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2014年08月25日

水難事故防止講習会「交流体験inよしのがわ(下流編)」を開催しました

  8月20日(水)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(下流編)」が鮎喰川梁瀬橋下流であり、その中で川を知り、川を楽しんでもらうために「水難事故防止講習会」を開催しました。18名の親子連れが参加し、水難事故防止の専門家である小谷寛二先生の指導のもと、水難事故防止について学びました。

  川の中に潜む危険な箇所の説明、川へ行く時の注意点、おぼれている人を助けるために使うスローバッグの使用方法等について、パネルを見ながら学習し、水遊びの時は“ライフジャケット着用が原則!!”といった事を教えていただきました。

  その後実際に川に入って、いろいろなことを体験してもらいました。まずは、流されたときの体勢の取り方を学びました。頭を上流側にして仰向けになり、力まずに浮くように何度も練習しました。
  また、流された人を助けるための「スローバッグ」の投げ方や受取り方などの方法についてご指導していただきました。身の回りにある物を使って救助する方法も学びました。ペットボトルは、おへその位置で持つと大人でも浮くことが出来ることを確認しました。

 
(左)小谷先生の講義  水難事故防止のための講習
(右)川に流されたときの正しい体勢の指導


(左)スローバッグの投げ方の練習状況
(右)スローバッグの受取り方の実演指導


(左)ペットボトルを使って浮く練習
(右)先生の説明に真剣に耳を傾ける子供達

  皆さん初めての経験の方が多く、最初はなかなかうまく出来ない方もいましたが、講習が進むにつれて、「水難事故を無くしたい」という小谷先生の思いが参加者の皆さんに伝わり、全員が一生懸命に取り組んだ結果うまく出来るようになりました。
  今回参加された保護者の方から「子供に厳しく指導してくれるのは、大変ありがたい事。非常に貴重な経験をさせていただいている。」というお言葉をいただきました。

  水難事故防止をテーマとした講座は、本年度をもって6年目となります。

 小谷先生は、「鮎喰川で川遊びをする人を見ていると、ライフジャケットの着用率が増えてきている」と仰っていました。
  このような地道な活動を継続し、正しい知識を持って川遊びをする人が増えていくことが、水難事故の減少に繋がると思っています。

Posted by at 2:50 午後
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記事の分類: H26年度