2019年10月31日
四国横断自動車道の工事が着々と進んでいます! ~沖洲地区・新町川地区・津田地区の進捗状況~
四国横断自動車道(新直轄区間)の津田IC(仮称)から徳島東IC(仮称)の延長約2.8kmについて、現在工事を推進しています。
工事が進む四国横断自動車動
(津田地区より沖洲地区を望む)
徳島河川国道事務所では令和2年度の開通を目標に事業を推進しています。
皆さまには引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
2019年10月03日
「まなぼう祭」にて、ロープワーク訓練等の講習会を実施しました。
令和元年10月3日(木)に徳島県立西部防災館にて、地域を担う小中学生が防災について学び体験する「まなぼう祭」が開催されました。
この「まなぼう祭」は、岩倉中学校の生徒の皆さんを対象に
・水防訓練(ロープワーク、土のう作り)
・降雨体験装置、土石流3D体感シアター
・煙体験、
・地震体験、消火器体験、応急担架作成、AED訓練
・避難シミュレーションゲーム
などが実施され、徳島河川国道事務所は、ロープワーク訓練と土のう作りについて講習を行いました。
まず始めに、講師である吉野川美馬出張所の内田所長から、ロープワークの3原則について参加者に説明しました。
(1)迅速(より早く結べること)
(2)簡単(複雑な手順がなく、覚えやすいこと)
(3)確実(しっかりと結束でき、なかなかほどけないこと)
がベースであることをお伝えしました。
次にロープを使用して、「本結び」「ふな結び」「かみくくし」「もやい結び1」「もやい結び2」「いぼ結び」の6種類の結び方について講習を行い、体験する方々の間近で実演しながらそれぞれの結び方について指導しました。
また、土のうの正しい作り方についても指導を行い、参加者は「いざという時に備える!」ため、真剣に手順について確認をされていました。
参加者からは、「何のために使うかを学べて良かった」、「確実に結べるように練習したい!」、「家に帰って家族にも教えてあげたい」といった感想をいただくなど、非常に熱心に受講していただきました。
この取組みを機に、生徒の皆さんには、防災への意識をさらに高めていただき、万一の時には訓練の経験を活かしてほしいと思っています。
■ロープワーク訓練の様子
■土のう作り講習の様子
2019年09月28日
令和元年度第2回吉野川現地(フィールド)講座~シオマネキを見つけに行こう!~を開催しました。
9月28日(土)、吉野川現地(フィールド)講座
干潟観察会~シオマネキを見つけに行こう!~を、吉野川下流南岸の吉野川河口干潟で開催し、親子連れを含む23名の方々に参加いただきました。
講師には、四国大学の篠宮幸子先生をお招きし、干潟観察の指導を行っていただきました。
本講座は絶滅危惧種であるシオマネキなどの貴重な生物を採取して観察し、吉野川の環境について興味を高め、楽しく学んでいただくことを目的としています。
当日は天候にも恵まれ、干潟で多くの生き物を見つけることが出来ました。シオマネキやハクセンシオマネキ等のカニ類や、テッポウエビ等のエビ類も見つけることができ、全部で10種類が確認できました。
参加された皆さんからは、「すごく大きいカニが取れたよ!」「来年も絶対に来たい!」などの嬉しい感想をたくさんいただきました。
今後も、このような体験を通じて、一人でも多くの方々に吉野川の魅力をもっと知っていただけるように、活動を続けていきたいと思います。
篠宮先生の講義の様子
干潟観察の様子
実体顕微鏡を使って観察する様子
2019年09月19日
四国横断自動車道 沖洲高架橋(主桁)夜間架設
令和元年9月19日~9月21日にかけ四国横断自動車道(徳島県徳島市東沖洲地先)において、沖洲高架橋上部工の主桁架設作業を行いました。
