<<トップページ <<総論 <<2.四国の河川に成立する植生の解説4-1.解析の方法 <<前のページ >>次のページ

 
(4)植物社会学的手法による河川植生の区分
1.解析の方法

 解析は植物社会学的な手法により行った。合計586 の群落組成調査資料を全てコンピュータに入力し、類似した組成群、優占種を持つ群落の抽出を行った。
たとえば、現地での群落組成調査で次の資料が得られたとする。


 これらを、コンピュータに入力し、一覧表として素表を作成する。これをもとに、種の組み合わせに注目して、縦横に並び替える。この例では、カワラヨモギ、カワラサイコ、イヌハギという組み合わせを持った調査区番号1 ,3 ,5 とセイタカアワダチソウ、ヤブジラミ、ヒルガオという組み合わせを持った調査区番号2 ,4 ,6 ,7 の2 つの群落に区分することができる。それを一覧に示したのが群落組成表である。

 このような作業を経て、7 地点の調査票はカワラヨモギ群落とセイタカアワダチソウ群落に区分することが読みとれる。