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想定を超える堆砂の進行
小見野々ダム上流域は、大起伏山地が大半を占め、急峻な地形であることに加え、日本有数の多雨地帯であることと相まって、土砂生産が活発となっています。
特に、昭和51年及び平成16年の土砂災害を伴う洪水によって、大量の土砂がダム貯水池内に流入しています。
令和5年度時点では小見野々ダム貯水池には、建設当初の計画堆砂量の約1.4倍の土砂が堆積しており、堆砂量の増加がダム貯水池容量を維持していくうえで課題となっています。

小見野々ダム上流に位置する出原地区では、近年の出水に伴う多量の土砂流入により、下流側に位置する狭窄部付近で河川内への土砂の堆積が認められます。
戦後最大となった平成26年8月洪水(台風11号)では、木頭出原地区において浸水面積約4ha、床上浸水19戸、床下浸水20戸、木頭助地区においては浸水面積約1.1ha、床下浸水1戸の浸水被害が発生しました。
