日は、指導員の方から吉野川の河口干潟に渡来する野鳥の種類、今年度実施している「河川水辺の国勢調査(鳥類)」の調査の方法や過去の  結果、実際の調査時の注意点などについて説明を行った後、吉野川河口干潟を対象に野鳥観察を行いました。

 野鳥観察ではユリカモメ、マガモ、ハマシギなど約12種類確認することができました。風も強く寒い中、参加者の皆さんは、熱心に観察を行っていました。

  終了後に行ったアンケートでは、「大変勉強になりました」、「はじめて見てびっくりしました」、「風が強く寒かったが鳥数も多く観賞できてよかった」などたくさんのご意見をいただきました。

 今後も、このような機会を通して、吉野川の自然に親しんでいただくとともに、関心を深めていただけたらと思います。

 参加者の皆さん!ありがとうございました。

 

Posted by at 11:14 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H20年度

2008年12月06日

平成20年度 吉野川現地(フィールド)講座 第3回「吉野川上流のダムの役割

 平成20年12月6日(土)に第3回吉野川現地(フィールド)講座が吉野川ダム統合管理事務所で行われました。

  今回のテーマは、「吉野川上流のダムの役割」ということで、「吉野川上流にはどのようなダムがあるのか?」、「洪水時、渇水時のダムの対応は?」、「ダムに貯水している水の利用は?」などについての説明と、池田ダムの施設や魚道等の見学を行いました。

  当日は、小雪の舞うなか、6名の方が参加され、最初に「ダムの役割」について吉野川ダム総合管理事務所の松本管理課長からダムの種類や目的などについて説明がありました。

  引き続き、池田ダムの施設について、水資源機構池田総合管理所播磨第2管理課長と桑原機械課長から池田ダムの説明があり、その後、魚道の見学を行いました。

  今回は雪が降っていた関係から、まず会議室でダムの管理施設の概要と設備の説明を聞き、その後、池田ダムの魚道を見学しました。現場では質問したり、写真を撮ったりする方もいました。

  講義終了後のアンケートでは、「ダムの見学にきたのは初めてで、貴重な体験をさせていただきました」、「貴重な体験もできて、おもしろかった」などの意見をいただきました。

 今後こうような講座を通して、ダムについての理解を深めてもらえればと思います。参加者の皆様、寒いなかありがとうございました。

 

Posted by at 11:16 午前
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2008年11月16日

平成20年度 吉野川現地(フィールド)講座 第2回「角ノ瀬排水機場現場見学会」

 平成20年11月16日(日)に第2回吉野川現地(フィールド)講座「角ノ瀬排水機場現場見学会」を角ノ瀬排水機場(徳島市国府町)にて開催しました。

今回の講座は「四国最大級の排水能力をもつ排水ポンプ場の見学」と「簡単にできる水防工法体験」をテーマに行われ、流域住民21名の方々にご参加いただきました。

講師の防災課長からは、ポンプ室や操作室を見学しながら、角ノ瀬排水機場の役割や排水能などについて説明があり、参加者の方々はとても熱心に説明を聞いていました。

 ポンプ施設の見学を行った後は、工務第一課専門職の指導により、水防工法の基礎となるロープワーク体験を行いました。

このロープワーク体験では、災害時だけではなく、日常生活でも役に立つ「いぼ結び」や「ふな結び」など計5種類のロープワークを学んでいただきました。

講座修了後、参加者の方々からは「初めて見るもの、聞くものでよく知ることができ勉強になった」、「結び方を忘れないように日常生活にも利用したい」などのご意見をいただき、危機対策意識の向上につながったのではないかと思います。

 

Posted by at 11:18 午前
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2008年10月11日

平成20年度 吉野川現地(フィールド)講座 第1回「干潟観察会」

  平成20年10月11日(土)に第1回「吉野川現地(フィールド)講座」(干潟観察会)を吉野川大橋下流南岸の干潟にて実施しました。参加者の皆様には、熱心に観察をしていただきました。  当日は、日本生物教育学会徳島県支部長 兼 徳島県自然保護協会会長の森本先生から吉野川の植物について、また四国大学名誉教 授酒井先生から吉野川の底生動物について説明していただいた後、干潟に生息しているカニを中心に観察を行いました。

 

  途中、干潟の土の中にしか生息しない種を観察するため、穴を掘り採取等も行いました。森本先生、酒井先生、とくしま自然観察の会の井口さんのご指導により干潟に棲む生物をたくさん観察することができました。また、日本野鳥の会の笠井さんより渡り鳥のご説明をいただきました。

 この講座を通して、吉野川の自然環境に関心を深めていただけたらと思います。

 

Posted by at 11:24 午前
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2008年04月13日

平成19年度 吉野川現地(フィールド)講座 第7回吉野川現地(フィールド)講座
第1部コアジサシデコイ作り
第2部コアジサシデコイ設置及び野鳥観察

<第1部コアジサシデコイ作り>

 平成20年3月30日、第7回「吉野川現地(フィールド)講座」(コアジサシデコイ作り)を実施しました。  開催にあたっては、河川・渓流環境アドバイザーの小林先生に指導員として御協力頂きました。

  当日は、徳島河川国道事務所で、吉野川の自然環境の問題点やコアジサシ(環境省レッドデータブック:絶滅危惧Ⅱ類)について説明させていただいた後、石粉粘土を使ってコアジサシのデコイを作成しました。デコイとは、渡り鳥であるコアジサシの集団営巣の習性を利用し、仲間と思って飛来するように河原に設置する模型のことです。

 参加者の皆さんは、熱心に作成してくださいました。

<第2部 コアジサシデコイ設置及び野鳥観察>
  平成20年4月13日、第7回「吉野川現地(フィールド)講座」(コアジサシデコイ設置及び野鳥観察)を吉野川の中州(六条大橋の少し下流)において、実施しました。