本道路は、「四国8の字ネットワーク」の一部を形成する四国横断自動車道(津田IC(仮称)~徳島東IC(仮称)の区間2.8kmを令和2年度に開通させるべく整備を進めています。
開通後は、規格の高い信頼性のあるネットワークが延伸され、徳島市・小松島市の渋滞緩和や、近畿圏と徳島県南地域の連携強化を図るほか、災害時における広域交通ネットワーク確保に繋がります。
本工事では、県道204号徳島東インター線(マリンピア中央口)を夜間通行止めして、200tオールテレーンクレーンで鋼橋上部の主桁架設を行いました。
夜間主桁架設作業の様子・動画(←こちらをクリックしてご覧ください)
主桁架設作業に伴う2日間の「夜間通行止め」にご協力いただき、誠にありがとうございました。
左右:主桁架設作業の様子
左:
架設前 右:架設後
2019年07月23日
一般国道55号 阿南道路中島高架橋(主桁)夜間架設
令和元年7月23日~29日にかけ一般国道55号阿南道路(徳島県阿南市那賀川町中島地先)において、中島高架橋上部工の主桁架設作業を行いました。
阿南道路は、小松島市から阿南市における一般国道55号の交通混雑の緩和及び交通の安全確保を目的としています。このうち、阿南市那賀川町中島~西路見町江川間の(暫定2車線供用中区間:延長2.1km)の工事を推進しているところです。
本工事では、徳島県阿南市那賀川町中島地先において、夜間通行止めを行い、中島高架橋上部工
主桁の架設作業では650tクローラクレーンを使用して行いました。
夜間主桁架設作業の様子・動画(←こちらをクリックしてご覧ください)
中島高架橋上部工の主桁架設作業に伴う「夜間通行止め」に、ご協力いただき、誠にありがとうございました。
主桁架設作業の様子
2019年07月07日
令和元年度 第1回アドプト・プログラム吉野川
令和元年7月7日(日)、「令和元年度 第1回アドプト・プログラム吉野川」が実施されました。
当日は曇り空のもと不安定な天候にもかかわらず、国土交通省のメンバーも含め、44名の方に集まって頂き、アドプト登録区間を清掃することができました。
そして、みなさんの頑張りで、7袋ものゴミが集まりました。ご協力いただき、誠にありがとうございました。
次回開催は3月を予定しています。みなさんのご参加をお待ちしております!
2019年06月20日
吉野川にはどんな水虫がいるかな?~水生生物による水質調査を実施しました~
川の水のきれいさは、川底にすんでいる小さな昆虫を調べることによって知ることができます。「水生生物調査」と称されるこの調査方法は、水質を判定するための目安となる指標生物と言われる水生昆虫を調査し、水の汚れの程度を簡易的に判定するものです。
6月20日(木)、学島橋下流の河原で西麻植小学校の児童19名(先生3名)と一緒に水生生物調査を実施しましたので、その時の様子をみなさんにお知らせします。
講師は河川・渓流環境アドバイザーの徳山豊先生にお越しいただき、水生生物調査の調査方法などについてご指導いただきました。参加された児童達は、川の中の大小様々な石を持ち上げて、水生生物を採取しました。調査の結果、カワゲラ類、ヒラタカゲロウ類、ナガレトビケラ類など「きれいな水」にすむ生きものが多く確認できました。また、あわせてパックテストによる簡易水質調査を行い、pH、CODの値を調べました。この調査でも、きれいな水であることが確認できました。
今回の水生生物調査に参加された児童達から、「吉野川にはたくさんの生き物がすんでいることが分かった」、「きれいな川ということを知れて嬉しい」
「次はもっと多くの生物を見つけたい」などの意見をいただきました。
なお、穴吹新橋上流、西条大橋上流、角の浦大橋上流でも水生生物調査を実施予定でしたが、雨による水位上昇のため中止となりました。
これからも吉野川の生き物たちがすみ続けられるように、みんなで河川を大切にしていきましょう!
