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2004年11月17日

平成16年度 吉野川流域講座(築堤・内水対策事業)開催

 11月17日、美馬町の中鳥川樋門新設工事の現場において、貞光工業高等学校の土木科・建築科の学生を対象に流域講座を実施しました。

 中鳥川樋門は、築堤工事により締めきられる中鳥川の排水処理及び洪水時における吉野川からの逆流防止を目的に整備されます。

  吉野川上板出張所長が徳島河川国道事務所の事業概要、出張所の業務、今年の出水状況及び工事の概要について、その後、施工業者である北岡組の現場代理人が工事の詳細、施工状況について説明しました。また現場案内看板の上まで達した台風23号の最高水位を示すと驚きの声があがりました。

中鳥川樋門新設工事の現場

工事現場での説明

工事現場

 その後、工事現場の中を順次見学し、学生からは樋門の構造、大きさ等について出張所長に質問がありました。

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記事の分類: 吉野川流域講座, H16年度

2004年11月04日

平成16年度 吉野川流域講座(川のはなし)開催

  平成16年11月4日(木)に、「川のはなし」をテーマに吉野川流域講座を開催しました。依頼は、吉野川市山川町の山瀬小学校で、「水・人・くらし」をテーマに総合学習を進めており、その一環として石井町の「石井河川防災ステーション」、「飯尾川排水機場」の見学をしました。

 60名もの参加の為、2グループに分かれて「石井河川防災ステーション」と「飯尾川排水機場」を交互に説明しました。

石井河川防災ステーション2階での説明

石井河川防災ステーション1階での説明

  「石井河川防災ステーション」では、パワーポイントを用い、吉野川の源流から河口までの川の流れ方や、堤防、今年の台風の状況を説明し、山瀬小学校の近くの「瀬詰大橋」の通常の写真と、洪水時の写真を見比べてもらいました。

 最後には、吉野川の生物の説明をして、川に親しんでいただく施設を紹介しました。

  「飯尾川排水機場」では、洪水時の排水機場、排水ポンプ車の役割について説明しました。吉野川も含め日本の川は、洪水時には家の高さより高いところを水が流れている。学校の近くにもある大きなゲート(=樋門)の役割は、洪水時に吉野川の水が、家の近くを流れる川に逆流しないために閉めることや、そのゲートを閉めたときに、家の方に水が貯まらないようにするのが、排水機場(=ポンプ場)だと説明しました。みんな初めて見る大きな施設、排水ポンプ車に驚いているようでした。

飯尾川排水機場での説明

排水ポンプ車の説明

 これからも、地域の人々のくらしを支えてきた吉野川について勉強を深めてもらえればと思います。

Posted by at 6:04 午後
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記事の分類: 吉野川流域講座, H16年度