品質確保Quality assurance

土木構造物の多くに使用される、コンクリート等の基礎材料について、各種の調査・試験を行い品質確保・コスト縮減等を目的にマニュアル等を整備しています。また、四国地方整備局管内の水質精度調査及びダイオキシン分析・精度管理を行っています。

材料試験

四国の材料を使用する資材などについて、技術的検討を行い四国独自基準等を検討しています。特にコンクリートについては、四国特有の骨材品質や瀬戸内海の海砂採取禁止などの地域要因の中でも、良質な品質を確保するため、いろいろな検討を行っています。

近年コンクリートについて整備したマニュアルの1例を下記に紹介します。

①「誘発目地によるひび割れ対策の手引き(案)」(平成30年4月)→誘発目地によりコンクリートに発生するひび割れを制御する方法を取りまとめた手引き
②「コンクリート構造物初期ひび割れ対策事例集(案)」(平成30年4月)→①の作成にあたり参考とした既往指針、手引き類及び収集した工事データを取りまとめたもの
③「監督職員のためのコンクリート工事ポケットブック(案)」(平成30年3月)→監督職員の視点からコンクリート工事の留意点などを整理したポケットブック(以前作成されていた上記ポケットブックの時点修正版)

水質管理

河川やダムなどの公共用水域の良好な水環境を守るため、四国地方整備局管内の河川やダムの定期的な水質試験に関する精度調査を実施するとともに、ダイオキシン類について分析や精度管理を行っています。

精度調査のための分析作業状況
ダイオキシン類の低質分析のための採泥状況