山鳥坂ダムブログ

横瀬川ダムの定礎式を見学してきました。

平成29年12月14日

用地課の川本です。


12月3日(日)に高知県宿毛市で現在、本体施工中の横瀬川ダムで行われた定礎式を見学してきました。

定礎式とは、ダムの基礎が立ち上がったことを記念するとともに、本格的な工事にあたり礎石を添えダムの永久堅固と安泰を願うものです。


当日は、あいにくの小雨と寒さの中始まりましたが、式半ばには太陽も顔を出し、良い天気のもとで式典が執り行われました。


式典には、地元の方を始め、大勢の関係者の方が参加されていました。

来賓の方々の祝辞の後、中筋川総合開発工事事務所の高橋事務所長による工事経過報告が行われ、その後メインイベントである「 定礎 ( ていそ ) の儀」が以下の流れにより行われました。

まず、森本副所長を先頭に、定礎の文字が刻印された「 礎石 ( そせき ) 」が搬入されました。

続いて、「 鎮定 ( ちんてい ) の儀」「 斎鏝 ( いみごて ) の儀」「 斎槌 ( いみづち ) の儀」最後に「 埋納 ( まいのう ) の儀」にて締めくくられました。

(参考:定礎の儀について)

○鎮定(ちんてい)の儀

礎石を固めるため、コンクリート材料を礎石のまわりに入れます。これからの工事に 筋道をつける意味があります。

○斎鏝(いみごて)の儀

鎮定の儀により礎石のまわりに入れられたコンクリート材料を鏝でならします。鎮定 の儀でつけられた道筋をならす意味があります。

○斎槌(いみづち)の儀

槌を用いて礎石をしっかりと納めます。斎鏝の儀でならされた道筋をさらに強固なも のにする意味があります。

○埋納(まいのう)の儀

クレーンで搬入したコンクリートを礎石の上に投入し、振動機で締め固め、礎石を堤 体と一体となるよう埋め込みます。

埋納の儀では、普段の工事で使用されているタワークレーンでコンクリートが運び込まれました。

オペレータの方の寸分の狂いもない操作と受け取る方との連携で、コンクリートが納められたバケットが定位置にぴたりと配置され、職人の方の技に驚かされました。

<埋納の儀>


式の最後は、中平四万十市長の発声のもと、地元小学生と参加者全員による万歳三唱とくす玉開披で閉式となりました。

<くす玉開披>


今回、あまり機会の無い式典に参加することができ、感慨深い思いでした。

平成31年度に完成予定とのことなので、完成した際には、訪れてみたいと思います。


式に参加された方への記念品として、ダムカードを頂きました。

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