〜急流河川の暴れ川〜
土器川は、流路延長の短い急流河川のため、洪水が激流となって流れる暴れ川として知られ、河川整備が十分でなかった戦前は、増水のたびに地域に被害をもたらしてきました。大正元年9月の洪水では、各所で堤防が決壊し、川沿いの家屋や耕地の流失・浸水、さらに死傷者を伴う甚大な被害が発生しました。
戦後は、河川整備の進捗とともに、堤防の決壊を伴う甚大な被害は発生していませんが、増水のたびに河岸侵食や護岸崩壊などの被災が各所で繰り返し発生しています。また、近年の平成16年10月の台風23号による洪水では、戦後最大規模の流量を記録しています。
<昭和50年8月洪水の状況> | |
旧乙井橋流失 (土器川 河口より11.6q付近) |
水防活動 (土器川西側 河口より7.6q付近) |
<平成16年10月洪水の状況> | |
溢水はん濫状況(まんのう町常包) (土器川西側 河口より18.2q付近) |
護岸被災状況 (土器川西側 河口より9.4q付近) |