松山市指定天然記念物。
福見川町(ふくみがわまち)の新宮神社(しんぐうじんじゃ)に三本杉はある。
3本杉といっているが、実際は2株からできており、その1株は、地上1.4mのところから2本に分かれている。
目通り周囲(※目の高さに相当する点の幹周り)はそれぞれ7.1mと5.5mであり、他の1株は8mである。
三本杉という名から考えると、はじめは3本が独立していたが、そのうち2本が接近していたため、長年月の間に1株になったのであろう。
樹高は65mと60mで、樹齢は約360年と推定されている。
この杉を遠くから眺めると、まことに雄大壮観、また近づいて見上げれば、その頂端は天空に迫っている。
愛媛県内にはこれに匹敵する大きさのものはなく、樹高では高知県大豊村の国指定特別天然記念物の「杉の大杉」の65mとともに、四国で最大級である。