四国水問題研究会 最終提言書

四国水問題研究会の「最終提言書」がとりまとめられました。


平成18年度から平成24年度までに計18回の研究会を開催し、活発な議論を重ねてきた「四国水問題研究会」は、7年間の研究と議論の成果をとりまとめた、「最終提言書【豊かで安全・安心な四国を引き継ぐために 〜水でつながる「四国はひとつ」〜】」をとりまとめました。

「最終提言書」は、今後一層の深刻化が予想される「四国の水問題」の解決に向けて、四国人がそれぞれの立場の違いを乗り越え、互いに協力し合うことにより、自ら主体的に立ち上がるためのガイドブック(積極的に行動を起こすための指針)として、単にこれまでの研究会の討論だけでなく、さらに踏み込んで、今後、各分野や各領域において大いに活用してもらえることを願ってまとめられたものです。

すべての四国の住民が、この「最終提言書」を拠り所に、迫り来る「四国の水問題」の解決に向け、主体的に行動を起こすきっかけをつかみ、水でつながる「四国はひとつ」への堅実な一歩を踏み出されることが期待されています。

平成25年5月22日に行われた手渡し式において、四国水問題研究会の井原会長から、四国地方整備局の川ア局長に「最終提言書」が手渡されました。

 

四国水問題研究会 最終提言書
【豊かで安全・安心な四国を引き継ぐために 〜水でつながる「四国はひとつ」〜】

四国水問題研究会について

「四国水問題研究会」は、四国の水問題について総合的に考える場として設立されました。

「四国水問題研究会」は、平成16年〜17年にかけて頻発した洪水、渇水被害を背景として産・官・学の枠組みで平成18年6月に発足しました。

研究会では、四国4県が共有する吉野川水系及びその関連地域の水問題(治水・利水・環境)について総合的に把握するとともに、水資源の有効利用と治水・利水・環境の合理的な恒久的対策及び実施方策について研究及び提言を行うことを目的として、平成24年度までに計18回の研究会を開催し、活発な議論を重ねてきましたが、研究と議論の成果をとりまとめた「最終提言書」のとりまとめをもって、平成25年3月に閉会しました。

具体的な活動事項

研究会は、目的を達成するため、以下の事項の研究・提言を行う。

  1. 水問題(治水・利水・環境)の現状と課題に関すること。
  2. 水系の治水・環境の対策に関すること。
  3. 水資源の広域的利用、合理的な利用に関すること。
  4. その他研究会の目的を達成するために必要な事項に関すること。

四国の水に関する情報ポータルサイト

「四国の水に関する情報ポータルサイト」を開設しました。

四国水問題研究会の中間とりまとめを受け、水利用に関する情報を集約し一覧できる仕組みの一環として「四国の水に関する情報ポータルサイト」を開設しました。

 

四国水問題研究会中間とりまとめに対する意見募集

「中間とりまとめ」に対する意見募集 (意見募集は終了しました)

「中間とりまとめ」に基づき、各主体が調整・連携して取り組み・検証等を行い、また「中間とりまとめ」に対する多くの方々からの意見を頂いてその結果をフィードバックして、四国水問題研究会は内容を再度吟味し、取り組みの検討を行い四国人の行動指針となることを目指す「提言(最終報告書)」を作成することとしています。

いただいたご意見等は、事務局でとりまとめ四国水問題研究会に報告します。

 

四国水問題研究会中間とりまとめ

四国水問題研究会の「中間とりまとめ」がとりまとめられました。


平成18年度から平成21年度までに計11回の研究会を開催し、活発な議論を重ねてきた「四国水問題研究会」は、この度平成21年5月、現在までの研究と議論の成果をとりまとめた、「中間とりまとめ【豊かで安全・安心な四国を引き継ぐために 〜水を通して一つになる四国人の行動指針〜】」をとりまとめました。

「中間とりまとめ」は、今後引き続き研究する四国の水問題に対する「四国人の行動指針」となることを目指す「提言(最終報告書)」に向けて、現在までの研究成果として水問題の現状と課題を提示し、認識の共有化を図り、その上で解決の方向性等について研究会における議論の記録を正確に示すことに重点を置き、とりまとめられたものです。

平成21年5月25日に行われた手渡し式において、四国水問題研究会の井原会長代理から、四国地方整備局木村局長に「中間とりまとめ」が手渡されました。

 

四国水問題中間とりまとめ
【豊かで安全・安心な四国を引き継ぐために 〜水を通して一つになる四国人の行動指針〜】

これまで開催された研究会

平成25年3月11日に「第18回 四国水問題研究会」が開催されました。


第18回研究会では、平成18年6月に第1回研究会が開催されて以来、7年間(18回)に渡って議論を重ねてきた四国水問題研究会の最終回として、これまでの集大成としてとりまとめた「最終提言書(案)」が提示され、その内容について意見交換を行いました。

