山鳥坂ダムブログ
建設現場最前線!「~山鳥坂ダムを支える人たち~」#16 月野尾工事用道路工事編
令和8年6月26日
こんにちは!総務課の竹本です。
「山鳥坂ダム月野尾工事用道路工事」の現場へインタビューに行ってきました!
この工事は、市道京造見の越線を拡幅する工事です。
今回は現場で働く方々に、仕事内容や仕事への思いについてお話を伺いました。
インタビューにご協力いただいたのは、
(株)ひじ建 久保田(くぼた)さん(写真中央)、
村上工業(株) 井上(いのうえ)さん (写真右側)、
(株)ブリッジカンパニー 忽那(くつな)さん (写真左側)です。
|
それでは、さっそくお話を伺っていきます!
それぞれのお仕事の内容について教えてください。
(久保田さん)現場代理人兼監理技術者として、施工状況の把握や工程管理、品質管理、安全管理など工事全体の管理を行っています。
(井上さん) 工事を行う際の技術的な指導や久保田さん、忽那さんとの連絡・調整を行っています。
(忽那さん) 重機オペレーターとして現場での作業を行っています。
この現場は、道路幅を広くするための工事をしていますが、急傾斜地であることから、地盤への負担を減らすために、通常の土よりも軽い材料を使って盛土(地盤を高くする施工)を行う「軽量盛土工」という工法を行っています。
この軽量盛土工について、実際の施工の流れを教えていただきました!
① 重機を使って道路拡幅部分の掘削を行います。
|
② 掘削した斜面が崩れないように対策を行います。
|
モルタル吹付と、鉄筋挿入を合わせることで斜面が崩れることを防止しています。
掘削した法面をしっかりと安定させることで、その後に行う施工も安全に進めることができます。
|
③ 軽量盛土工のコンクリートパネルを設置します。
|
④ 軽量盛土を流し込んでいきます。
|
|
軽量盛土は、セメントミルクに空気を含ませて重さを軽くすることで、地盤や構造物への負担を減らすことができます。軽くても、必要な強度を確保しているので、施工後も安心して通行することができます。
今回の現場のように、下より上のほうが広い地形(赤点線で囲んだ部分)では、重たい材料を使うと擁壁(コンクリートで造った壁)が外側へ倒れようとします。
|
そのため、このような現場では軽い材料を使って安定性を確保しています。
この軽量盛土は、軽石のような構造であるため、水に入れると浮かぶほど軽い材料です。
また、雨の影響を受けやすいため、天候を確認しながら施工を行っています。
これらの工事は道路幅の中で、安全に配慮しながら進められています。
ここを通る市道は幅が狭いため、大型重機を使うと他の車が通行できなくなってしまいます。
そのため、小型重機を使って段階的に施工を行っており、作業範囲を3区間に分けて進められています。
道路脇には構台を造ってできた作業スペースに重機や機械を配置して施工を行っていました。
|
仕事を行う上で、気を付けていることを教えてください。
(久保田さん)作業員との日々のコミュニケーションを大切にしています。
意見やアイデアを取り入れることで、作業をスムーズに進められると考えています。現場全体で同じ目標に向かうことで、より良いものができると思います。
(井上さん) 事故を起こさないよう、安全面に特に気を付けています。
朝礼で注意点を共有し、安全と品質の両方を意識して作業しています。
(忽那さん) 重機作業では周囲の確認を徹底し、作業員との接触事故に注意しています。
また、どの作業にも誠意を持って取り組んでいます。
現場では、さまざまな安全対策の工夫が行われています。
この道路は狭く、車同士のすれ違いが難しいため、道路の上と下に車両接近検知システムを設置しています。センサーが車両を感知すると、反対側のパトランプが点灯(回転)し、対向車に注意を促す仕組みになっています。
|
また、歩行者の転落防止のためにポールを設置するなど、安全対策が徹底されています。
さらに、車で通行する際に不安を与えないよう、オレンジ色のメッシュシートで目隠しを行っています。
|
仕事の中で、どのようなときに楽しさややりがいを感じますか。
(久保田さん)現場で発生した難題を何とかクリアした時は楽しいですね。クリアするまでの資料作り、打合せなど気力、体力を使いますが、クリアした時は本当に爽快です。そんな苦労した現場が完成検査も迎え、完成した時は“脳汁ものです!”
