水質改善の取り組み
野村ダムでは水質改善としてアオコ対策など様々な取り組みをしています。
アオコとは?

アオコとは植物性プランクトンが異常繁殖をして水面が青みどり色のペンキを流したようになる現象です。水面に浮かぶアオコを放置すると腐ってニオイの原因になることがあります。特に夏季は植物プランクトンにとって恵まれた環境(高い水温と強い日ざし)になるためアオコが発生しやすくなります。
現状
野村ダムでは昭和57年の管理開始以来、ダム湖で赤潮・アオコが発生しており、平成10年頃からその影響が大きくなりました。その原因は家庭から出た汚れた水などと考えられます。
対策
野村ダムではアオコの発生を防ぐために平成17年から曝気装置を設置しはじめ、現在5基設置しています。この装置のおかげでダム近くの貯水池ではアオコの発生が抑制されています。
曝気装置とは?

曝気装置とは水中に空気を送り込み貯水池内の水を循環させる装置です。水面の温かい水と底の冷たい水を混ぜ合わせることで、水面の水温を低下させ、植物プランクトンが水面に集まりにくくしてアオコの発生を抑えます。