今後は、本日の意見交換の内容を反映して修正した「最終提言書」をとりまとめ、四国水問題研究会から四国地方整備局長に宛てて提言を行う予定です。

◆四国水問題研究会【最終提言書(案)】について

◇その他資料

 

平成24年9月24日に「第17回 四国水問題研究会」が開催されました。



第17回研究会では、事務局より、「最終提言」に向けたとりまとめ方針(案)を提示し、「最終提言」に盛り込む必要がある事項や、成果のイメージ等について、意見交換を行いました。

また、那須委員(高知工科大学教授)、井原会長(香川大学名誉教授)および東京大学大学院 小池俊雄教授が共同で研究されている「気候変動下における四国の水資源政策決定支援システムの開発」について、現在までの成果をご報告いただき、意見交換を行いました。

なお、今回の研究会から、高橋能樹氏(NHK松山放送局 放送部長)および松本泰樹氏(共同通信社 高松支局長)が新委員に就任されました。

◆最終提言のとりまとめ方針(案)について

◆委員による講演

◇その他資料

 

平成24年3月6日に「第16回 四国水問題研究会」が開催されました。



第16回研究会では、事務局より「中間とりまとめ」以降、四県、国等、各主体が取り組んできた内容等について報告するとともに、「最終提言」に向けての課題等について、意見交換を行いました。

◆「中間とりまとめ」の具体の施策例に対する取り組み状況

◇その他資料

 

平成23年9月26日に「第15回 四国水問題研究会」が開催されました。




第15回研究会では、前回に引き続き、那須委員、井原会長および東京大学大学院 小池俊雄教授が共同で研究されている「気候変動下における四国の水資源政策決定支援システムの開発」の取り組み状況について、小池教授を迎えて講演(中間報告)を行い、意見交換を行いました。

また、事務局からは、「四国地方の気候変動レポート」について報告を行いました。

なお、今回の研究会から、木下誠也氏(愛媛大学防災情報研究センター教授)、木原茂氏(日本政策投資銀行四国支店長)が新たに委員に就任されました。

◆委員および講師による講演

◆事務局からの情報提供

◇その他資料

 

平成23年2月16日に「第14回 四国水問題研究会」が開催されました。



第14回研究会では、当研究会の那須委員(高知工科大学教授)、井原会長(香川大学名誉教授)および東京大学大学院 小池俊雄教授が共同で研究されている「気候変動下における四国の水資源政策決定支援システムの開発」について、小池教授を迎えて講演を行い、意見交換を行いました。

また、事務局からは、四国地域の渇水イメージに関するインターネットアンケート調査結果を紹介するとともに、本年1月からの少雨傾向により状況が厳しくなっている早明浦ダム等、四国のダムの貯水状況について報告を行いました。

なお、今回の研究会には、木下誠也愛媛大学教授がオブザーバーとして参加されました。

◆委員および講師による講演

◆事務局からの情報提供

◆今後の研究会の進め方について

◇その他資料

 

平成22年3月15日に「第13回 四国水問題研究会」が開催されました。



第13回研究会では、京都大学防災研究所 中北英一教授を講師に迎え、「気候変動による治水・利水への影響について」と題した講演を行い、最先端の研究成果を発表して頂き、意見交換を行いました。

また、事務局より、四国における気候変動に関する検討状況等について情報提供を行いました。

なお、平井治氏(共同通信社高松支局長)が新委員に就任されました。

◆外部講師による講演

◆事務局からの情報提供

◇その他資料

 

平成21年7月17日に「第12回 四国水問題研究会」が開催されました。



第12回研究会では、四国水問題研究会によりとりまとめられた「中間とりまとめ」において示された方向性による具体の施策等について意見交換を行いました。

なお、大谷徹氏(共同通信社高松支局長)、藤田寛氏(日本政策投資銀行四国支店長)、三木義久氏(四国経済連合会専務理事)、向江隆文氏(NHK松山放送局放送部長)が新しく委員に就任され、会長には井原健雄委員(香川大学名誉教授)、会長代理には鈴木幸一委員(愛媛大学教授)が選任されました。

◆第11回四国水問題研究会からの経過報告

◆平成21年度渇水状況報告

◆具体の施策について

◆今後の研究会の進め方について

◇その他資料

 

平成21年3月16日に「第11回 四国水問題研究会」が開催されました。



第11回研究会では、「中間とりまとめ(案)」について意見交換を行いました。

いただいた意見を踏まえて修正を行い、「中間とりまとめ」を4月下旬を目途に修正予定です。

 

◆四国水問題研究会中間とりまとめ(案)について

◇その他資料

 

平成21年2月16日に「第10回 四国水問題研究会」が開催されました。



第10回研究会では、四国水問題に係る中間とりまとめに向けて、論点の確認及び中間とりまとめの骨子(素案)について意見交換を行いました。また、渇水に対する取り組みとして、国土交通行政インターネットモニターアンケート結果 「渇水について」を紹介しました。

次回は、中間とりまとめ(案)について議論される予定です。

 

