« 6月 2005 | Main | 3月 2005 »

2005年05月28日

平成17年度 リバーキーパーズ関連イベント 第1回「アドプト・プログラム吉野川」

  五月晴れの青空の中、平成17年度第1回目の「アドプト・プログラム吉野川」を実施しました。今回は43名の方に集まっていただき、アドプト登録区間を清掃しました。

 ゴミは、車からのポイ捨てと思われるペットボトル、たばこの吸い殻等が多く落ちていて、約一時間の清掃でゴミ袋の数は約70袋以上!相当な数です。

 清掃終了後の懇親会では、清掃時に気付いたこと等を皆さんで話し合っていただきました。

  「事前にゴミの多く落ちている箇所をチェックすれば、効率的に清掃が出来るのではないか」「ゴミが集中している箇所に看板を設置して、ゴミを捨てる人に呼びかけできないものか」等のご意見をいただきました。事務局で検討させていただきます。

  また、今回の懇親会で事務局から「徳島河川国道事務所が提案・実施するイベントに参加いただくのに加えて、リバーキーパーズの会員の方がいろいろな分野で、自ら活動するということを考えていきませんか?」という提案をさせていただきました。リバーキーパーズの活動を広げていきたいと思っておりますので、今後も会員の皆様からの提案をお待ちしております。

 次回は、7月3日(日)8時からに決定しました。ふるってご参加くださいね!

※清掃前に撮影した集合写真は次回のリバーキーパーズ通信の際にお届け致します。

 

Posted by at 5:20 午後
記事の作成日時: <$DayHeaderDate$>
記事の分類: アドプト・プログラム, リバーキーパーズイベント, H17年度

2005年05月25日

平成17年度 吉野川流域講座(水防工法技術講習会)開催

  5月は水防月間です。昨年は平年を上回る6個の台風が四国に上陸し、吉野川流域にも多大な被害を及ぼしました。毎年、出水期前の5月に、水防演習などの様々な行事を行い、水防活動の普及啓発を行っています。

  徳島河川国道事務所では、徳島中央広域連合消防本部(吉野川市、阿波市)の依頼を受けて、吉野川市鴨島町知恵島の水防資材置き場において、5月11日、18日、25日の3回に分けて吉野川流域講座として「水防工法技術講習会」を開催しました。また25日には、吉野川現地(フィールド)講座として、一般参加者にも水防工法を体験していただきました。

  吉良副所長の挨拶の後、防災エキスパートの山本邦一氏外4名(本田敏雄氏、阿部正利氏、武市寛氏、西條正晃氏)を講師にして講習会が始まりました。

  まず本日実施する水防工法の簡単な説明をして、土のう作りの体験です。水防活動の基本は土のうということで、土砂をつめるスコップの使い方から、土のう袋の締め方まで詳しい説明がありました。砂を詰めた土のうは20~30kgになり、非常時には100個以上運ばなければならない時もあり、腰をいためない持ち方の注意もありました。土のう積みは、一般家屋やビルへの水の侵入の防ぐ対策に応用できます。

土のう作り

  次のロープワークは水防工法の基本です。まず「もやい結び」、この結び方は船を「もやう」(繋留する)のに使われる結び方で。作業時の命綱などに使われます。そのほか、「本結び」「いぼ結び」など多くの結び方について説明があり、参加者は実際にロープを使っていろいろな結び方を試しました。

ロープワーク

  そして、代表的な3工法「積み土のう工」「シート張り工」「月の輪工」を3班に分かれて行いました。「積み土のう工」は洪水によって堤防が沈下したり、堤防の低い部分を水が越えるのを防ぐための工法です。

積み土のう工

「月の輪工」は、堤防裏側で漏水により水が噴き出し、漏水口が拡大するを防ぐため、土のうを積んで水の圧力を弱め堤防の決壊を防ぐための工法です。昨年の台風でも、吉野川では多くの漏水が発生し、この対策がとられました。両工法とも、土のうを積み土を詰め、杭で土のうを固定し、「タコ」とよばれるかけやで土を叩き固めました。「月の輪工」では漏水を流すための排水パイプを取り付けます。

月の輪工

「シート張り工」は、堤防の川表の崩壊及び透水を防ぐ工法で、吸い込み口が水中深くにあり、漏水防止作業が他の工法では困難な場合に用いられます。ブルーシートを骨竹で縫い合わせ、下ろし土のうを付け、すのこ巻きにしたシートを命綱を付けた者が蹴りおろします。あおり止めの土のうを投下して完了です。各工法とも、指導員の細かな注意を受けながら、消防団員も一般参加者も実施しました。

シート張り工

  最後に、準備工としての、「杭ごしらえ」と「竹とげ」の説明があり。2時間30分の水防技術講習会を終了しました。

竹とげ  

Posted by at 6:13 午後
記事の作成日時: <$DayHeaderDate$>
記事の分類: 吉野川流域講座, H17年度

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第1回「水防工法技術講習会」

  5月は水防月間です。徳島河川国道事務所では、徳島中央広域連合消防本部(吉野川市、阿波市)の依頼を受けて、吉野川市鴨島町知恵島の水防資材置き場において、5月11日、18日、25日の3回に分けて吉野川流域講座として「水防工法技術講習会」を開催しました。また25日には、吉野川現地(フィールド)講座として、一般参加者にも水防工法を体験していただきました。

  まず簡単な説明をして、土のう作りの体験、ロープワーク、そして、代表的な3工法「積み土のう工」「シート張り工」「月の輪工」を3班に分かれて行いました。各工法とも、指導員の細かな注意を受けながら、消防団員も一般参加者も実施しました。最後に、準備工としての、「杭ごしらえ」と「竹とげ」の説明があり、2時間30分の水防技術講習会を終了しました。

 

Posted by at 5:21 午後
記事の作成日時: <$DayHeaderDate$>
記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H17年度