  近年、吉野川では木や草がたくさん増えることで、以前よりレキ河原(小石の河原)が少なくなってきており、コアジサシの姿もあまり見られなくなってきています。そこで第1部で作成したデコイを河原に設置しました  また、野鳥観察も行いました。その日観察された野鳥の種類や数を記録し、吉野川周辺に生息している野鳥を知って頂きました。今後も、このような機会を通して、吉野川の自然に親しんでいただくとともに、関心を深めていただけたらと思います。参加者の皆さん!ありがとうございました。

 

Posted by at 1:48 午後
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2008年03月08日

平成19年度 吉野川現地(フィールド)講座 第6回「景観に配慮した砂防事業」

 平成20年3月8日に第6回吉野川現地(フィールド)講座が行われました。

  今回は、徳島県の観光名所である「かずら橋」の観光拠点となる「かずら橋夢舞台」に近接する、周辺景観にも配慮した砂防事業及び全国でも有数の破砕帯地すべり地帯となっている善徳地区などの地すべり対策事業を見学しました。

  終了後に行ったアンケートでは、「地すべりの工事はあまり知らなかったので勉強になりました。」、「土石流・土砂災害を防ぐ砂防ダムの事業が大切だとよくわかりました。」、「砂防1つとっても色々な工法があること、また景観にも配慮がなされていること、地域住民のため日夜配慮されていることなどがわかりました。」、「普段行くことのできない場所を見学でき、天候も絶好の日和で良かったです。」などたくさんのご意見をいただきました。

 今後も、このような機会を通して、砂防事業などの施設を知っていただけたらと思っております。      参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。

 

Posted by at 1:49 午後
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2008年01月11日

平成19年度 吉野川現地(フィールド)講座 第4回「角ノ瀬排水機場工事現場見学・水防工法体験・飯尾川排水機場見学 」

 平成20年1月11日に第4回吉野川現地(フィールド)講座が行われました。

  今回のテーマは「角ノ瀬ポンプ場で見よう!今しか見れない四国最大級のポンプ!」、「自分の身は自分で守る!簡単にできる水防工法を体験しよう。」ということで、飯尾川排水機場、角ノ瀬排水機場などの内水対策に関係する施設を見ていただきました。

  終了後に行ったアンケートでは、「防災ロープワークの体験は大変役立ちました。」、「今日の見学で、排水機場の役割がいかに大切かという事がわかりました。」、「初めて排水ポンプ場の見学ができ、説明を聞いて、そのことが良く理解できました。」、「ロープの結び方など体験させていただき、日常生活において役立てていきたいと思います。」などたくさんのご意見をいただきました。

 今後も、このような機会を通して、排水機場などの施設を知っていただけたらと思っております。            

 参加者の皆様、寒い中、ご参加ありがとうございました。

 

Posted by at 1:52 午後
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2007年12月22日

平成19年度 吉野川現地(フィールド)講座 第3回「 吉野川の洪水・渇水とダムの役割 」

  平成19年12月22日、第3回「吉野川現地(フィールド)講座」(吉野川の洪水・渇水とダムの役割)を吉野川ダム統合管理事務所と早明浦ダムにおいて、国土交通省、徳島県の共催で実施しました。

  当日は、午前中に三好市池田町にある吉野川ダム統合管理事務所にて松本管理課長から一般的なダムの種類や役割についての説明や平成16年「台風23号」、平成19年「台風4号」の対応についての解説、池田ダム・早明浦ダムの特徴や貯水量の説明を受けました。

  午後からは高知県土佐町の早明浦ダムにて水資源機構の和田所長代理から早明浦ダムについての説明を受けた後、バスでダム下部まで移動しそこから内部に入りダム本体内部を見学しました。

  終了後に行ったアンケートでは、「水資源の大切さ及びダムの役割などいろいろと勉強になりました。」、「体験学習として、普段見学できないところまで案内してもらい細かく説明を受け感動した。」、「早明浦ダム見学は初めてですが、スケールの大きさにはビックリしました。」、「早明浦ダムには、色々な機械があって大変であると感じ、私達が思っている以上の苦労があると思いました。」などたくさんのご意見をいただきました。  今後も、このような機会を通して、ダムの役割などを知っていただけたらと思っております。 

参加者の皆様、寒い中、ご参加ありがとうございました。

 

Posted by at 1:54 午後
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2007年12月09日

平成19年度 吉野川現地(フィールド)講座 第2回「吉野川の自然観察会」

 平成19年度 第2回「吉野川現地(フィ ールド)講座」(吉野川の自然観察会)を西条大橋左岸砂州にて実施しました。吉野川の自然環境の問題点や本来の姿であるレキ河原に戻す事業について説明させていただいた後、砂州内を歩いて観察しました。

  途中、シナダレスズメガヤなどの外来植物やヤナギについて森本先生から説明を受けたあとマウンド内のヤナギの地下根茎状況などについても観察して頂きました。  最後に、ヤナギの伐木やシナダレスズメガヤの抜き取りを体験して頂きました。

 終了後のアンケートでは、「レキ河原の大切さがわかった」等たくさんのご意見をいただいきました。

 参加者のみなさん、寒い中、ありがとう ございました。

 

Posted by at 1:56 午後
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2007年09月30日

平成19年度 吉野川現地(フィールド)講座 第1回「吉野川の野鳥観察会」

 平成19年度 第1回「吉野川現地(フィ ールド)講座」(吉野川の野鳥観察会)を柿原堰周辺にて実施しました。参加者の皆様は、小雨の中にもかかわらず、熱心に野鳥の観察をしていただきました。

