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■ミサゴは、猛禽類の1種で、タカ類の中でも大型の鳥です。魚を主食とすることから、北海道から沖縄にかけての海岸、川や湖の近くに生息しています。
■昭和中期頃まではよく見られる鳥でしたが、昭和40年頃の高度経済成長期に激減し、環境省のレッドリストでは「準絶滅危惧種」、高知県のレッドデータブックでは「絶滅危惧ⅠB類」と、危機的状況が続いているといわれています。ミサゴが巣作りをするマツの木の枯死が全国的に蔓延し、生態数減少の大きな要因の1つといわれていました。
■平成10年度に完成した中筋川ダムですが、平成8年にダム周辺のマツに作られた巣で、成鳥2羽と雛2羽が目撃され、その後2年間、同じ木でミサゴの繁殖が確認されました。
■しかし、次第にマツが枯れ始め、平成10年の台風で枝が折れて、巣が落下してしまいました。
■翌年の繁殖期にも、巣が落下したマツの周辺に成鳥が居ついていることが確認され、中筋川ダムでは繁殖の保護活動として、人工巣台の設置を行うことにしました。
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■台風被害にも見舞われながらも、改良を重ねた結果、10年間で10羽の雛の巣立ちが確認されました。それ以来、中筋川ダム周辺では多くのミサゴの姿が見られるようになりました。
■「中筋川ダムにおけるミサゴの保護活動レポート」ダウンロードはこちらから
中筋川ダム周辺の野鳥
■ダム湖周辺には、四季を通じて多くの野鳥が活動しています。
【留鳥(りゅうちょう)たち】 |
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【夏鳥(なつどり)たち】 |
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【冬鳥(ふゆどり)たち】 |
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(写真提供:野鳥生物環境研究センター所長 澤田佳長)
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■野鳥観察の注意事項 ○鳥が驚かないように静かに観察すること。 ○できるだけ地味な服装で、長袖を着用すること。 ○長靴をはき、帽子を着用すること。 ○双眼鏡や望遠鏡、メモ帳、野鳥図鑑などを持参すること。 *「野鳥観察会」参加者を募集するときには、TOPページのイベントのお知らせで告知します |
蛍の棲む川
■蛍湖の由来となったように、中筋川ダムの上・下流の川辺には、5~6月にたくさんの蛍が飛び交います。
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*蛍を捕らないようにしましょう
*ほかの鑑賞者の迷惑にならないように、川辺から少し離れたところに車を止めて、騒がず、ゆっくり散策を楽しみましょう。
*写真撮影のフラッシュは控えるようにしましょう
*街灯がない場所です。足元に気をつけて歩きましょう。
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■中筋川で撮影した蛍の写真です。
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