山鳥坂ダムブログ

新年のご挨拶

令和5年1月4日


 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



 さて、昨年を振り返ってみますと、幸い肱川流域において大きな水害はありませんでしたが、

全国をみますと、9月には過去最強クラスの台風とも表現された台風第14号により、多くの人

的・建物被害や停電・断水・通信障害等が発生しました。一昨年(令和3年)は、8月の西日本を

中心とした大雨により全国で約90河川が氾濫し、令和2年は、九州地方を中心に記録的な大雨

となった7月豪雨、令和元年は、関東地方に上陸し多数の河川が氾濫した台風第19号、そしてこ

こ肱川流域においても大きな被害が発生した平成30年7月豪雨など、毎年のように集中豪雨等

による被害が発生しています。

 他方で、無降水日(日降水量が1.0mm未満の日数(気象庁))が全国的に増加しているとのこ

とであり、肱川においても、昨年12月に鹿野川ダムの(河川環境容量内)貯水率が約0%となる

など、これら、集中豪雨の増加や台風の強大化、その他極端現象の増加など、地球温暖化に伴う

気候変動は既に顕在化していると言われています。

 これらに対応するため、ここ肱川流域においては、河川改修等の取組みを進めるとともに、当

事務所において、洪水調節容量及び河川環境容量を有する山鳥坂ダムの建設を進めているところ

です。


 事業の推進にあたりましては、地権者の方々を始め、地域の皆様に多大なご理解・ご協力をい

ただいております。改めてこの場をお借りして感謝申し上げます。また、工事用車両の往来や建

設機械の騒音など、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。関係者一同、細心の注

意を払ってまいります。何卒、引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げます。


 新型コロナウィルス感染症が一日も早く収束し、みなさまが健康に過ごせる1年になりますこ

と、また、本年がより一層よい年となりますよう心からお祈り申し上げます。



福田 勝之

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