四国・愛媛県最大の河川　肱川流域で人と水を見守り続けています。

環境省の名水百選に選ばれた西予市宇和町明間にある鍾乳洞からの湧水です。日量の水量は約8000トン。水質は弱アルカリ性。年間の水温は14℃で夏でも冷水を保ち、休日には多くの観光客が水汲みに訪れます。夏にはその水を使用した流しそうめんが営業。地元老人クラブを中心に「めん」「たれ」の研究を重ねた味は絶品です。

宇和町肱川沿いにある約450本のソメイヨシノが並ぶ桜の名所。満開時には市内外から多くの観光客で賑わいます。また、春には地元商工会主催のバス釣り大会も開催され、バス釣りを楽しむ多くの人が訪れます。

朝霧湖を見下ろす小高い丘のうえにある健康増進センター。温泉は、地下600ｍから湧き出る良質の冷泉で、ガラス越しに緑が広がる開放的な大浴場のほか、サウナやジェットバスもあり、日常の喧騒を忘れ、ゆったりとくつろぎの時間を過ごすことができます。温浴施設以外にも地元の農産品を販売する物産コーナーやレストラン、キャンプ場などがあります。

愛媛県内でも有数の酪農地帯である野村町。ほわいとファームはヨーロッパの農場をイメージして作られました。施設内にはレストラン、野村ミルク工房があり搾りたてのミルクを使用したスイーツは大人気。芝生公園ではヤギなどの動物たちと気軽にふれあって癒しの時間を過ごすことができます。

「ミルクとシルクのまち」と呼ばれ蚕糸業が盛んだった西予市野村町。この地で生産された生糸は「カメリアシルク」の商標で登録され、イギリス女王・エリザベス2世の戴冠式で女王のドレスの一部にも使用されました。そのシンボルともいえる博物館は真上から見ると繭の形状をしたユニークな建物。歴史資料やアジア各国の絹の民族衣装などの展示も行われ、コースター織りを体験できるワークショップもあります。

相撲が盛んな西予市野村町を象徴する両国国技館をモデルにした外観の建物。この乙亥会館を会場に、晩秋には全国で唯一プロとアマが対戦し百数十年の歴史を持つ乙亥大相撲が開催されます。また、相撲資料館では化粧回しや番付、歴代力士の写真に手形といった資料が展示されています。

山間部谷間にある深渕、滝、奇岩が連なる幽山渓谷で、豊かに生える木々の緑や巨大な岩々が織りなす大自然の迫力を堪能できます。入り口には40種類以上の蝶が自然のまま舞い飛ぶ「蝶の楽園」があります。また、渓谷内には多数架けられた朱色の橋や渓流に沿って設けられた遊歩道もあり散策をしたり、キャンプ場でアウトドアを楽しむこともできます。