平成18年8月22日
平成17年度第十堰の基礎調査結果について
 国土交通省徳島河川国道事務所では、「『よりよい吉野川づくり』に向けて」 ( 平成 16年 4 月 27 日発表 ) の基本的な考え方に基づき、第十堰で継続的に調査を実施し、得られたデータについては、当事務所ホームページ等を通じて、一般に公表することとしております。
 この度、平成17年度に実施してきた以下の調査結果をとりまとめましたので、公表します。
■平成17年度の出水状況
   平成17年度において、調査対象となった出水(基準地点岩津での水位及び流量は以下の通りです。
 ◇平成17年9月6日台風14号出水 ピーク水位:6.51m、ピーク流量:13,800m3/s
 
■平成17年度に実施した基礎調査の結果
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変状調査(目視調査、空洞化調査) 《別紙−1
     目視による変状調査において、台風14号等の出水により新規に変状箇所が発見されると共に、既存の変状箇所が進行している状況を確認しました。
 また、レーダによる空洞化調査においては、昨年度調査において、空洞化の可能性のあった箇所で、空洞の存在を確認しました。
A
漏水量調査 《別紙−2
     低水時の第十堰を流下する河川流量の実態把握のため、電磁流速計等を用いた流量観測を実施し、各調査日時における各観測地点の流量を把握しました。
B
水位調査(平成17年 台風14号) 《別紙−3
     平成17年9月6日に接近した台風14号による水位を調査するため、圧力式水位計を設置し、高水時の水位の状況を把握しました。
     
■平成18年度に実施する新たな調査 《別紙−4
 
堰取付部構造調査
     第十堰本体と左右岸取付部の構造について、詳細構造の実態把握調査を実施します。
 
堰下流右岸深掘状況調査
     堰下流右岸における局所的洗掘(深掘)状況について、洪水時現地観測により、局所洗掘状況を把握します。