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2019年03月01日

吉野川から世界へ!洪水関連専門家の育成に向けて

3月1日(金)、(独)国際協力機構(JICA)が実施する、世界各国の行政機関担当者を対象とした防災に関わる研修が、石井地区河川防災ステーションで実施され、アジアや西アフリカなど8ヶ国の防災担当者8名が参加しました。
今回は、水害等における対策のひとつとして実施する水防工法の基礎的な知識や防災に役立つロープワーク等について、水防専門家であり、四国地方整備局と協定を結んでいる防災エキスパートの山本邦一氏を講師に、以下の講習を行いました。

(1)  水防工法の基礎(座学)
(2)  水防工法の事例見学
(3)  ロープワーク講習(実技)

水防工法の基礎では、吉野川に於ける水防災減災工法について講義を行いました。
また、事例として水防工法である「応急型シート張り工」、「月の輪工」、「改良積み土のう工」の実物をみてもらい、水防工法がどういうものかをひとつひとつ説明し、より理解を深めてもらいました。
ロープワーク講習では、山本講師の指導のもと、「迅速」「簡単」「確実」の3原則を基本とした結び方で、防災時に適用される「本結び」、「舟結び」、「かみくくし」、「もやい結び」、「いぼ結び」等の実技体験をしてもらいました。
この取り組みで、日本の水防技術や河川改修が世界各国の防災対策に役立つきっかけとなればと思っています。今後もこのような機会があれば、協力していきたいと考えています。

 
左:水防工法の基礎についての講義
右:応急型シート張り工

 
左:月の輪工
右:改良積み土のう工 


左:ロープワーク講習の様子
 

Posted by at 11:17 午前
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記事の分類: H30年度