山鳥坂ダムブログ
実は最重要人物!?~山ダムを支える人たち~
#3 ボーリング調査編
令和2年11月30日
調査設計課の河内です。
今回は、私たちの身近な現場でボーリング調査をしている松本ボーリングの機長:松本 武志(まつもと たけし)さんと助手:松本 絹子(まつもと きぬこ)さんご夫婦にインタビューさせていただきました!武志さんはボーリング歴29年のベテラン機長で助手の絹子さんと二人三脚で調査をしています。
ところで皆さんは、「ボーリング調査」を知っていますか?名前だけ聞くとピンをボールで倒して行く競技のように聞こえますが...実は重要な調査をしているのです!
ボーリング調査とは、調査が必要な計画地の地中をボーリングマシンという機械で金属のパイプを地面に押込みます。
そこで円柱状の試料を採取し、松本さんのように地質調査技士の資格を持つ方が試料の性状(地質構成、硬さ、割れ目間隔、割れ目の状態等)から地下の状態を調べる作業です。
この作業で使われるボーリングマシンには種類があり掘進長(掘り進める深さ)や地質・地盤の状態に合わせて使い分けをしていますが、地質や地盤の状況により1日に3m以上掘り進められる時もあれば50㎝ほどの時もあるためとても技術が必要になります。
お二人だけでの調査は大変ですが、安全の確保や試料採取の時は土を乱さないように慎重に作業をおこなうように心がけているそうです。
松本さんより
「地元の方の協力なしでは作業できない仕事なので、日々ご協力いただいている方に感謝しています。機械の音などで近隣の方にはご迷惑をおかけする面もありますが、今後ともよろしくお願い致します。」と最初から最後まで丁寧にお話ししてくださいました。
最近はお孫さんと遊ぶことが唯一の楽しみという松本さんご夫婦。休日はお孫さんとの大切な時間を過ごし、日々の活力にしていただきたいと思います。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
今回のインタビューの様子は四国地方整備局のYouTubeでも紹介されています。
是非、ご覧ください。 URL:https://www.youtube.com/watch?v=DJfTHb8WOYs