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2021年12月15日
~海外の防災担当者が吉野川で日本の水防技術を学びました~
令和3年12月15日(水)、独立行政法人国際協力機構(JICA)※1などが実施する課題別研修の一環として、日本の水防技術を学ぶための講座が、石井河川防災ステーションで行われました。
今回の研修では、スリランカ、バングラデシュなど8か国の防災担当者13名が参加し、水防工法の基本的な知識や、防災に役立つロープワーク等の技術を学びました。
講師は、高崎【漢字表記:高→はしごだか・崎→たつさき】信三氏(水防専門家・防災エキスパート※2)と林良範氏(防災エキスパート)に担当いただき、以下の講習を行いました。
1)水防工法の基礎(座学)
2)水防工法の事例見学
3)土のう・水防工法作り体験
4)ロープワーク講習(実技)
参加者は、講師の説明を熱心に聴き、積極的に質問を投げかけていました。また、ロープワーク講習では、互いに教え合いながら何度も練習するなど、限られた時間の中で1つでも多くのことを学ぼうとする姿が印象的でした。
この取り組みで、日本の水防技術や河川改修が世界各国の防災対策に役立つきっかけとなればと思っています。今後もこのような機会があれば、協力していきたいと考えています。
※1:独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。
※2:防災エキスパートは、「四国地方防災エキスパート制度の活動に関する協定書」に基づき、四国地方整備局からの要請に基づき活動しています。