4.予防保全の取組みについて
予防保全とは
大切な資産である道路ストックを長く大事に保全し、安全で安心な道路サービスの提供やライフサイクルコストの縮減等を図るため、
定期的な点検により、早期に損傷を発見し、補修を実施します。
予防保全の実施
予防保全は、日常から橋梁の状態を把握し、清掃等の適切な管理や損傷が軽微な段階での補修を実施することにより、
損傷の発生や劣化の進行を抑制します。
橋梁清掃の事例
- 日常パトロール
-
定期点検のほか、日常のパトロールを実施し、橋梁の状態を把握しています。
- 排水桝の清掃
-
伸縮装置・支承周り及び、排水管の清掃を実施し、橋梁の環境の改善を行うとともに、損傷要因となる
水分・塩分の防止対策も含め実施し、橋梁の長寿命化を図ります。
- 支承周りの清掃
-
支承は上部工に作用する荷重を下部構造に伝える役割を担っていますが、伸縮装置からの漏水等が原因で、
腐食しやすい環境となっています。このため、支承周りの土砂だまり等を清掃することで、腐食環境を改善
し、橋梁の長寿命化を図っています。