八束小学校の皆さんと『魚のゆりかご』を目指したコアマモの移植を行いました

2017年6月26日

 平成29年6月26日、四万十市右岸の実崎箇所に整備した『ワンド』で八束小学校5・6年生14名の皆さんと『魚のゆりかご』をつくるため、コアマモの移植作業を行いました。

 『ワンド』は魚の住み処となる藻場の再生を目指して整備したもので、四万十川で多くのコアマモが確認されている場所からコアマモを採取し、整備したワンド内に移植しました。
 子供達は高知大学の大野名誉教授によるコアマモの役割や移植の方法の説明を受けた後、ワンド内の泥に足を取られながらも楽しそうに、でも真剣に作業してくれました。
 移植を行った後は、四万十川の生物の研究をしている魚と山の空間生態研究所の山下代表からワンド内の生き物の説明を受けながら観察や採取に夢中になっていました。
 ワンド内には高知県の絶滅危惧種IA類に分類されている生物も見られ、捕まえた子供の表情は誇らしげ!

 このワンドが、移植したコアマモでいっぱいになり、コアマモに暮らす魚やエビなどに夢中な子ども達の姿が見られる場になってくれることを願っています。
 

 『ワンド』とは、川の本流と繋がっているが、構造物などに囲まれた池のような地形で、様々な植生が繁茂し、魚類など水生生物の安定した住み処となる静穏な浅場のことです。中村河川国道事務所ではこの『ワンド』整備をはじめとする、魚の仔稚魚等の住み処となるコアマモや、スジアオノリが生育できる浅場環境を再生する事業を『魚のゆりかごづくり』と名付けています。

 

大野名誉教授による説明
山下代表によるワンド内の生き物の説明
移植の状況
生き物観察