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2006年10月29日

平成18年度 リバーキーパーズ関連イベント「竹細工教室」

  吉野川ファン通信ふる~ぶとボランティアで色々と活動してくださっている「ふる~ぶめいとリーダー」の主催で「竹細工教室」を石井河川防災ステーションで開催しました。

  子どもには竹とんぼを、大人には竹を使った花器を作っていただきました。一般参加者18名が参加。ふる~ぶめいとリーダーも10人参加し、竹細工の指導にあたってくださいました。

  洪水時の水防竹林として徳島藩は、吉野川沿いに竹藪の植え付けを推奨しました。現在でも伝統産業の材料や竹林の景観を活かした「水辺の楽校」プロジェクトも実施されています。竹の良さを知っていただき、モノづくりの楽しさを感じていただこうと開催しました。自分で作った竹とんぼが飛ぶと子ども達も大喜びです。

 午後からは竹とんぼ飛ばし大会を開催しましたが、開催直前まで、ふる~ぶめいとリーダーから優しく指導をうけながら何度も飛ばす練習をしていました。

 竹とんぼ飛ばし大会が開催中も大人のみなさんは、2個、3個と花器つくりにチャレンジしていました。

  また、今回は、保護者と子ども一緒に竹の器を作成。竹の器に「かやくごはん」をいれて、お味噌汁と一緒にみんなで食べました。自分で作った竹の器で食べたことで美味しさが倍増。どんどんおかわりもしてくれました。モノづくりの楽しさを感じた秋の一日でした。今後、ふる~ぶでは「わらぞうり作り教室」「野草料理教室」など開催予定です。誌面などを通じて募集しますので、是非ご参加ください。

 

Posted by at 4:20 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, H18年度

2006年10月28日

平成18年度 吉野川現地(フィールド)講座 第2回「景観に配慮した砂防事業」

 10月28日(土)、徳島河川国道事務所、四国山地砂防事務所では「景観に配慮した砂防事業」と題して、フィールド講座を開催しました。

  今回の見学フィールドは、徳島県西部最大の観光名所であります「かずら橋」の周辺で実施されている砂防事業で、周辺景観に特に配慮した砂防堰堤や、全国でも有数の破砕帯地すべりである善徳地すべり対策事業を見学して頂きました。

 今回の講座は募集定員30名に対して約80名の応募があり、下流域住民の皆さんが、中、上流域の事業にもご興味を持たれていることがわかりました。

 講座は、はじめに砂防事業の効果・目的、事務所の事業概要、近年の砂防事業の状況、避難警戒などについて説明を行いました。

  その後、四国山地砂防事務所が所有している「土石流3D体感シアター」、「降雨体験装置【大粒くん小粒ちゃん】」で、土石流の疑似体験や豪雨を体感して頂きました。

  「土石流3D体感シアター」は、土石流が発生する際の予兆や、発生時に起こる現象を、立体映像・立体音響・振動・照明・匂いにより擬似体験して頂き、土砂災害への備えに役立てて頂く装置です。

  参加者からは、「土石流というものがどういうものなのか、どれだけ恐ろしいものかということが大変よくわかった。」、「土石流には前兆現象があることは知らなかった。」といったご意見を頂きました。

  「降雨体験装置【大粒くん小粒ちゃん】」は、10mm・30mm・100mm・180mmとしだいに増加していく雨量により大雨の恐ろしさを体験して頂く装置です。

  参加者からは、「10mm・30mmといった雨量は普段ニュースなどでよく聞くが実際どのくらいの雨なのかわかった。」、「土砂災害発生の恐れが高い雨量が、どのくらいの雨量なのかわかったので避難等の目安に役立てたい。」といったご意見を頂きました。

  その後、徳島県三好市西祖谷山村の善徳地区で行われております、砂防事業・地すべり対策事業の現場を見学に行きました。砂防事業では、景観に配慮し擬岩パネルを使用している、施工中の今久保堰堤・かずら橋の上下流で施工済みの善徳護岸を見学して頂きました。当日は土曜日ということもあり、かずら橋周辺は観光客で大変賑わっており景観への配慮の必要性がよくわかって頂けたようです。

  地すべり対策事業は、善徳地すべり地区全体を見渡せる対岸から対策範囲を見学して頂きました。参加者からは、地すべり範囲の大きさに驚きの声が上がっておりました。

  今回の参加者のほとんどは、徳島市内又はその近郊からの参加者でありましたが、吉野川の上流ではこのような砂防事業が行われており、この砂防事業により下流住民の安全と安心が、いかに守られているかということが少しでも解って頂けたのではないかと思われます。

