予備ゲートピア打設開始
2015年03月24日 工事状況

予備ゲートピアのコンクリート打設を開始しました。予備ゲートで使用するコンクリートは高流動コンクリートというもので、通常のコンクリートよりも流動性が高く粘り気があり、複雑な部材が設置され締固めが困難な箇所でもすみずみまで充填できる特性を有したコンクリートです。コンクリート打設は、ダム天端構台に配置したコンクリートポンプ車から長いホースを使って、高さ約28mある仮締切内に突っ込んで慎重に打設していきます。右の写真は打設後の状況ですが、予備ゲートを支えるいろいろな鋼材の中できちんとコンクリートが充填されていることがわかります。(平成27年3月31日UP)
仮締切の内部に迫る
2015年03月05日 工事状況

昨年10月9日に設置が完了した仮締切内部では、予備ゲートを支えるピアという構造物を構築中です。仮締切の内空幅は写真左の手前側が6.3m、向こう側が5.0mの大きさで、高さ28.1mのうち約25mが水中にあり、上から見ると二つの口がポッカリと開いているように見えます。この内部では、ピアとダムが一体化できるようにダム表面を削り、太さ約5cmのアンカーボルトを設置しています。これに補強鋼材を取り付けた後、コンクリートを打設して築造していきます。右の写真は仮締切の底から見上げたものですが、空がとても遠くに感じます。(平成27年3月12日UP)