左:徳山豊先生
右:水生生物調査の様子
左:水生生物の観察
右:水質調査(パックテスト)
2019年06月07日
災害から身を守れ!つるぎ町で流域講座を開催しました。
令和元年6月7日(金)、美馬郡つるぎ町役場で、つるぎ町職員40名を対象としたロープワークおよび土のう製作等の講習会を行いました。
講師として国土交通省 徳島河川国道事務所
吉野川貞光出張所の明比出張所長が、ロープワークの「ほん結び」「ふな結び」「かみくくし」「いぼ結び」「もやい結び」の結び方について、実演を交えながら指導しました。また、災害時に役立つ土のうの作り方や積み方について指導しました。
参加者の中には過去にロープワーク講習を受講されている方もいて、「今は覚えているけど、くり返し練習しないと忘れそう」、「この結びは前にした事があるからしっかりと覚えている」など、これまでに培った経験を活かしながら真剣に取り組んでくれました。
また、土のうの製作と積み方の指導を受けた後、参加者全員でたくさんの土のうを素早く作ることができていました。
講習を終えた皆さんには、いざという時に備えて繰り返し練習していただくようにお願いしました。
これからも皆さんと一緒に、地域の防災意識が一層高まるように努めたいと思います。
2019年06月06日
小学生がロープワークにチャレンジ!県立西部防災館にて、ロープワーク講習会を開催しました。
令和元年6月6日(木)、県立西部防災館にて、三庄小学校・加茂小学校あわせて約70名の児童を対象に、防災時に役立つロープワーク講習会を行いました。
講師として、吉野川美馬出張所の内田所長より、ロープワークの、「ほん結び」「ふな結び」「かみくくし」「もやい結びⅠ」「もやい結びⅡ」の5種類の結び方について、ロープワークの実演を行いながら指導しました。
参加者からは、「家に帰って家族にも教えてあげたい」、「きちんと結べるように何回も練習したい」、「こんな簡単なのにしっかり結べて凄い」などの感想をいただきました。
この取り組みを機に、参加いただいた児童の皆さんが防災への関心を高めて、家族そして地域へ広がることを望んでいます。
2019年05月26日
いざという時に備えて! ロープワークの流域講座を開催しました。
令和元年5月26日(日)に藍住町勝瑞城跡芝生広場で、勝瑞城みらいへつなげ隊主催による「第6回あいずみスマイリーマルシェ」が実施されました。国土交通省
徳島河川国道事務所も地域住民の皆さんに、ロープワーク体験を通じて防災意識を高めていただくために参加しました。
ロープワーク会場には多くの親子連れの方々が足を運んでくれました。講師に四国地方防災エキスパートの山本邦一氏をお招きし、ロープワークの「ほん結び」「ふな結び」「かみくくし」「もやい結び」の結び方について講習を行いました。また、災害時に役立つ土のうの作り方や積み方について指導していただきました。
ロープワークは早い・簡単・確実と言われており、小さなお子さんもロープワークにチャレンジし、「全部の種類、覚えられたよ」、「お母さんより早く結べるようになった」と楽しく真剣に取り組んでくれました。
講習を終えた皆さんに本講習で練習した、ロープワークの手順が記載されている「ロープワークハンドブック」をお配りし、自宅へ帰ってからも繰り返し練習していただくようにお願いしました。
いざという時に備えて、これからも皆さんと一緒に防災意識向上に努めたいと思います。
2019年05月12日
第5回美馬市水辺の楽校春祭りにて、 フィールド講座などのイベントを行いました。
令和元年5月12日(日)に美馬市水辺の楽校春祭り実行委員会の主催により、『第5回美馬市水辺の楽校春祭り』が中鳥川公園周辺で開催され、国土交通省
徳島河川国道事務所は、令和元年度 第1回吉野川現地(フィールド)講座
「野鳥観察会」、「トンネル点検車搭乗体験」、「ロープワーク講習」を行いました。
「野鳥観察会」は、講師に福田
和恵(ふくだ かずえ)先生(日本野鳥の会・徳島県支部)をお招きし、16名の参加された皆様に野鳥観察の指導を行っていただきました。
まず、先生から野鳥の特徴について、野鳥の写真やテープで鳥の鳴き声を聴きながら詳しく説明していただきました。その後、参加者の皆さんと一緒に吉野川沿いへ移動しながら、双眼鏡やフィールドスコープを使って様々な野鳥を観察しました。
観察できた鳥は下記の14種類です。
ヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、ウグイス、メジロ、ハシブトガラス、ホオジロ、トビ、カワウ、セッカ、ダイサギ、アオサギ、ハシボソガラス、セグロセキレイ
「トンネル点検車搭乗体験」では、約80名の方々に参加していただきました。搭乗者からは「こんな高いところで作業をすることに驚いた」「普段乗ることの出来ない機会なので貴重な経験になった」などの感想をいただきました。
また、今回は「ロープワーク講習」も行い、参加者からは「いざ、という時のためにも家で繰り返し練習して覚えたい」などの感想をいただき、防災意識を高めることができたと思います。
当日は天候にも恵まれ、多くの方々がイベント会場に足を運んでくださいました。今後も自然学習などを通じて吉野川に親しみを持っていただきたいと思います。
◇野鳥観察会
左:福田先生による野鳥観察の説明
右:双眼鏡やフィールドスコープを使って野鳥観察
◇建設機械搭乗体験
トンネル点検車搭乗体験
◇防災体験
ロープワーク講習