 

Posted by at 4:22 午後
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2006年10月19日

平成18年度 吉野川流域講座「吉野川の概要について」開催

 10月19日に、徳島市南常三島の徳島大学総合科学部で海外(韓国、中国、マレーシア)からの留学生8人を対象に、担当者が流域講座を開催しました。

講義風景-1 [講義風景-1]

  流域講座では吉野川の気象、地理、自然環境の概要について説明をしました。普段聞き慣れない専門用語や、吉野川を日本に来たときに空港からの道中で1度しか見たことがないこともあり、最初は理解するのにとまどっている留学生もいましたが、航空写真などの説明により、吉野川全体の地理感は理解されていたようです。

講義風景-2 [講義風景-2]

  日本の河川の多くが、洪水時に河川の水位が住宅地より高くなる現象や吉野川の治水の歴史、吉野川特有の竹林については、関心が高く熱心に聞き入っていました。

Posted by at 11:34 午前
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2006年10月08日

平成18年度 リバーキーパーズ関連イベント「第24回ファミリーハゼ釣り大会」

  「第24回ファミリーハゼ釣り大会」が10月8日、徳島市、藍住町内の吉野川河口一帯で開催されました。当日は台風の影響で風が強かったものの晴天に恵まれ、家族連れら525人が腕前を競いました。参加者は、河口から名田橋までの両岸約10㎞の区間で思い思いのポイントに陣取り、ゴカイなどを餌にさおを出していました。

  審査はハゼ10匹の重量で一般の部、女性・少年の部、ファミリーの部に分かれて競われました。また、ごみや空き缶を持ち帰った人にはクリーン賞が贈られました。計量審査後、大会に参加した子供たちが、チヌの稚魚約5000匹を放流しました。「川という貴重な資源」「水のありがたさ」「洪水のこわさ」をみんなで考え、川をいつまでも美しく守っていきましょう。

 

Posted by at 4:24 午後
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, H18年度

2006年10月07日

平成18年度 リバーキーパーズ関連イベント 第3回「アドプト・プログラム吉野川」

  平成18年度第3回目の「アドプト・プログラム吉野川」が実施されました。当日は快晴だったのですが、強風が吹く中でのアドプト活動となりました。強風の影響で、ゴミが飛んできたり、飛ばされたりという状況でしたが、20名の方に集まっていただき、アドプト登録区間を清掃することができました。

  みなさんの頑張りで、ゴミ袋は燃えるゴミ(大)が7袋、燃えないゴミ(大)が15袋、粗大ゴミ(テレビ・タイヤ)を集めることができました。みなさん、本当にお疲れさまでした。m(__)m

 清掃後は予定通り懇親会を開催させて頂きました。たくさんの人にご参加して頂き、貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます。(*^_^*)

  次回開催予定日は平成19年3月末(土)を予定しています。後日リバーキーパーズ・パスポート通信でご案内させていただきます!みなさんのご参加をお待ちしています。

 

Posted by at 4:25 午後
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記事の分類: アドプト・プログラム, リバーキーパーズイベント, H18年度

2006年10月04日

平成18年度 吉野川流域講座「河川事業について」開催

 平成18年10月4日に、名西郡石井町の石井防災ステーション他で明石高専の都市システム工学科3年生(42名)を対象に流域講座を開催しました。

  始めに河川事業について、担当者が1時間程現在の治水、利水、環境等の河川事業の取り組み内容を説明しました。余り聞き慣れない用語や行政的な部分は、判りにくかったようです。しかし、よりよい吉野川づくりに向けた取り組み等については、関心が高く熱心に聞き入っていました。

講義風景 [講義風景]

  現場見学として第十樋門、第十堰に移動し、堰の役割、構造、漏水状況などの説明を受け、また実際、堰に上がり土木工学に理解・関心を深めているようでした。

第十堰を見学 [第十堰を見学]

 堰上流では、水が渦をまいて吸い込まれている様子を注意深く大勢で観察したり、また木の枝を渦に投げ入れたりして、現場の状況を体感していました。

魚道 [魚道]

 高専生からの質問には、

・堤防にロール状に置かれた刈り芝は何ですか?

・根固ブロックには特許があるのですか?

・魚道の一段の高さは何処から決まるのですか?

 など専門的なものでした。

お疲れさまでした  [お疲れさまでした]

Posted by at 11:32 午前
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記事の分類: 吉野川流域講座, H18年度