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2015年08月18日

吉野川流域講座「吉野川の治水」開催

  平成27年8月18日(火)に吉野川市鴨島病院にて、吉野川流域講座「吉野川の治水」を開催しました。本講座には、病院スタッフの防災意識を高め、緊急時の対応に役立てるというねらいがあり、78名という大勢の方が参加されました。

  講師の笠井河川調査課長からは、吉野川における洪水や改修の歴史、治水施設の効果等の紹介の後、河川の水位と危険度、避難場所の確認の大切さなどについて説明がありました。また、危機管理に役立てるための情報として、国土交通省「川の防災情報」ホームページの活用を呼びかけました。

  真剣に聴講をいただいた後は、以下のような多岐にわたるジャンルの質問をいただきました。

  ・岩津の狭窄部における堰上げの影響はどれくらいあるのか?
  ・潜水橋は今後撤去していく方針なのか?
  ・浸水時にリアルタイムに通行可能な道路を確認する方法は?
  ・覚円騒動について詳しく教えてほしい。
  ・吉野川の支川の整備担当はどこか?
  ・土のう積みの活用方法を教えてほしい。

  熱心で活発な質疑応答に、参加者の方々の意識の高さが伺えました。
  吉野川では本格的な台風シーズンを迎えています。このような機会を通じて、地域の方々の防災意識が高まっていくことを望んでいます。

 

 

Posted by at 1:47 午後
記事の分類: 吉野川流域講座, H27年度

2015年08月17日

~水難事故防止講習会(下流編)を開催しました~

  8月17日(月)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(下流編)」が鮎喰川梁瀬橋下流で開催されました、午後の部では19名の親子連れが水難事故防止の専門家である小谷寛二先生の指導のもと、水難事故防止について学びました。

  まず二人一組になり、実際に川に入って、流されたときの体勢の取り方を学びました。

  次に、スローバッグの投げ方、受け取り方についての実技講習がありました。スローバッグを投げるのは多少のコツが必要です。最初は上手くいかなかった子供達も小谷先生の指導で上手に投げられるようになってきました。
  また、救助される側の注意点として、ロープの握り方や救助者と反対側の肩でロープを持たないと、引っ張られる時に体勢を崩して腹這いになってしまい、川底の障害物でおなかを切ってしまう事について学びました。

  さらに、身の回りにある物を使って救助する方法も学びました。

  最後のおさらいとして、川の中に潜む危険な箇所の説明、川へ行く時の注意点、救命に使うスローバッグの使用方法等について、パネルを見ながら学習し、水遊びの時は“ライフジャケット着用が原則!!”とした講習が行われました。

  「水難事故を無くしたい」という小谷先生の思いが伝わって、大人も子供も真剣に取り組んでいました。厳しい中にもユーモアのある講義でした。

  水難事故防止をテーマとした講座は、本年度をもって7年目となります。小谷先生は、「鮎喰川で川遊びをする人を見ていると、ライフジャケットの着用率が年々着実に増えてきている」と仰っていました。このような地道な活動を継続し、正しい知識を持って川遊びをする人が増えていくことが、水難事故の減少に繋がると思っています。

 

(左)小谷寛二先生の講義 
(右)川に流されたときの正しい体勢の指導
 
(左)スローバッグの投げ方の練習状況 
(右)スローバッグの受取り方の練習状況
 
(左)身の周りにある物を使って、水難事故から 助かるための講習
(右)先生の説明に真剣に耳を傾ける子供達





Posted by at 2:51 午後
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記事の分類: H27年度

2015年08月16日

~水難事故防止講習会(中流編)を開催しました~

  8月16日(日)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(中流編)」が吉野川の青石橋上流で開催されました。午前の部では37名の親子連れが水難事故防止の専門家である小谷寛二先生の指導のもと、水難事故防止について学びました。

まず二人一組になり、実際に川に入って、流されたときの体勢の取り方を学びました。

  次に、スローバッグの投げ方、受け取り方についての実技講習がありました。スローバッグを投げるのは多少のコツが必要です。最初は上手くいかなかった子供達も小谷先生の指導で上手に投げられるようになってきました。

また、救助される側の注意点として、ロープの握り方や救助者と反対側の肩でロープを持たないと、引っ張られる時に体勢を崩して腹這いになってしまい、川底の障害物でおなかを切ってしまう事について学びました。

身の回りにある物を使って救助する方法も学びました。ペットボトルは、おへその位置で持つと大人でも浮くことが出来ることを確認しました。

  最後のおさらいとして、川の中に潜む危険な箇所の説明、川へ行く時の注意点、救命に使うスローバッグの使用方法等について、パネルを見ながら学習し、水遊びの時は“ライフジャケット着用が原則!!”とした講習が行われました。

 「水難事故を無くしたい」という小谷先生の思いが伝わって、大人も子供も真剣に取り組んでいました。

厳しい中にもユーモアのある講義でした。

   水難事故防止をテーマとした講座は、本年度をもって7年目となります。このような地道な活動を継続し、正しい知識を持って川遊びをする人が増えていくことが、水難事故の減少に繋がると思っています。

(左)小谷寛二先生の講義 (右)川に流されたときの正しい体勢の指導

  

(左)スローバッグの投げ方の練習状況 (右)スローバッグの受取り方の練習状況

  

(左)身の周りにある物を使って、水難事故から助かるための講習 (右)先生の説明に真剣に耳を傾ける子供達

Posted by at 10:55 午前
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記事の分類: H27年度

2015年08月02日

~簡易水質調査を実施しました~

  8月2日(日)、吉野川交流推進会議主催「交流体験inよしのがわ(上流編)」が早明浦ダム湖周辺で開催され、43名の親子連れが早明浦ダム下流の汗見川や早明浦ダムのダム湖で簡易水質調査を行いました。

  簡易水質調査は、PH(ペーハー:酸性・アルカリ性の判定)・COD(シーオーディー:有機物の多さを判定)・NH4-N(アンモニアイオン窒素量の判定)の3種類について実施しました。

  最初に吉野公園で簡易水質調査の方法について説明を行い、その後、全員で汗見川に移動し、水質を調べました。PHやNH4-Nでは「きれいな水」という結果となりましたが、CODの測定ではやや汚れているという結果がでました。これは、パック試験のやり方に慣れていなかったためと考えられます。

 また、汗見川では、水難事故防止の訓練として、おぼれている人を助けるためのスローバックを投げる体験も行いました。

  次に、早明浦ダム上流に移動し、ダム湖の水質を調べました。ここでもPHやNH4-Nでは「きれいな水」という結果となりましたが、CODの測定ではやや汚れているという結果がでました。採水した場所は 流木等があったところでもあり、正確な測定が出来なかった可能性があります。

参加者の皆さんには川についてのアンケートにもお答えいただきました。その結果から多くの方がきれいな川を実感していただいたことが分かりました。これからも「交流体験inよしのがわ」を通じて川に親しみを持っていただければと思います。

  

簡易水質調査(汗見川)

  

簡易水質調査(早明浦ダム湖)

Posted by at 10:53 午前
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記事の分類: 吉野川流域一斉水質調査, H27年度