  石井河川防災ステーションで、吉野川の自然環境の問題点等について説明させていただいた後、柿原堰周辺に移動し、そこで見られる野鳥について指導員の方々と共に観察していただきました。今回の観察会では、セイタカシギ、アオサギ、カワセミなど16種類の野鳥が観察されました。

今後も、このような機会を通して、吉野川の自然に親しんでいただくとともに、吉野川の環境についても関心を深めていただけたらと思います。

Posted by at 2:03 午後
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2007年03月03日

平成18年度 吉野川現地(フィールド)講座 第5回「吉野川歴史探訪」

  第5回吉野川フィールド講座として、また第2回の「四国のみずべ八十八カ所」バスツアーとして、平成19年3月3日(土)に『吉野川歴史探訪』を開催いたしました。

  40名の募集人数に対して200名以上の多くの方々の応募を頂きました。その中から2歳から84歳までの方々40名が厳正なる抽選で選ばれ、当日キャンセルを除く35名の方々が参加されました。

  当日は三好市文化財保護審議会委員の大岩さんから三好市池田町付近の歴史を、旧三好町の元助役・土井さんからは東みよし町の美濃田の渕について、、吉野川渡し研究会の山地さんからは、吉野川の交通の要衝であった「渡し」について現地で説明を受けながら、池田ダム湖や道の駅貞光ゆうゆう館周辺など5箇所を訪問しました。

  また、美濃田の渕では、遊覧船に乗って春間近の美しい風景を楽しみました。乗船の頃には好天で汗ばむほどの陽気となり、遊覧船で水際に臨んでも心地よい時間となりました。  参加者の方には「昔の交通の要衝だった吉野川の歴史をしのぶことができ、水資源の大切さを改めて実感できました。」「近くても行ったことがなかったみずべに行くことができてよかった。」と好評でした。

 

Posted by at 4:16 午後
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2006年11月25日

平成18年度 吉野川現地(フィールド)講座 第4回「ポンプ場(排水機場)と漏水対策の工事現場を見てみよう!」

 平成18年11月25日に第4回吉野川現地(フィールド)講座が行われました。

  今回のテーマは「ポンプ場(排水機場)と漏水対策の工事現場を見てみよう!」ということで、指谷川排水機場、石井漏水対策工事現場、角ノ瀬排水機場新設工事現場と内水対策に関係する施設、工事現場を見ていただき施設の役割と漏水対策工事の内容を理解してもらい河川事業の役割を学んでいただく目的で開催されました。

  当日は14名の方が参加され、まず、阿波市伊月にある指谷川排水機場で施設の見学を行いました。当事務所の松本機械課長が排水機場内機械設備の説明、実際に除塵機を動かしたり、また、操作室内の見学などをしました。

  次に、石井河川防災ステーションで昼食をとり、次に見学する石井漏水対策工事について松本吉野川鴨島出張所長が配付資料を見ながら説明を行い現場へ向かいました。

  石井の漏水対策工事現場は数カ所に区分され工事発注されており、今回はそのうち5箇所を見学しました。基盤漏水対策のために川表側の法尻に鋼矢板を打設している所とかブランケット(遮水土層)を設置している箇所、川表側法面に遮水シート張り覆土ブロックを設置している箇所、また、川裏対策として堤体裏法基礎部を砕石で置き換えている箇所などを見学しました。

  最後に、角ノ瀬排水機場新設工事現場に向かいました。この日はちょうど排水機場本体の底版にコンクリート打設してるところでミキサー車がひっきりなしに動いていたところでした。参加者は近くで工事を見ながら現場責任者の説明に耳を傾けていました。

  参加者された方からは「知らないことばかりで講座に参加して良くわかった」「普段見ることの出来ない現場の状況を見ることが出来て貴重な体験になった」等の意見をいただきました。

 

Posted by at 4:18 午後
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2006年11月11日

平成18年度 吉野川現地(フィールド)講座 第3回「吉野川の洪水・渇水とダムの役割」

 平成18年11月11日に第3回吉野川現地(フィールド)講座が行われました。

  今回のテーマは「吉野川の洪水・渇水とダムの役割」です。平成17年は6月からの小雨による大渇水。また、平成16年には戦後最大の洪水が発生しました。今回の講座では池田ダム・早明浦ダムを見学しダムの働きについて学んでいただく目的で開催されました。

  当日は40名の方が参加され、三好市池田町にある吉野川ダム統合管理事務所で「吉野川の洪水・渇水とダムの役割」についての説明、高知県土佐町早明浦ダムではダム内部の見学を行いました。

  吉野川ダム統合管理事務所では、片岡管理課長がダムの種類・目的、池田ダム・早明浦ダムの特徴や貯水量の説明、また、平成16年「台風23号」、平成17年「台風14号」の対応についてグラフを見ながらの説明、利水、渇水についての説明を行いました。参加者は、「説明、資料とも分かりやすく参考になった。」とアンケートで感想を述べられていました。

  次に、高知県の早明浦ダムに向かいました。水資源機構早明浦ダム・高知分水管理所で昼食後、粥川所長代理の早明浦ダムに関する説明を聞いた後、バスでダム下部まで移動しそこからダム内部に入りダム本体内部を見学しました。

  「今の堆砂状況は?」「何年で砂、泥はいっぱいになるの?」「流れ着いた流木の処理方法は?」など参加者から質問が出され、説明者が分かりやすく説明していました。参加された皆さんは説明者の話に熱心に耳を傾けていました。

 

Posted by at 4:19 午後
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2006年10月28日

