山鳥坂ダムブログ
実は最重要人物!?~山ダムを支える人たち~
#2 ロッククライミングマシーン 編
令和2年10月30日
総務課の山岡です。
皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?足場を作れないような高所や急斜面の工事現場、土砂災害時に活躍している工事機械を…!
その特殊な重機の一つに「ロッククライミングマシーン(RCM)」があります。
今回私は、見の越地区の四国通建(株)が受注している現場でRCMを巧みに操る、大昌建設株式会社 山本 周治(やまもと しゅうじ)さんにインタビューしてきました!
まずどうやって急な斜面で作業をするのかというと、作業上部に置かれた12トンの重機を支えにワイヤー2本で6トンのRCMを吊り下げ、そこへ山本さんが乗り込み、ワイヤーとキャタピラを使って急斜面での作業をしています。万が一、ワイヤーが1本切れたとしても、もう1本でRCMを支えることができます。
操作席自体は平行に保つようになっているので急角度でも体への負担は少ないようです。
実際の作業場所は、上からのぞき込まないと見えないような崖でしたが、山本さんは慣れたようにすいすいロープを使い降りて行きました。
私はもっとゆるい傾斜の部分からロープを使って降りたにもかかわらず、恐怖心と体力の無さのせいで機械までたどり着くのも難しかったです…
10年以上RCMを操作しているベテランの山本さん。
「ワイヤー等の定期点検、周囲の人員配置、ワイヤーがすれて落石しないよう慎重な機械操作など、いつも命がけで作業をしています。
RCMの前面部には落石被害を軽減するため鉄格子がしてありますが、どうしても小石などは隙間から入ってきてしまうので手足に当たることも…
それでも皆さまに喜んでもらえる道路をつくるために、これからも頑張っていきます。」
石川県出身の山本さんは、大洲に来てからは市内の焼肉屋さんが気になっているようです!
大洲は意外と焼肉屋さんが多いので、今度私のおすすめのお店を紹介したいと思います。
お忙しい中こころよくインタビューにご協力いただきありがとうございました。