■鹿野川ダム改造事業完成に伴いダム操作規則を改定しました。
鹿野川ダムでは度重なる洪水に対応するため肱川水系河川整備計画(平成16年策定)に基づき改造事業を行いました。
鹿野川ダム改造事業で増加した洪水調節容量を活用し、ダム下流の現況の堤防の整備状況を踏まえて、上流の2つのダムの洪水調節能力を有効に活用して、 激特事業完成までの流域の洪水被害の軽減を図ることを目的に、令和元年6月に野村ダムと鹿野川ダムの操作規則を改定しました。
改定内容
●鹿野川ダムの改造事業で増加した洪水調節容量を活用し、中規模洪水で鹿野川ダムに効果を発揮させ、より大規模な洪水で野村ダム及び鹿野川ダムに効果を発揮させる操作に改定。
●菅田地区の堤防が整備中で浸水被害が頻発していることを考慮し、600m³/s定量の時間を増加させることで、より多くの洪水で600m³/s以下の流下量となる。
●大規模な洪水に対してダムの容量を確保するため、東大洲地区等の暫定堤防70㎝嵩上げ見合いで、最大流下量を約35%増加させる。(定開度操作開始850m³/s→1,150m³/s)
●ただし、ダムの容量が満杯になることが想定される場合には、流下量を流入量に近づける操作(異常洪水時防災操作)を行う可能性がある。