2006年03月25日
平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第11回「コアジサシのデコイ(模型)作り」
徳島河川国道事務所では、平成18年3月25日に「コアジサシのデコイ(模型)作り」のフィールド講座を、徳島県、吉野川交流推進会議及び日本野鳥の会徳島県支部の共催で開催しました。
今回の講座は昨年に引き続いての開催であり、募集定員50名(親子25組)に対して約80名の応募があり、大変好評でした。なお、当日の参加者は、小学生とその保護者の方など、70名の参加を頂きました。講座では、最初に事務所からフィールド講座の目的等の説明があり、その後コアジサシの生態などについてのお話しがありました。
説明終了後、2会場に分かれて作業に取りかかりました。最初は、石に紙粘土を巻き付けるところから始め、次に、胴体部分に頭と尾羽を取り付け、最後に、着色していきます。子供達だけでは難しく、親子で相談しながら真剣に取り組んでおられました。また、余った紙粘土でタマゴやヒナを作っている方もおられるなど、終始和やかな雰囲気の中、楽しそうにデコイ作りに取り組まれておりました。
出来上がったデコイは、4月8日に吉野川の河原に設置してもらう予定になっております。是非とも皆さんが作ったデコイがたくさんのコアジサシを呼び寄せて、その近くでタマゴを生み、ヒナを育ててくれることを期待しています。
2006年03月21日
平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第10回「吉野川下流歴史探訪」
平成18年3月21日、第10回現地(フィールド)講座を実施しました。テーマは「吉野川下流歴史探訪」、徳島市国府町から上流のつるぎ町にかけて吉野川に残る洪水遺産、歴史遺跡を訪ね吉野川の歴史・文化に関する知識を深め、吉野川に親しみ、魅力を再発見していただくことを目的としています。多数の応募があり、抽選の上31名の参加者がありました。
石井町では藍畑にある「田中家」を訪ねました。江戸時代に藍商として栄え現在では国指定の重要文化財に指定されている風格のある佇まいで、皆さん洪水時に周囲の人の避難場所として利用されていたことや庭木もその当時のままに残っていることなどに感動していました。
徳島市国府町芝原の「蔵珠院」では江戸時代末期の1866年の洪水痕跡を初めて見た人も多く、150年近くも前の寺の過去帳を住職から説明を受け真剣なまなざしで過去帳に見入っていました。
つるぎ町では「道の駅貞光ゆうゆう館」から上流500mに、「喜来の渡しの跡」があります。吉野川渡しの会の日下さんから現在もかつての遺構がのこっていることや岡田式渡船導入後は荷車、自動車も運んだこと。徳島線開通後は、美馬町と貞光駅を結ぶ重要な役割を果たしていたこと、渡しの標柱(石碑)も完成したばかりなことなどの説明に真剣に見入っていました。
2006年03月05日
平成17年度 リバーキーパーズ関連イベント「野草つみと野草料理教室」
快晴の3月5日(日)石井河川防災ステーションで恒例の「野草つみと野草料理教室」が開催されました。
今回のメニューは 「カラシナとノビルのシチュー」、「ノビルのパスタ、サラダ風」「たんぽぽゼリー」「野草パン」「野草茶」です。おしゃれなメニューがならびました。ふる~ぶめいとの黒川慶子さんが考えてくださいました。
ふる~ぶめいとの今中さんから野草の説明を聞いたあと、防災ステーション前でさっそく野草つみ開始。
ヨモギ、カラシナ、ノビルをみつけると「あったー。よーし」とみなさん楽しそう。野草の選別をした後は、調理室で調理開始。
調理後、お待ちかねの試食では「ノビルって、雑草とおもっていたけど、こんなに美味しいのですね」「自分でつんだ野草を料理して食べられるのが楽しい」「また来たいです」と大好評でした。
ふる~ぶめいとの皆さんに協力していただき楽しい一日となりました。