土器川流域の概要
土器川(どきがわ)は、香川県中央部に位置する幹川流路延長33km、流域面積127km2の一級河川です。その流路は、香川県仲多度(なかたど)郡まんのう町勝浦(かつうら)の讃岐(さぬき)山脈を水源とし、明神川を合流後に北西に流れ、まんのう町常包(つねかね)にて讃岐平野に出ます。その後、大柞(おおくに)川、古子川(ふるこ)、清水(しみず)川等を合わせ、丸亀(まるがめ)市において瀬戸内海に注ぎます。
その流域は、南北に長く帯状を呈し、香川県の丸亀市、まんのう町の1市1町からなります。人口は約12万人(平成17年国勢調査)であり、下流部の丸亀市は関係市町人口の約9割弱を占め、香川県第二位の人口を誇ります。土器川流域内人口は、平成12年時点で約3.8万人と近年の推移は横ばいにありますが、想定はん濫区域内人口では、平成12年時点で約11万人と流域内人口の約3倍もの人口となっており、また、昭和43年の人口に比べ約2倍に増加しています。
この地域は、扇状地を形成する讃岐平野に水稲や畑作を中心とする田園地帯が広がり、臨海部では第二次産業の集積が見られるなど、この地域における社会・経済・文化の基盤をなしています。