平成18年度 吉野川現地(フィールド)講座 第2回「景観に配慮した砂防事業」

 10月28日(土)、徳島河川国道事務所、四国山地砂防事務所では「景観に配慮した砂防事業」と題して、フィールド講座を開催しました。

  今回の見学フィールドは、徳島県西部最大の観光名所であります「かずら橋」の周辺で実施されている砂防事業で、周辺景観に特に配慮した砂防堰堤や、全国でも有数の破砕帯地すべりである善徳地すべり対策事業を見学して頂きました。

 今回の講座は募集定員30名に対して約80名の応募があり、下流域住民の皆さんが、中、上流域の事業にもご興味を持たれていることがわかりました。

 講座は、はじめに砂防事業の効果・目的、事務所の事業概要、近年の砂防事業の状況、避難警戒などについて説明を行いました。

  その後、四国山地砂防事務所が所有している「土石流3D体感シアター」、「降雨体験装置【大粒くん小粒ちゃん】」で、土石流の疑似体験や豪雨を体感して頂きました。

  「土石流3D体感シアター」は、土石流が発生する際の予兆や、発生時に起こる現象を、立体映像・立体音響・振動・照明・匂いにより擬似体験して頂き、土砂災害への備えに役立てて頂く装置です。

  参加者からは、「土石流というものがどういうものなのか、どれだけ恐ろしいものかということが大変よくわかった。」、「土石流には前兆現象があることは知らなかった。」といったご意見を頂きました。

  「降雨体験装置【大粒くん小粒ちゃん】」は、10mm・30mm・100mm・180mmとしだいに増加していく雨量により大雨の恐ろしさを体験して頂く装置です。

  参加者からは、「10mm・30mmといった雨量は普段ニュースなどでよく聞くが実際どのくらいの雨なのかわかった。」、「土砂災害発生の恐れが高い雨量が、どのくらいの雨量なのかわかったので避難等の目安に役立てたい。」といったご意見を頂きました。

  その後、徳島県三好市西祖谷山村の善徳地区で行われております、砂防事業・地すべり対策事業の現場を見学に行きました。砂防事業では、景観に配慮し擬岩パネルを使用している、施工中の今久保堰堤・かずら橋の上下流で施工済みの善徳護岸を見学して頂きました。当日は土曜日ということもあり、かずら橋周辺は観光客で大変賑わっており景観への配慮の必要性がよくわかって頂けたようです。

  地すべり対策事業は、善徳地すべり地区全体を見渡せる対岸から対策範囲を見学して頂きました。参加者からは、地すべり範囲の大きさに驚きの声が上がっておりました。

  今回の参加者のほとんどは、徳島市内又はその近郊からの参加者でありましたが、吉野川の上流ではこのような砂防事業が行われており、この砂防事業により下流住民の安全と安心が、いかに守られているかということが少しでも解って頂けたのではないかと思われます。

 

Posted by at 4:22 午後
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2006年07月30日

平成18年度 吉野川現地(フィールド)講座 第1回「川から災害復旧箇所を見てみよう!」

  平成18年7月29日・30日に吉野川で毎年行われています「吉野川フェスティバル」の中で行っている「吉野川クルーズ」をお借りする形で本年度第1回目の「吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。

  今回のテーマは、「川から災害復旧箇所を見てみよう!」で昨年度同イベント時に開催しました「川から災害復旧現場を見てみよう」に引き続く形で開催しました。

  当日は、午前11時から12時の間で応募していただいた約20人を乗せ、吉野川フェスティバル会場横の臨時船着き場から出航し、平成16年度台風16号で被災し堤防法面が大きく崩れた箇所を本年3月末までに復旧完了した徳島市川内町の「上別宮南箇所」を見学しました。

  徳島河川国道事務所からは、昨年度まで工事現場を監督していました吉野川上板出張所の職員が同船し、被災時の状況(なぜこの場所が被災したか)、災害復旧を行う上での工夫した点(復旧方法では、自然石を使用したブロックや捨石により動植物の生育空間を創造する等の工夫を行ったこと。また、施工中においても周辺環境への影響を最小限に抑えるため、干潟に悪影響を与える可能性の高い川側への仮設盛土を避け、台船による施工を実施する等の工夫を行った。)などを写真やパネル等を使用しながら説明しました。また、下流に下る船では普段目にすることのない橋の下(吉野川大橋)で、吉野川に架かる橋は道路利用だけではなく水道・NTT・電力等の線が添加されている等の説明も行いました。

  講座に参加した方からは、「吉野川の干満の差は工事に影響しないのか?」「このように復旧すれば安心できる!!」「橋の下にこのような物があることは知らなかった?」等の質問や感想が聞かれ、日頃と違う目線から見た吉野川を熱心に見学されていました。

 今後も徳島河川国道事務所では、河川事業へのご協力とご理解を頂くよう努力していきたいと考えています。

 

Posted by at 4:29 午後
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2006年03月25日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第11回「コアジサシのデコイ(模型)作り」

  徳島河川国道事務所では、平成18年3月25日に「コアジサシのデコイ(模型)作り」のフィールド講座を、徳島県、吉野川交流推進会議及び日本野鳥の会徳島県支部の共催で開催しました。

  今回の講座は昨年に引き続いての開催であり、募集定員50名(親子25組)に対して約80名の応募があり、大変好評でした。なお、当日の参加者は、小学生とその保護者の方など、70名の参加を頂きました。講座では、最初に事務所からフィールド講座の目的等の説明があり、その後コアジサシの生態などについてのお話しがありました。

  説明終了後、2会場に分かれて作業に取りかかりました。最初は、石に紙粘土を巻き付けるところから始め、次に、胴体部分に頭と尾羽を取り付け、最後に、着色していきます。子供達だけでは難しく、親子で相談しながら真剣に取り組んでおられました。また、余った紙粘土でタマゴやヒナを作っている方もおられるなど、終始和やかな雰囲気の中、楽しそうにデコイ作りに取り組まれておりました。

