●地域の個性が輝く広域交流圏
瀬戸内海は古来より交通の要衝であり、それをとり囲む西日本地域には、文化・産業・風土等の面で個性豊かな都市や農山漁村が点在しており、それぞれが独自の光で輝いています。
このような個性を磨くことによって、より活発な交流が誘発されます。また、交流の活発化に伴い個性は一層輝きを増します。
●自然と共生する広域交流圏
瀬戸内海の多島美に代表される豊かな自然環境は、西日本地域の共通のアイデンティティとなっています。これからのポス卜工業化社会は生活環境が重視される社会であり、水質保全等の取り組みを通じて自然環境を保全しつつ、これを活用し、交流の基盤を形成していきます。
さらに、高齢者や身障者の移動を容易にするなど、バリアフリーの考え方に基づいて全ての人々の自由な交流を可能とすることが重要です。
●開かれたダイナミックな広域交流圏
交流には、身近な交流から広域交流、産業交流から生活交流など様々な形態かあり、これが複数重なって交流圏が形成されます。
また、この広域交流圏の効果は、西日本にとどまらず、関連交通網の整備により、わが国全域、さらに国際的窓口である国際空港、国際港湾等を通じて世界に広がる広域交流圏となります。

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