高知分水 (こうちぶんすい)
高知分水事業は、早明浦ダムを中核とした「吉野川総合開発計画」の一環として、吉野川水系瀬戸川及び同水系地蔵寺川支川平石川の流水を鏡川に導水し、鏡ダムの運用と相まって都市用水を確保するとともに、その供給に支障を与えない範囲内で吉野川との落差を利用した発電を行っています。
●水道用水
高知市と周辺地区の水道用水として、平均0.73m3/sを供給します。
●工業用水
高知県の工業用水として、平均0.5m3/sを供給します。
●発電
高知県土佐郡土佐山村に設置した天神発電所(四国電力)において、有効落差236.2mを利用し、最大出力11,800kwの発電を行います。
●工期
昭和46年9月から昭和53年3月
●総事業費
約72億円
●瀬戸川
瀬戸川取水施設 |
位置 |
高知県土佐郡土佐町南川 |
集水面積 |
53.7km2 |
最大取水量 |
4.4m3/s |
規模 |
堰高 |
12.20m |
堰長 |
57.85m |
瀬戸川導水路 |
通水量 |
最大4.4m3/s |
延長 |
4,538m |
●地蔵寺川
地蔵寺川取水施設 |
位置 |
高知県土佐郡土佐町西石原 |
集水面積 |
19.2km2 |
最大取水量 |
6.0m3/s |
規模 |
堰高 |
7.0m |
堰長 |
29.8m |
地蔵寺川導水路 |
通水量 |
最大6.0m3/s |
延長 |
9,419m |