  出来上がったデコイは、4月8日に吉野川の河原に設置してもらう予定になっております。是非とも皆さんが作ったデコイがたくさんのコアジサシを呼び寄せて、その近くでタマゴを生み、ヒナを育ててくれることを期待しています。

 

Posted by at 5:01 午後
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2006年03月21日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第10回「吉野川下流歴史探訪」

  平成18年3月21日、第10回現地(フィールド)講座を実施しました。テーマは「吉野川下流歴史探訪」、徳島市国府町から上流のつるぎ町にかけて吉野川に残る洪水遺産、歴史遺跡を訪ね吉野川の歴史・文化に関する知識を深め、吉野川に親しみ、魅力を再発見していただくことを目的としています。多数の応募があり、抽選の上31名の参加者がありました。

  石井町では藍畑にある「田中家」を訪ねました。江戸時代に藍商として栄え現在では国指定の重要文化財に指定されている風格のある佇まいで、皆さん洪水時に周囲の人の避難場所として利用されていたことや庭木もその当時のままに残っていることなどに感動していました。

  徳島市国府町芝原の「蔵珠院」では江戸時代末期の1866年の洪水痕跡を初めて見た人も多く、150年近くも前の寺の過去帳を住職から説明を受け真剣なまなざしで過去帳に見入っていました。

  つるぎ町では「道の駅貞光ゆうゆう館」から上流500mに、「喜来の渡しの跡」があります。吉野川渡しの会の日下さんから現在もかつての遺構がのこっていることや岡田式渡船導入後は荷車、自動車も運んだこと。徳島線開通後は、美馬町と貞光駅を結ぶ重要な役割を果たしていたこと、渡しの標柱(石碑)も完成したばかりなことなどの説明に真剣に見入っていました。

 

Posted by at 5:02 午後
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2006年02月26日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第9回「内水対策」

  平成18年2月26日(日)に19名の参加者で開催された第9回吉野川現地(フィールド)講座は、神宮入江川排水機場において内水被害発生のメカニズム及びポンプによる内水排水、排水機場の概要、排水機場の点検整備について、近隣住民の方にご理解を深めて頂くことを目的として排水機場の定期整備に合わせて実施しました。  操作室で説明を行った後、排水ポンプ運転の際に使用する操作設備、除塵設備、ポンプ設備を見て頂きました。ポンプ設備については定期整備だからこそ見ることの出来るポンプ本体・駆動用ディーゼルエンジン本体の内部やポンプ羽根車・ピストン等の部品を見て頂きました。

 その後、自家発電設備を立ち上げそこから供給される電力により除塵設備を運転させました。

  参加者からは「近所に住んでいるがこのような設備があることさえ知らなかった。参加して良かった。」「子供を連れて来れば良かった」等の声が聞かれました。

 

Posted by at 5:04 午後
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2006年02月25日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第8回「平成16年土砂災害の実態と復旧状況」

 平成18年2月25日に第8回吉野川現地(フィールド)講座が行われました。

今回のテーマは「平成16年土砂災害の実態と復旧状況」ということで、平成16年に四国を襲った台風による土砂災害の復旧工事現場を見学し、災害の恐ろしさ、砂防事業の役割を学んでいただく目的で開催されました。  当日は37名の方が参加され、三好郡井川町(現三好市井川町)にある四国山地砂防事務所で事業紹介、高知県土佐郡大川村で災害復旧工事現場の見学を行いました。

 午後からの災害復旧工事現場見学では、工事を施工している現場責任者より工事前の状況とか工事工法について説明を受けました。

  「工事を行う目的は?」「工事費はいくらか?」など参加者から質問が出され、説明者が分かりやすく説明していました。参加された皆さんは説明者の話に熱心に耳を傾けていました。

 

Posted by at 5:05 午後
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2005年11月19日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第7回「吉野川の外来植物対策」

  平成17年11月19日(土)、「吉野川の外来植物対策」と題して今年度7回目のフィールド講座が阿波市吉野町西条の河原(西条大橋の下流)で実施されました。

  今回のフィールド講座では、洪水時におけるヤナギ群落の影響やヤナギの生態について、現地を観察しながら学んでいただくことを目的としています。今回は、総勢約70名と多くの方々に参加していただきました。また、当日は徳島市内では朝から雨が降っていましたが、会場では時折日の差す穏やかな好天に恵まれ、足の取られそうな河原を歩く方々の中には汗ばんでおられる方もいらっしゃいました。

  始めに徳島河川国道事務所から外来種対策の経緯や調査結果などを説明した後、ヤナギ伐採の試験区に移動して、徳島大学環境防災研究センターの岡部センター長により講義をいただきました。

 次にヤナギの生態について説明があり、ヤナギの伐採体験を行いました。

  参加者からは河道内の植生が洪水に影響を与えることを初めて聞いた人も多くいらっしゃったようです。直接ものに触れる体験と詳しい講義が一度に味わえたことについても好評をいただきました。

 

Posted by at 5:07 午後
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2005年11月12日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第6回「災害復旧状況を見てみよう!」

 毎年開催している「暮らしと技術の建設フェア」の実施イベントとして、

第6回「吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。テーマは、「災害復旧状況を見てみよう!」です。平成16年に発生した台風での出水により、被災した箇所の災害復旧工事を実施しています。

今回は災害復旧状況を4箇所の工事現場を見ていただきました。 

はじめに、平成16年の災害箇所について、被災状況写真の入った参考資料をもとに説明を行ったあと、災害復旧工事現場へ出発しました。

  約3時間半の行程にもかかわらず、参加者の27人は説明者の話にメモを取ったり、熱心に写真を撮ったりして、日頃近づくことのできない工事現場を見学されていました。

 

