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ダムの生き物たち

植物

<確認種類数>
○157科1,057種(H23調査より)
○156科1,056種(既存資料より)

◆野村ダム周辺は、主に植林を中心とした樹林地が全域にわたり広がっており、樹林内及び林縁部に多様な植物が見られます。スギ・ヒノキ植林が全体の約4割弱を占め、アカマツ林、コナラ林、水田・畑地などがそれぞれ1割弱を占めていますが、年々アカマツ林の衰退が見られます。またダム湖周辺では重要種と呼ばれる希少な植物も確認されています。植物は他の生物の生息基盤としての役割を果たし、生物と密接な関係があります。

鳥類

<確認種類数> 
○38科95種(H17調査より)
○35科101種(既存資料より)

◆野村ダム周辺は、豊富な樹林の存在により、営巣・繁殖・育雛や採餌、生息、休憩の場所として多くの鳥類が生息・利用しています。また、貯水池内ではカモ類、サギ類などの水鳥が水面、水辺を利用しています。さらに、重要種と呼ばれる希少な鳥類も確認されています。重要種の中には生態系の頂点に位置する猛禽類も含まれており、小動物などの餌生物が豊富に生息する事を示しています。

小動物

<確認種類数> 
○22科37種(H22調査より)
○21科41種(既存資料より)

◆野村ダム周辺は、スギ・ヒノキ植林、アカマツ林、コナラ林、水田・畑地などが見られ、多くの小動物(哺乳類・両生類・爬虫類)が生息・利用しています。また、ダム周辺の廃坑では多くのコウモリの仲間がみられ、坑道跡をねぐら、越冬場所として利用しています。さらに、重要種と呼ばれる鳥類の中には生態系の頂点に位置する猛禽類も含まれており、小動物などの餌生物が豊富に生息する事を示しています。

昆虫類

<確認種類数> 
○235科1,389種(H18,19調査より)
○225科1,773種(既存資料より)

◆野村ダム周辺は、スギ・ヒノキ植林、アカマツ林、コナラ林、水田・畑地などが見られ、その多様な植生を反映し、コウチュウ類、チョウ類、カメムシ類等多くの昆虫類が生息・利用しています。
また、ダム湖周辺の水辺付近ではトンボ類や、ガムシ類等の水棲昆虫も確認されています。さらに、重要種と呼ばれる希少な昆虫類も確認されており、ダム周辺に豊かな自然がみられることを示しています。

魚類

<確認種類数> 
○7科20種(H24調査より)
○7科23種(既存資料より)

◆野村ダムは、水環境としてダム湖上流・湛水域・下流の3区域に分けられます。
上流は、瀬や淵、植物帯等が存在する一般的な河川環境を呈し、オイカワが卓越しています。湛水域は河川における止水域という特徴的な環境で、オイカワやフナ属を主に、陸封化されたアユが確認されています。下流は、鹿野川との間で陸封された回遊魚が確認されています。また、全ての水域で外来魚のオオクチバス、ブルーギルも確認されています。

底生生物

<確認種類数> 
○53科106種(H20調査より)
○70科152種(既存資料より)

◆野村ダム周辺は、豊富な昆虫類が確認されている事を受け、トンボ類やガムシ類の幼虫である水棲昆虫も多く確認されており、その他カゲロウ類やシマトビケラ科なども多く確認されています。また、サワガニ、モクズガニ、スジエビ、テナガエビといったエビ・カニ類の生息も確認されています。外来種としては、サカマキガイ、タイワンシジミの仲間などが確認されています。

 

 

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