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2006年03月21日

平成17年度 吉野川現地(フィールド)講座 第10回「吉野川下流歴史探訪」

  平成18年3月21日、第10回現地(フィールド)講座を実施しました。テーマは「吉野川下流歴史探訪」、徳島市国府町から上流のつるぎ町にかけて吉野川に残る洪水遺産、歴史遺跡を訪ね吉野川の歴史・文化に関する知識を深め、吉野川に親しみ、魅力を再発見していただくことを目的としています。多数の応募があり、抽選の上31名の参加者がありました。

  石井町では藍畑にある「田中家」を訪ねました。江戸時代に藍商として栄え現在では国指定の重要文化財に指定されている風格のある佇まいで、皆さん洪水時に周囲の人の避難場所として利用されていたことや庭木もその当時のままに残っていることなどに感動していました。

  徳島市国府町芝原の「蔵珠院」では江戸時代末期の1866年の洪水痕跡を初めて見た人も多く、150年近くも前の寺の過去帳を住職から説明を受け真剣なまなざしで過去帳に見入っていました。

  つるぎ町では「道の駅貞光ゆうゆう館」から上流500mに、「喜来の渡しの跡」があります。吉野川渡しの会の日下さんから現在もかつての遺構がのこっていることや岡田式渡船導入後は荷車、自動車も運んだこと。徳島線開通後は、美馬町と貞光駅を結ぶ重要な役割を果たしていたこと、渡しの標柱(石碑)も完成したばかりなことなどの説明に真剣に見入っていました。

 

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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H17年度