Posted by at 5:08 午後
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2005年10月01日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第5回「吉野川の洪水・渇水とダムの役割」

  平成17年10月1日(土)に吉野川ダム統合管理事務所、早明浦ダムにおいて、第5回吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の洪水・渇水とダムの役割」を開催しました。

  今回の講座は、6月から続いた渇水と9月に四国を襲った台風14号及び昨年の台風23号による洪水に対するダムの役割について、学んでもらうというもので、40名の応募がありました。  最初に、池田ダムに移動して、吉野川ダム統合管理所の職員より説明を受け、早明浦ダムでは、水資源機構早明浦ダム管理所の職員にダムの洪水時の役割、渇水時のダムで蓄えた水の補給時の説明をいただきました。

  今年は、11年ぶりの大渇水に見舞われ見学者の方の渇水に対するダムの働きに関心も高く、またダムに初めて入った人や早明浦ダムを初めて見てその壮大さに感動する人もいました。渇水時(8月)に大川村役場を見たかったなどの意見もありました。

 

Posted by at 5:12 午後
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2005年08月21日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第4回「吉野川の水質とその水は何に使われているのかな」

  平成17年8月21日(日)に石井河川防災ステーションにおいて、吉野川現地(フィールド)講座「吉野川の水質とその水は何に使われているのかな」を開催しました。

  今回の講座は、吉野川の水質がどのように保全され、暮らしに必要な水がダムを含めどのように供給されているかを知ってもらい、渇水の中で水の大切さを考えて頂くことを目的としておこなったもので、18名の参加がありました。

 最初に、事務所職員から吉野川の水質と水利用の説明があり、吉野川の水質については、クイズ形式で説明したため、好評でした。

  見学施設の徳島市水道局第十浄水場では、表流水・伏流水・地下水の水源のちがい、飲料水としての水の検査態勢、供給施設の概要の説明を受け、採取した水をどのように飲料に適した水にするかの施設を見学しました。

  参加者からは、「吉野川の水利用がよくわかった」「大切な吉野川を守っていかなければと思った」「浄水の水を飲ませていただきカルキの味がなくおいしかった」等の感想が聞かれました。

 

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2005年07月31日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第3回「川から災害現場を見てみよう」

  吉野川フェスティバルの一環で「川から災害現場を見てみよう」と題して「第3回吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。30日、31日の2日間にわたり、吉野川フェスティバル会場横の臨時船着き場から出航し、昨年の16号台風で堤防が大きく崩れ、現在、災害復旧工事を実施している徳島市川内町の「上別宮箇所」(吉野川橋左岸下流)を見学しました。  昨年の台風時の被災写真や、工事完成後のパースなども使って、当該箇所の位置や普段の状況、昨年の台風災害の状況や、災害復旧の考え方、災害復旧の設計概要、災害復旧工法、自然環境への配慮などを説明しました。

  講座に参加された方からは、「現在、吉野川全体で何件の災害復旧工事をしているのか?」「他の工事区間もこのような工事か?」とか、「工事費はいくらぐらいか」などの質問があり、日頃近づいて見ることの少ない工事現場を熱心に見学されていました。

 

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2005年06月04日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第2回「コアジサシを見に行こう」

  「コアジサシを見に行こう」と題して今年度2回目のフィールド講座が吉野町西条の河原(西条大橋の上下流)において、国土交通省、徳島県、吉野川交流推進会議および日本野鳥の会徳島県支部の共催で実施しました。観察場所には平成17年3月に行われたフィールド講座にてコアジサシを呼び戻すために作成したデコイ(模型)約50体を設置していました。今回のフィールド講座はデコイの作成・設置に参加いただいた方を対象に参加者を募り、約20人の皆さんと一緒にデコイ設置の効果を確認しました。

 

当日は抜けるような青空となり、朝から汗ばむような日差しの中で参加者はデコイ設置箇所を熱心に観察していました。しかし残念ながら当日はコアジサシを確認することは出来ませんでした。河原でのコチドリ、ヒバリ等の観察の後、高水敷での野鳥観察を行った結果、ヒバリ、ホオジロ、カワラヒワ、オオヨシキリなど全部で24種の野鳥が観察されました。

 参加者の方々には吉野川の豊かな自然に親しんでもらうとともに、環境保全の大切さについて考えていただけたと思います。

 

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2005年05月25日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第1回「水防工法技術講習会」

  5月は水防月間です。徳島河川国道事務所では、徳島中央広域連合消防本部(吉野川市、阿波市)の依頼を受けて、吉野川市鴨島町知恵島の水防資材置き場において、5月11日、18日、25日の3回に分けて吉野川流域講座として「水防工法技術講習会」を開催しました。また25日には、吉野川現地(フィールド)講座として、一般参加者にも水防工法を体験していただきました。

  まず簡単な説明をして、土のう作りの体験、ロープワーク、そして、代表的な3工法「積み土のう工」「シート張り工」「月の輪工」を3班に分かれて行いました。各工法とも、指導員の細かな注意を受けながら、消防団員も一般参加者も実施しました。最後に、準備工としての、「杭ごしらえ」と「竹とげ」の説明があり、2時間30分の水防技術講習会を終了しました。

 

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2005年03月19日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第9回「コアジサシ デコイ-後編-(模型)設置」

  今回は、前回3月5日に、参加者の皆さんと粘土で作った模型を西条大橋の河原に置きに行きました。開会式の後、コアジサシが、帰ってきますようにとの思いを込めて、みんなでデコイを持って、記念撮影。久しぶりに、対面し、自分で作ったデコイに対面した子供たちは、とてもうれしそう。その後、河川敷に移動して、デコイを設置。河原は、いろいろな石がいっぱい。でこぼこしていて、小さい子供の足には、大変だったと思いますが、広い河原のあちこちにデコイを置きました。 

