減勢工の姿があらわに
2015年01月14日 工事状況

いよいよ施設改造2期工事が始まり、初めにダム下流の減勢工(放流水の勢いを弱めるところ)の改修のため、溜まっていた水を抜き取りました。約5万m3の水をポンプで排水したところ、それまで水面下でわからなかった地形があらわになりました(写真右)。1月13日から現地盤線を確認し、地盤形状を把握したうえで工事用道路の設置、掘削、コンクリートおよびCSGの打設などを実施していきます。なお、減勢工付近での工事は、放流の影響を受けない非出水期に限られます。今シーズンも含めて5シーズンの非出水期に渡って施工する予定です。(平成27年1月21日UP)
2門目の水中作業に着手
2014年12月01日 工事状況

長安口ダム改造工事ではクレストゲート2門を増設しますが、1つ目ゲートの水中作業がほぼ完了したことから、2つ目ゲート設置のための水中作業を開始しました。 現在は、ダムコンクリート面の部材取付箇所の凸凹をなくす不陸整正という作業を行っています。 写真は、ツインヘッダという機械で、回転するツメでガリガリとコンクリートを削っています。なお、細かな部分や仕上げは潜水士の手による作業となります。(平成26年度12月9日UP)
仮締切据付完了!
2014年10月17日 工事状況

前回報告させていただいた仮締切の据付は順調に進み、10月9日に無事完了しました。この後、台風19号出水による約2,100m3/sのゲート放流があったにもかかわらず、出水後の点検で何の被害や損傷がないことが確認されました。また、水密性も高く、貯水池側は出水のため濁っているのに対し、左側の写真のように仮締切内は出水前の水の色となっています。放流が終わった後は、水抜き作業を行い、いよいよ予備ゲートピアの施工に向けて準備を行う予定です。(平成26年10月28日UP)
仮締切扉体の据付開始
2014年10月01日 工事状況

2014年6月6日にご紹介しました仮締切扉体(かりしめきりひたい)の据付を開始しました。仮締切扉体は、1つの大きさが、大きいもので長さ7.7m、幅5.4m、高さ約3mもあり、10段積み重ねた高さは約28mになります。10月中には水面上に現れる予定です。仮締切扉体の据付が始まったことで仮締切でいっぱいとなっていた貯水池仮設構台上がすっきりすることでしょう。(平成26年10月10日UP)
法面掘削(その1)工事の掘削完了
2014年09月12日 工事状況

2月下旬から開始したダム右岸下流の法面掘削ですが、標高200m〜239mの範囲が完了しました。掘削途中で硬い岩が想定より多く出現しましたが、若干の工期遅れで掘削完了となりました。掘削範囲の上半分は法枠工も済んでおり、今後は下半分の法面工を進めていきます。(平成26年9月19日UP)
台風をやり過ごせっ!
2014年07月10日 工事状況

天端仮設構台上で毎日大活躍の200t吊りクレーンですが、7月9日、大型で非常に強い台風8号の接近に伴い、やむを得ず作業を中止し、ブームをペッタリ寝かす体勢(ブームレストといいます)をとりました。ブームの長さが54mもあるため仮設構台の端から端まで使うことになり、改めてクレーンの大きさを実感しました。また、ダムのそばで連日フル稼働の潜水作業台船も、ダム放流への影響を避けるため、貯水池上流へ避難しました。この他にも、資機材が飛ばされないよう固定したり工事看板を撤去したりして、台風をやり過ごす体制を整えました。(平成26年7月18日UP)
ケーブルクレーン設置できました
2014年06月13日 工事状況

2013年11月8日にご紹介しましたケーブルクレーンが無事完成しました。 このケーブルクレーンは貯水池仮設構台と天端仮設構台の間で資材の運搬をするために設置したもので、6.5tまでの資材を運搬することができます。 写真では見づらいですが、基礎上(写真左側、中段の白い構造物)のタワーを茶色にしたことで周辺に調和しています。 今後、改造工事で活躍してくれる頼もしい設備です。(平成26年6月24日UP)
またも大きな鋼材が!
2014年06月06日 工事状況

現在、貯水池仮設構台上では、仮締切扉体(かりしめきりひたい)の組み立て作業を行っています。 仮締切扉体は、予備ゲートピア構築の際に水がない状態で施工できるように水を止めるコの字型の鋼製の囲いです。1つの大きさは、大きいもので長さ7.7m、幅5.4m、高さ約3mもあり、10段積み重ねた高さは約28mになります。ダム上流面に仮締切の設置が完了する10月頃には水面上にコの字の鋼材が現れます。 写真に写っている作業員さんを見ると、その大きさがわかると思います。ピア2列分(合計20個)必要なため、今後、貯水池仮設構台が仮締切でいっぱいになります。(平成26年6月17日UP)
コンクリートもクールビズ
2014年05月19日 工事状況

水中での底部架台の据付作業が完了し、その上に水中不分離性コンクリートを打設しました(5月13日)。コンクリートを適温にするため、現場にて液化窒素を注入して冷却(写真左のミキサー車)したうえで、コンクリートポンプ車にて水中に送り込みました。ミキサー車から出ている白い煙は、注入したマイナス196℃の液化窒素が気化したもので、すごい迫力でした!(平成26年度5月23日UP)
今年初のゲート放流
2014年03月14日 工事状況

長安口ダムでは、3月12日夜から降り始めた雨により貯水位が増加したことから、13日15時から今年初のゲート放流を行いました。写真は13日16:30頃の放流状況で、ゲートからの放流量は約120m3/sです。 このゲート放流で潜水作業は中止となり、潜水士はうらめしそうにいつ閉まるかわからないゲート放流を見つめ、早くゲートが閉まるのを待っています。これがダムを運用しながら工事を行う難しいところです。(平成26年3月20日UP)