◆渇水に対する取り組み紹介

◆四国水問題に係る中間とりまとめに向けて

〔論点の確認〕

〔中間とりまとめ骨子〕

◆オブザーバー(四国森林管理局)からの情報提供

◇その他資料

 

平成20年12月4日に「第9回 四国水問題研究会」が開催されました。


第9回研究会では、水問題の治水・利水・環境に関する論点の整理及び中間とりまとめの骨子(イメージ)について、議論がなされました。

次回以降は、中間とりまとめに向けて議論される予定です。

 

◆四国水問題に係る中間とりまとめに向けて

〔論点整理〕

〔骨子整理〕

◇その他資料

 

平成20年11月7日に「第8回 四国水問題研究会」が開催されました。


第8回研究会では、平成20年度の吉野川の渇水の経緯と現状等について事務局から報告を行いました。また、事務局より水問題解決に関する国内外の様々な事例を紹介しました。

続けて、水問題の治水・利水に関する論点について議論がなされました。次回以降は、引き続き環境等に関する論点を整理するとともに、中間提言の骨子について議論される予定です。

 

◆事務局からの情報提供

◆四国水問題に係る中間提言の取りまとめに向けて(論点整理)

◇その他資料

 

平成20年6月19日に「第7回 四国水問題研究会」が開催されました。




第7回研究会では、鈴木委員より一級河川の河川整備基本方針を審議する御立場から、四国の一級水系の水事情について、治水・利水・環境のそれぞれ現状の説明を頂きました。

また、香川県・愛媛県から水利用の実情が、高知県から吉野川水源地域の現状と課題が報告されました。

次回より、水問題の論点整理を行い、中間とりまとめに向けて検討することが確認されました。

 

◆鈴木委員(愛媛大学大学院理工学研究科教授)

◆事務局(香川県)からの情報提供

◆事務局(愛媛県)からの情報提供

◆事務局(高知県)からの情報提供

◇その他資料

 

平成20年1月24日に「第6回 四国水問題研究会」が開催されました。


第6回研究会では、七戸委員より法律家の観点から、河川法の目的と特徴について解説され、現状の問題点や課題についても言及されました。

また、徳島県からは、吉野川の水利用に関する歴史的経緯と徳島県の実情について報告するとともに、徳島県の立場から意見を述べました。

これら2テーマの他、研究会としての提言の方向性についても議論がなされ、活発な意見が交わされました。

 

◆七戸委員(九州大学大学院法学研究院教授)

◆事務局(徳島県)からの情報提供

◇その他資料

 

平成19年10月5日に「第5回 四国水問題研究会」が開催されました。


第5回研究会では、前回に引き続き、事務局から吉野川水系の水問題に係わる情報を提供し、利水の問題に対する改善策への言及がなされるなど活発な意見が交わされました。また、井原委員より経済学的な観点から捉えた四国の水問題について、現状の分析と課題の提起を頂きました。

 

◆事務局からの情報提供(第4回研究会の補足説明)

◆井原委員(香川大学名誉教授)

第4回研究会開催時に四国地域で発生していた渇水について、その後の経過と報告を事務局(四国地整)より行いました。

 

平成19年6月13日に「第4回 四国水問題研究会」が開催されました。


第4回研究会では、望月委員に水問題に関する研究成果を発表して頂くとともに、事務局から吉野川水系の水問題に係わる情報提供を行い、意見交換を行いました。

 

◆望月委員(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授)

◆事務局からの情報提供

また、今回の研究会より、水利権(民法)の専門家として、七戸(しちのへ)克彦委員(九州大学大学院法学研究院教授)が加わりました。

平成19年度の四国地域の渇水について、事務局(四国地整)より情報提供を行いました。

 

平成19年1月18日に「第3回 四国水問題研究会」が開催されました。


第3回研究会では、第2回研究会と同様、2名の委員の方に、水問題に関する研究成果や取り組みについて発表して頂き、意見交換を行いました。

 

◆三井委員(徳島大学名誉教授)

◆板東委員(NPO法人新町川を守る会副理事長)

また、今回の研究会より、水資源問題の実務の専門家として、福田昌史委員(高知工科大学客員教授)が加わりました。

平成18年度の仁淀川・物部川水系の渇水について、事務局(四国地整)より情報提供を行いました。

第2回研究会において話題となった「緑のダム」に関する追加説明資料

 

平成18年9月28日に「第2回 四国水問題研究会」が開催されました。


第2回研究会では、2名の委員の方に、水問題に関する研究成果を発表して頂き、意見交換を行いました。

 

◆那須委員(高知工科大学社会システム工学科教授)

◆端野委員(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授)

また、第1回研究会の意見を踏まえ、今回から農林水産省四国森林管理局にオブザーバーとしてご参加頂いています。

 

平成18年6月30日に「第1回 四国水問題研究会」が開催されました。

当研究会の会長に近藤耕三氏(四国経済連合会名誉会長)が選任されました。