鹿野川ダム管理

肱川について

「愛媛県最大の河川、肱川(ひじかわ)」

 肱川は、愛媛県の西南部に位置し、その源を愛媛県西予市の鳥坂峠(標高460m)に発し、途中、四国山地の1,000mを超す標高部を源流とする小田川、黒瀬川など数多くの支川を合わせながら大洲盆地を貫流して、伊予灘に注ぐ愛媛県最大の河川です。

 肱川は本川に合流する川(支川)が多く(474本の支川数は全国5位)、川底の傾きがとても緩やかです。また、河口付近では両岸に山が迫り、川幅が狭くなっているため、洪水の際には流水が河口まで流れにくく、氾濫による度重なる被害が発生してきました。
 鹿野川ダムは、昭和18年7月、昭和20年9月の大洪水を契機に建設が計画され、昭和35年1月に完成しました。また、平成16年の「肱川水系河川整備計画」策定を受けて、平成18年4月に鹿野川ダム改造事業に着手し、令和元年6月に完成しました。

肱川流域図