デコイを置いた後は、みんなで、コアジサシが巣を作った時に、カラスなどの天敵から守る為に、石を積み上げて、囲いを作りました。

  その後は、野鳥の会の皆さんの指導のもと、2班に分かれて、野鳥観察会。ヒバリや、ホオジロ、ツグミ、モズなどさまざまな鳥を見ることができました。姿がよく似ている鳥もありますが、そういう場合は、鳴き声で聞き分けるそうです。日本野鳥の会の曽良さんによれば、鳥がさえずるのは、「僕のなわばりだよ」と自分のなわばりを主張したり、「結婚しようよ」とメスへ求愛活動をしたりしているとか。ちなみにヒバリは、オスだけが、さえずるそうです。

 

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2005年03月05日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第9回「コアジサシ デコイ-前編-(模型)作り」

  徳島河川国道事務所が実施した河川水辺の国勢調査や日本野鳥の会徳島県支部が吉野川の河口で毎月調査した結果からもコアジサシの確認数が近年減少してきていることが分かりました。

  そこで、コアジサシ繁殖地保全策の一環として、デコイを作り吉野川の河原に設置することで、コアジサシが自分たちの仲間がいると思い安心して繁殖活動をし、かつての吉野川のようにコアジサシを呼び戻すことを計画しました。

講座には、小学生とその保護者の方約60名に参加頂き実施しました。

 デコイ作りは、吉野川の河原で採取した小石に紙粘土を巻き付けた後、頭と尻尾の部分を付け型作りを行い、絵の具で着色して出来上がりです。

  参加者はコアジサシの写真や見本と熱心に見比べながら、手をどろんこにして楽しそうに「もっとここに粘土を重ねるとそっくりになるよ」と親子で楽しく相談しながら又、真剣な表情で色づけをしてくれました。

出来上がったデコイは、参加者に3月19日に吉野川の河原に設置してもらうとともに、野鳥観察会を開催し吉野川の自然に親しんでもらうことにしています。

 

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2005年01月29日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第8回「吉野川上流歴史探訪」

  平成17年1月29日、第8回現地(フィールド)講座を実施しました。テーマは「吉野川上流歴史探訪」、脇町から上流の池田町にかけて吉野川に残る洪水遺産、歴史遺跡を訪ね吉野川の歴史・文化に関する知識を深め、吉野川に親しみ、魅力を再発見していただくことを目的としています。100名近い応募があり、抽選の上35名の参加者がありました。

  最初に脇町の大谷川にある「デ・レーケ堰堤」を訪ねました。明治17年に吉野川を検査したオランダ人技師デ・レーケの立案による砂防堰堤です。参加者は説明後、石張りのまるみを帯びた堰の上を歩きました。

  次に穴吹町の「舞中島」は吉野川と明連川に囲まれた川中島でした。昭和50年に堤防ができるまではたびたび洪水の被害を受けました。そのため水防竹林や高い石垣の上に家を建てた城構えの家が残っています。

 貞光町では、340年前に築かれた藤森堤(三王堤)が残っており、築堤に当たった原喜右衛門ら3名をたたえた三王の碑があります。

 三好町では、ハイウェイオアシスから美濃田の淵を散策しました。

 井川町の辻渡しは、美濃田大橋が架かっているすぐ上流側に渡しの跡があります。

 池田町の大具渡しは、三好大橋が開通するまでは、この地が高知と讃岐を結ぶ交通の要所であったため多くの人を運んでいました。

 池田町の池田ダムから下流700mにある千五百河原は「はまの港」があり大正時代までは多くの船でにぎわいました。

 

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2004年10月23日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第7回「吉野川の洪水とダムのはたらき」

10月23日に第7回吉野川現地(フィールド)講座を開催しました。テーマは「吉野川の洪水とダムのはたらき」です。

直前に襲来した台風23号の影響により講座の開催が心配されましたが、吉野川の水位も下がったため無事開催できました。

  池田町にある国土交通省吉野川ダム統合管理事務所において、森長管理課長による一般的なダムの話、台風による降雨と水位の変化、ダムの機能・効果の話がありました。

吉野川流域で洪水調節を行っているダムは、早明浦ダム、富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム、池田ダムの5つで、吉野川ダム統合管理事務所で統合管理しています。

 

説明の後、ゲート放流している池田ダムを見学し早明浦ダムに移動しました。

到着後、水資源機構早明浦ダム管理所の職員の方による早明浦ダムの説明を受けました。ダムの建設目的、ダムのはたらき、設備などについて詳しい説明がありました。今回、台風23号の降雨のため6門のクレストゲートを開けて放流していました。 

アンケートによると、グラフによる雨量と水位調節はダムのはたらきが分かりやすかった。ダムの放流する光景が印象的だったとの意見がありました。

 

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2004年10月16日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第6回「砂防事業と土砂災害の実態」

平成16年10月16日(土)に開催された「砂防事業と土砂災害の実態」には、多数の応募をいただきました。抽選で当選された方27名の方が参加されました。

まず、井川町にあります四国山地砂防事務所に到着後、降雨体験機と土石流3D体験機で、降雨及び土石流について体験していただきました。時間150mmの降雨は、長靴・カッパ・傘とフル装備でも飛沫がかかるほどの強い雨でした。 

昼食後、現場までの移動途中には、四国山地砂防事務所の方から、よく耳にする「地滑り」、「崖崩れ」、「土石流」の違いや、土石流の危険性が高い「谷」地形など、分かりやすい説明を受け、理解されたようでした。