(井上さん) 工夫しながら現場をつくり上げ、思い通りにいかないときもアイデアを重ねて形にしていく過程にやりがいを感じます。
最後に発注者の方から「ご苦労様でした」と声をかけていただいたときは、やって良かったと思います。
(忽那さん) 難しい現場が出来上がったときにやりがいを感じます。
自分が携わった現場が形になっていくところを見ると達成感があります。
現場で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
(久保田さん)初めて責任者を任された宇和町の高速道路工事が印象に残っています。
当時は同世代の技術者と2人で現場を管理していましたが、未熟で苦労の多い毎日でした。
そのような中、周辺で仕事をしていたベテラン技術者の方々に支えていただき、無事に工事を完成させることができました。
会社は違っても協力し合える大切さを学び、その時のご縁は今でも大切にしています。
(井上さん) 約20年前、初めて家族と離れて四国中央市で仕事をした際の経験が印象に残っています。知り合いのいない中で多くの人に助けてもらい、無事にやり切ることができました。
この経験は今でも自信につながっています。
この仕事を志したきっかけを教えてください。
(久保田さん)父の影響です。父も土木の管理者で小さい頃によく「ここの橋はワシが造ったんぞ。すごかろが」と話してくれました。
そんな父の姿にあこがれ、この仕事に興味を持ったことがきっかけです。
(井上さん) 現在の会社が家の近くで工事をしており、18歳の頃にアルバイトとして入ったことがきっかけです。先輩に誘われ、軽い気持ちで始めましたが、気づけば今もこの仕事を続けています
(忽那さん) 父の影響で始めましたが、先輩が重機に乗っている姿を見て「かっこいい」と思い、自分もやりたいと感じました。現在もその思いで一生懸命取り組んでいます。
|
肱川周辺や南予地域の魅力について教えてください。
(久保田さん)自然が豊かで、渋滞も少なく静かで住みやすい地域だと感じています。
また、人が温かいところも大きな魅力です。
(井上さん) 冨士山やお城など観光資源もあり、魅力的な地域だと感じています。
観光地としても評価されている良い街です。
(忽那さん) バイクに乗りますが、南予は渋滞が少なく道路も整備されていて、とても走りやすいです。住みやすく、他の地域に出たいと思わないくらい気に入っています。
休日のリフレッシュ方法を教えてください。
(久保田さん・忽那さん)
バイクに乗ることです。ツーリングコースが豊富で、日帰りで出雲まで行くこともあります。美味しいごはんを目的に走ることが多く、おすすめのごはん屋さんを教えていただきました!また、景色がきれいなUFOラインもおすすめです。
(井上さん) ランニングをしています。愛媛マラソンに何度か参加しているほか、四国せいよ朝霧湖マラソンにも毎年出場しています。大会に向けた体づくりとして、休日には20km走ることもあり、走り切ったあとの達成感が良いリフレッシュになっています!
最後に、地域の方へ一言お願いします。
いつもお世話になっております。
地域の皆さまと調整を図りながら、安全に現場作業を進めてまいります。
工事期間中はご迷惑をおかけいたしますが、最後までご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
|
今回のインタビューを通して、現場では安全に細心の注意を払いながら、ひとつひとつの作業を丁寧に積み重ねて工事が進められていることを改めて実感しました。
また、地域のために尽力されている皆さんの思いや、強い責任感を感じることができました。
久保田さん、井上さん、忽那さん、お忙しい中インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。これから暑い時期となりますが、体調管理に気を付けてお仕事を頑張ってください。
※インタビュー協力企業データ
・株式会社ひじ建 愛媛県大洲市肱川町山鳥坂346番地
・村上工業株式会社 愛媛県大洲市若宮528番地1
https://ozu-murakamikougyo.com/
・株式会社ブリッジカンパニー 愛媛県喜多郡内子町五百木67番地1
https://www.u-bridge.co.jp/about/corporate.html
