平成19年7月3日
平成18年度第十堰の基礎調査結果について
 国土交通省徳島河川国道事務所では、「『よりよい吉野川づくり』に向けて」 ( 平成 16年 4 月 27 日発表 ) の基本的な考え方に基づき、第十堰で継続的に調査を実施し、得られたデータについては、当事務所ホームページ等を通じて、一般に公表することとしております。
 この度、平成18年度に実施してきた以下の調査結果をとりまとめましたので、公表します。
■平成19年度に実施する新たな調査
河床形状調査 《別紙−1
   第十堰周辺部の局所的な深堀に着目し、洪水時の河床洗堀状況を把握するため、ボーリング調査により、既往洪水時の河床形状を平面的に把握する。
 
■平成18年度の出水状況
  平成18年度は、基準地点岩津で水防団待機水位(3.30m)を超過した洪水はありませんでした。
     
■平成18年度に実施した基礎調査の結果 《別紙−2
 
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変状調査(目視調査、空洞化調査)
     平成 18 年度には洪水が生じなかったため、簡易な方法により堰本体等の変状を確認した。平成 17 年度調査時との変化は確認出来なかった。
 
A
堰取付部構造調査 《別紙−3
     上堰及び下堰左右岸端部について、詳細構造の実態把握調査を行い、堰本体と堤防が絶縁していない状態であることが確認出来た。
 
B
堰下流右岸深掘状況調査(計測施設設置) 《別紙−4
     堰下流右岸の局所洗掘状況の把握のため、河床面の変動状況を計測する施設を設置した。しかしながら、平成 18 年度には洪水が生じなかったため、計測結果は得られていない。
 
C
漏水量調査 《別紙−5
     低水時の第十堰を通過する流量の実態把握のため、微流速計を用いた流量観測を実施し、各調査日時における各観測地点の流量を把握した。
 
D
構造諸元調査 《別紙−6
     既往文献と現地調査により、第十堰周辺区間の河川構造物を対象に、同一構造形式の施工年代と基本構造をとりまとめ、施工年代の異なる構造体の組み合わされた状態を確認した。
 
 
 
平成18年度調査結果(詳細