山鳥坂ダムブログ

敷水トンネル貫通式

令和5年1月13日

こんにちは。

山鳥坂ダム工事事務所の柴田です。



2021年から工事を行っている山鳥坂ダム建設事業に伴う付替県道の一部である「敷水トンネル」(敷水地区~見の越地区)の掘削が完了し、2022年12月6日(火)にトンネルが貫通しました!


それを受けて、今回トンネル貫通を祝う「敷水トンネル貫通式」が、12月26日(月)に施工者((株)鴻池組)主催により、地元代表者、施工者、協力会社が招かれて執り行われましたので、その状況をレポートします!



敷水トンネルは敷水地区(起点側)と見の越地区(終点側)を結ぶ延長832mのトンネルです。


式典会場となった起点側の敷水地区坑口からおよそ700m入った箇所には紅白幕が貼られ、そこに関係者が集まり開式を待っていました。開式のアナウンスが始まり、関係者が整列していよいよ式典(第1部)の始まりです。



最初に行われたのは、「貫通発破」

30秒前からのカウントダウン。3・2・1・0

地元代表者2名が発破ボタンをONすると・・・ドン!ドォドォォォン!!

大きなダイナマイト音が鳴り響きました。式典に参加している小学生たちは耳を覆っていてもびっくり。



安全に貫通できたことを施工者が確認する「貫通確認」が行われ、前方の紅白幕が開き、光が差し込みました。

式典は、「貫通点清めの儀」、「貫通点通初めの儀」と進みます。貫通点通初めの儀は新型コロナウイルス対応で通常実施する握手ではなくグータッチで行われました。式典にも新型コロナウイルスの影響が出ているとは・・・



その後、威勢良くわっしょい!わっしょい!のかけ声と共に樽神輿が入ってきました。

引き続いて地元代表者による鏡開きです。



そして、乾杯の後、

山鳥坂鎮縄神楽保存会による神楽披露に移りました。太鼓と笛の音に合わせて、伝統ある神楽が披露されます。特に龍の舞は迫力満点でした。



続いて、関係者がそれぞれ記念撮影を行い、施工者の謝辞と続き、閉会となりました。

閉会後には、第2部が開催され、参加していた肱川小学校及び河辺小学校児童によるトンネル防水シートへのお絵描きが行われました。児童はそれぞれ、大好きなキャラクターや将来の夢など思い思いの絵を描いていました。描いた絵の上にはコンクリートで覆われるため見えなくなりますが、コンクリートの下にはずっと絵が残っています。トンネルが一般開通する予定である令和7年度に改めてトンネルを通って、今日の日のことを思い出して欲しいと思います。



最後に取材に来てくれた新聞社等の方々に、山鳥坂ダム工事事務所から事業の説明を行いました。今日の敷水トンネルを含む付替県道の一次切替(4.2km)と河辺川の水を迂回させる転流工の工事が完了すると、いよいよダム本体の掘削工事に入ることができることなどを説明させて頂きました。

トンネルも完成までには舗装、照明、非常用設備などの工事を今後行っていく必要があり、もう少し時間がかかります。引き続き地元の皆さまのご理解・ご協力を頂き、工事を行って頂く施工者の皆さまと連携して、出来るだけ早く、付替県道を開通させ、ダム本体工事に進んで行ければと思います。




前のページへ 次のページへ