予備ゲートピア現る
2015年09月08日 工事状況

左岸側の予備ゲートピアが完成し、予備ゲートピアを囲っていた仮締切扉体の撤去作業を実施しています。仮締切扉体を撤去した後は、予備ゲートを設置し、堤体切削へと工事を進めて行きます。 現在撤去中の仮締切扉体は、右岸側の予備ゲートピアを設置するまで貯水池仮設構台及び台船上に保管しておきます。 (平成27年9月24日UP)
改造工事本格化
2015年07月13日 工事状況

長安口ダムの施設改造工事は、本体コンクリートの打設が始まるなど、いよいよ本格化し、日々の変化が見て分かるようになっています。 工事見学も多くの方々が来場され、規模の大きいダム建設現場を体感いただいています。 変わっていくダムの姿を是非見に来てください。 また、ダムに立ち寄られた希望者には、ダムカードなどをお配りしています。(施設改造工事中のダムカードもあります。)(平成27年7月22日UP)
見えない所で活躍する潜水士!
2015年06月29日 工事状況

長安口ダム改造工事は、ダムを運用しながらの工事であるため、底部架台据付調整等の潜水作業が多くあります。 本工事での潜水作業は、最大水深が約35mと深く延べ潜水時間が長いという特徴があり、減圧症のリスクが高い過酷な作業環境であるため、1日十数名もの潜水士が交代で作業に当たります。 また、安全かつ正確な作業を実施するために、陸上連絡員と通話する通信ケーブル、映像を陸上モニターに伝送するビデオカメラホース、吸引用酸素を送気するホース、潜水士に温水を供給する温水ホースといった様々なホースの他、不測の事態に備えた緊急ボンベ等、合計約10㎏もの装備品を身にまといながら、潜水士の方々は日々、見えない所で活躍しており、潜水士無しでは成し得ない工事です。(平成27年7月7日up)
底部架台見納め
2015年06月05日 工事状況

2門ある予備ゲートの右岸側底部架台の据付作業が、5月20日より再び始まりました。 32tもの重さがあるこの鋼材は、潜水士と200tクレーンが連携しながら水中に吊り下ろし、堤体に設置します。底部架台はこれで見納めとなります。(平成27年6月16日UP)
マットコンクリートの打設開始!
2015年05月01日 工事状況

4月24日より、マットコンクリートの打設が本格的に開始しました。 マットコンクリートは、既設ダム堤体部を一部取り壊すことにより減少するダム堤体重量を補うために、ダム下流側に設置するコンクリートのことです。 マットコンクリートの打設方法は、ダム天端の「3.0m3水平式コンクリートバケット」にトラックミキサー車から直接バケット内に投入して、200tクローラクレーンで吊り打設します。「3.0m3水平式コンクリートバケット」を使用したコンクリート打設は、増厚コンクリート打設等、今後のコンクリート打設に大いに活躍してくれることでしょう。 なお、マットコンクリート打設は今年の秋頃まで続く予定です。(27年5月15日UP)
1シーズン目の減勢工での作業無事終了
2015年04月15日 工事状況

2015年2月25日に紹介しました、減勢工下面の大きく凹んだ部分を埋めるコンクリート作業は、4月15日に今シーズンの作業を無事終えました。使用したコンクリート量は約3700m3でした。 減勢工はダム下流での作業でありダムから放流がある際には、退避しなければならないため、雨が降るたびに放流がないことを願いながらの作業でしたが、今シーズンはダムからの放流はなく、無事に終えることができました。 次の減勢工での作業は、11月16日以降となりますが、それまでの間は、堤体マット部のコンクリート打設を行います。詳細は次回紹介予定。(平成27年4月27日UP)
予備ゲートピア打設開始
2015年03月24日 工事状況

予備ゲートピアのコンクリート打設を開始しました。予備ゲートで使用するコンクリートは高流動コンクリートというもので、通常のコンクリートよりも流動性が高く粘り気があり、複雑な部材が設置され締固めが困難な箇所でもすみずみまで充填できる特性を有したコンクリートです。コンクリート打設は、ダム天端構台に配置したコンクリートポンプ車から長いホースを使って、高さ約28mある仮締切内に突っ込んで慎重に打設していきます。右の写真は打設後の状況ですが、予備ゲートを支えるいろいろな鋼材の中できちんとコンクリートが充填されていることがわかります。(平成27年3月31日UP)
仮締切の内部に迫る
2015年03月05日 工事状況

昨年10月9日に設置が完了した仮締切内部では、予備ゲートを支えるピアという構造物を構築中です。仮締切の内空幅は写真左の手前側が6.3m、向こう側が5.0mの大きさで、高さ28.1mのうち約25mが水中にあり、上から見ると二つの口がポッカリと開いているように見えます。この内部では、ピアとダムが一体化できるようにダム表面を削り、太さ約5cmのアンカーボルトを設置しています。これに補強鋼材を取り付けた後、コンクリートを打設して築造していきます。右の写真は仮締切の底から見上げたものですが、空がとても遠くに感じます。(平成27年3月12日UP)
ダムの圧倒的な存在感!
2015年02月25日 工事状況

現在、減勢工では放流水で洗われて大きく凹んだ部分をコンクリートで埋める「穴埋めコンクリート」の打設を行っています。これは放流水の勢いを弱める減勢工の機能をきちんと発揮できるように整備するものです。現場の背後にそびえ立ち、圧倒的な存在感を放つ長安口ダムのもと、粛々と工事を進めています。なお、一般の方の立ち入りはご遠慮させていただいていますので、あしからず。(平成27年3月4日UP)
減勢工の雰囲気がガラリと変化
2015年02月05日 工事状況

前回のNOWから約1ヶ月が経過し、減勢工の雰囲気が一変して賑やかな工事現場となっています。右岸側では、施設改造1期工事が法面掘削を行い、掘削した土砂を下に押し落としています。ダム堤体に直接石が当たらないように粒の細かい堆砂の土砂敷均した上に落としていきます。溜まった土砂は、同じく堆砂の土砂で造成した工事用道路から搬出します。下流側では、施設改造2期工事が穴埋めコンクリートを打設していきます。現在の減勢工は長年の放流水に洗われて大きな凸凹になっています。この凸凹をなくすように深く掘れている箇所にはコンクリー トを打設し、岩盤が出ている箇所は掘削して水平にしていきます。非出水期の限られた期間の中、それぞれの工事が連携し、安全第一で工事を進めていきます。(平成27年2月16日UP)