2006年06月20日
平成18年度 吉野川流域講座(吉野川の自然環境)開催
平成18年6月20日(火)に、「吉野川の自然環境」をテーマに、吉野川流域講座を開催しました。依頼は藍住町の藍住東小学校からあり、同校の体育館において5年生60名に参加して頂きました。
まず、大西河川環境課長から吉野川の概要、川がつくる扇状地や三角州などの地形の説明、吉野川に棲んでいる生物の生息環境や生態系などについて、パワーポイントを用いて説明を行いました。ひと通りの説明が終わった後には、
「外来種がいると、環境にどのような影響がありますか?」
「絶滅しそうな生物を絶滅しないようにするには、どうすればよいですか?」
など、予定時間を少しオーバーするほどたくさんの質問をいただき、みなさんが日頃から吉野川についてよく考えていることがよくわかりました。
講義のあとは、代表の生徒4名と、実際に川の水質を調べに行きました。水質の測定には、誰でも手軽に扱えるパックテストを使用しました。調べた項目は、水温、水の汚れ具合の指標の一つであるCOD、水の酸性・アルカリ性を判定するpHです。場所は北島町高房の今切川の河川敷で行いました。楽しく川の水質を測った後は、「学校に帰って、水道などの水も調べてみよう」と、水質検査に興味を持っていただけたようで、有意義な時間を過ごせたと思います。
[今切川河川敷]
[パックテスト]
今後もこの体験を活かして、もっと吉野川に親しんでいただきたいと思います。
2006年06月13日
平成18年度 吉野川流域講座(吉野川の洪水とゴミ問題)開催
平成18年6月13日(火)に藍住町の藍住東小学校からの依頼により「吉野川の洪水とゴミ問題」をテーマに吉野川流域講座を開催しました。
講座には吉野川の洪水とゴミ問題をテーマに総合学習を行っている5年生9名が参加しました。
講座は生徒からの質問に野本上板出張所長が答える形で行われ、生徒さんからは 吉野川の洪水については、「いままで一番大きかった洪水は?」とか、「洪水を無くするためにぼくたちに出来ることは何か?」といった質問があり、過去の洪水の話や平成16年23号台風が近年では一番大きかったことや、藍住町は堤防で守られていて、堤防を守ることが大事だといった話をしました。
また、吉野川のゴミについては「年間のゴミの量は」とか「どんなゴミが多いのか」といった質問があり、近年洪水による流木ゴミが多いことや、家電リサイクル法の施行以来テレビや冷蔵庫といった電化製品のゴミも増えている事を説明しました。
生徒たちが、事前に吉野川の洪水やゴミについて学習し、この講座で知り得た情報も活用して問題点を掘り起こし、その問題を解決するために自分たちに何が出来るのかということまで考えていることに驚きました。
このような学習を指導されている真鍋先生に感謝するとともに、生徒さんたちが大きくなった未来の吉野川はいまよりもっとすばらしい川になっていると確信した一日でした。