山鳥坂ダムブログ

    河辺川のきれいさを調査しよう!~『水生生物調査と水質簡易パックテスト』~

平成29年6月27日

調査設計課 井上(ひろ)です。


6月15日(木)の午前中に河辺川(かわべがわ)で肱川小学校の3・4年生26人と一緒に水生生物調査と水質簡易パックテストを実施しました。

この調査は、環境省及び国土交通省が毎年全国で実施しているもので、身近な自然とふれあうことで、環境問題への関心を高めるとともに広く水環境保全の普及啓発を図ることを目的としています。


当日は、日差しがまぶしいほどの快晴でした。

川岸には心地よい風がほどよく吹いて、水生生物調査には最適な天候でした。

小学生のみんなに、調査前にどのくらいのきれいさと思うか質問したところ、「きれいな川」「ややきれいな川」という答えが返ってきました。


それでは、実際に調査して確認してみようということで、川の中に入って水生生物の採取です。

班に分かれた小学生は「先生!これは何?」とか「わぁ!ちっちゃいやつが動いてる!」とか楽しそうに採取してくれました。

あっという間に30分の採取時間は終わり、河川整備されている階段護岸に座り込んで、今度は20分かけて、水生生物の同定(どうてい)作業です。

このときも「これは、カゲロウ類や!」とか「これと一緒じゃない?」と班の仲間でわいわいと同定と数量の計測をしてくれました。

各班から結果をそれぞれ発表してもらって、数量の集計をしました。


結果、河辺川は「レベルⅠ」の「きれいな水」に分類されました。


次に、水質簡易パックテストを使ってpH(ピーエイチ)とCODのテストを実施しました。最初に説明を真剣に受けて、これも班で1つのバケツで仲良く調査です。

結果は、pH=7.5(中性)とCOD=2~3で、「とてもよい状態」と判定されました。

河辺川はきれいな状態であることが今回の調査でわかりました。

調査員として調査を実施してくれた肱川小学校のみなさんに感謝です。


今後も、水生生物調査などを通して、未来を担う子ども達にきれいな川を守っていく大事さを教えながら、河川行政に努めていきたいと思います。

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