 土石流の現場である高知県大川村の鈴ヶ谷地区、大川橋下流地区では、間近に見る災害現場に足をすくめ、災害についての説明を真剣に聞かれていました。 

鈴ヶ谷の現場では、80歳を超える高齢者夫婦の家屋が跡形もない状況、鬼気迫る避難状況を見聞きし、参加者のみなさんから自然災害の怖さを改めて認識されたようでした。また、「午前中に体験した3Dと同じ状況だ!」との感想もきかれました。

 

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2004年09月26日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第5回「内水対策」

  平成16年9月26日(日)に21名の参加者で開催された第5回吉野川現地(フィールド)講座は、排水機場の機能説明と実際にポンプが稼動する状況を見学しながら吉野川の内水対策について考えることを目的として、実施したものです。

  講座は2部構成で、初めに石井河川防災ステーションで内水被害の仕組みと吉野川の過去の内水被害、そして現在までに実施してきた内水対策について説明しました。

 次に、場所を市場町にある指谷川排水機場に移動し、排水機場の機能やポンプ構造などについて一通りの説明をした後、いよいよポンプを実際に運転しました。

支川である指谷川の流量が少ないため本番の排水運転のように吉野川へ放流することができないので、角落としゲートで仕切って溜めた水を循環させてポンプの働きを見ていただきました。

  参加者からは、排水機場内の大きな音にもかかわらず興味津々且つ熱心に見学していただきました。また、技術的に高度で専門的な質問も出るなど、参加者の知識の豊富さに我々スタッフも驚かされました。

 

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2004年09月12日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第4回「水質保全と利水」

  平成16年9月12日(日)に阿北環境整備組合し尿処理施設及び徳島市水道局第十浄水場において、吉野川現地(フィールド)講座「水質保全と利水」を開催しました。

  今回の講座は、吉野川の水質がどのように保全され、暮らしに必要な水がどのように供給されているかを知ってもらい、水を汚さない大切さを考えて頂くことを目的として行ったもので、20名の参加がありました。

 はじめに、事務所職員から下水道・上水道・水質の話があり、吉野川の水質については、クイズ形式で説明したため、おおいに盛り上がりました。

  最初の見学施設の阿北環境整備組合し尿処理施設では、し尿が生物処理によってきれいになるのを現地で採取して体験し、汚泥脱水ケーキが肥料に使われていることも知ってもらいました。

 次の徳島市水道局第十浄水場では、表流水・伏流水・地下水の水源のちがい、飲

料水としての水の検査態勢、供給施設の概要の説明を受け、どのように採取した水を飲料

に適した水にするかの施設を見学しました。

  参加者からは、「生活排水を考えないといけない」「水がきれいになるシステムがよくわかった」「命の源である水道水が届く過程を知らなかった」「全くちがった分野での見学で川について再認識しました」等の感想が聞かれました。 

 

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2004年07月25日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第3回「平成16年度 水生生物調査(2)」

  三加茂町,貞光町の各河川敷で、第3回吉野川現地(フィールド)講座の水生生物調査が行われました。水生生物調査とは、その川に住んでいる生物を観察することで、川が今どのような状態なのかを判断する調査です。今年も大勢の方にご参加いただいて、とても楽しい調査になりました。

当日は午後雨に降られたりもしましたが、午前中は晴れて気温も上がり、川に入るには絶好の日よりになりました。みなさん楽しみながら水生生物を採取していました。ある程度採れると先生に質問したり資料を見て調べたりしながら、水生生物を特定して記録用紙に記入します。調査結果は、カワゲラやヒラタカゲロウといった、きれいな水に住む水生生物が多く見られ、昨年同様水質階級Ⅰの「きれいな水」の評価でした。

 

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2004年06月05日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第2回「鳥類調査」

  第2回目の吉野川現地(フィールド)講座「鳥類調査」を名西郡石井町の石井河川防災ステーション、板野郡吉野町の柿原堰周辺の両会場で開催しました。吉野川にいる鳥の種類や現地における調査の方法、簡単な見分け方を紹介し、生物調査の意義と活用方法について広く知識を深めていただくことで、吉野川と鳥類の関わりについて考えていただきました。

 当日は、昨年より12日早い梅雨入りで当日の天気が心配されましたが、幸い天候に恵まれ県内各地から3~75才の幅広い年齢層の35名に参加頂きました。

講座では、まず石井河川防災ステーションにおいて河川・渓流環境アドバイザーである小林實氏から鳥類調査の方法、見分け方の説明を頂きました。その後、バスで柿原堰左岸(北岸)へ移動し、柿原堰及び河原環境での定点調査、堤防法尻でのラインセンサス法の観察を交替で体験して頂きました。

  観測後に行われた調査結果の整理では各班とも20種類前後の鳥類が観測され、「吉野川の近くで長年暮らしているのに初めて見た鳥がいた」「貴重種のコアジサシを見られて良かった」等の感想が寄せられました。

 

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2004年05月29日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第1回「吉野川の外来植物対策」

  平成16年度第一回目の吉野川現地(フィールド)講座が開催されました。テーマは「吉野川の外来植物対策」でした。近年、吉野川の河原に急激に繁茂してきているシナダレスズメガヤ等の外来植物の現状やその対策について紹介すると共に、シナダレスズメガヤの抜き取りを体験し、河川環境保全の大切さを考えていただきました。

  吉野川の外来植物についての講義と、試験施工の概要の説明を聞いていただき、抜き取り作業へ。シナダレスズメガヤは根が広く深く地中に張りだしているため、大人の男の方でも抜き取るのは一苦労です。しかし皆さん果敢に挑戦していただき、長さ比べでは183㎝の大物を抜き取った小学生もいました。自然環境に大きな影響をもたらしている外来種。今回の講座を通じて、皆さんに外来種について深く考えていただければと思います。

 

Posted by at 11:10 午前
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