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2005年01月29日

平成16年度 吉野川現地(フィールド)講座 第8回「吉野川上流歴史探訪」

  平成17年1月29日、第8回現地(フィールド)講座を実施しました。テーマは「吉野川上流歴史探訪」、脇町から上流の池田町にかけて吉野川に残る洪水遺産、歴史遺跡を訪ね吉野川の歴史・文化に関する知識を深め、吉野川に親しみ、魅力を再発見していただくことを目的としています。100名近い応募があり、抽選の上35名の参加者がありました。

  最初に脇町の大谷川にある「デ・レーケ堰堤」を訪ねました。明治17年に吉野川を検査したオランダ人技師デ・レーケの立案による砂防堰堤です。参加者は説明後、石張りのまるみを帯びた堰の上を歩きました。

  次に穴吹町の「舞中島」は吉野川と明連川に囲まれた川中島でした。昭和50年に堤防ができるまではたびたび洪水の被害を受けました。そのため水防竹林や高い石垣の上に家を建てた城構えの家が残っています。

 貞光町では、340年前に築かれた藤森堤(三王堤)が残っており、築堤に当たった原喜右衛門ら3名をたたえた三王の碑があります。

 三好町では、ハイウェイオアシスから美濃田の淵を散策しました。

 井川町の辻渡しは、美濃田大橋が架かっているすぐ上流側に渡しの跡があります。

 池田町の大具渡しは、三好大橋が開通するまでは、この地が高知と讃岐を結ぶ交通の要所であったため多くの人を運んでいました。

 池田町の池田ダムから下流700mにある千五百河原は「はまの港」があり大正時代までは多くの船でにぎわいました。

 

Posted by at 11:25 午前
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記事の分類: リバーキーパーズイベント, 吉野川現地(フィールド)講座, H16年度