山鳥坂ダムブログ

3月5日(土)に「鹿野川湖桜の植樹会」を開催しました。

平成28年3月9日

事業計画課の井上です。


鹿野川湖周辺は桜の名所として親しまれています。

樹齢50年近い大木が元気よく花を咲かせる姿は、春先の見事な景観の主役です。

しかし、桜の木にも寿命があります。一般的な桜の寿命は60年程度だそうです。 見事な桜も世代交代をしていかないといずれは寂しい風景になってしまいます。


そこで、鹿野川ダム水源地域ビジョンの活動の一環で、 桜のある風景を後生に継承するために鹿野川湖周辺に桜の苗木を植樹する取り組みを平成22年より行っています。

昨年までの5年間の計画で220本の苗木を植樹する取り組みを完了して、今年度は1年目に植樹した箇所の苗木の生育状況などを見て補植作業をしました。

今年度は、大洲市肱川町、西予市野村町内の2箇所でそれぞれ桜の苗木5本を補植しました。


はじめに愛媛大学の江崎名誉教授から、実際に苗木の植樹作業を行いながら、注意点や要領を教えていただきました。

参加された方からは質問などもあり、活発に意見が交わされました。

作業は2箇所で約2時間かかり、お昼までに全ての植樹を終えました。

中には、斜面などの足場が悪い箇所もありましたが、無事に10本の桜の苗木を植樹することができました。


最後に、江崎先生から桜のある景観を残していくために地域のみんなが一緒になって桜を育て、守っていくことがとても大事というお話をいただきました。

今回植樹した桜が私たちの心を癒やすことのできるまで成長するには時間がかかりますが、将来きっと鹿野川湖畔で美しく咲き誇ってくれることと思います。


鹿野川湖畔の良い風景を再生・保全していこうという今回の取り組みに、地域から多くの方に参加していただけたことをとてもうれしく思いました。


※水源地域ビジョンとは・・・

鹿野川ダムと周辺水源地域の資源を活かし、流域内外との連携、交流を進め、水源地域の自立的・持続的な活性化を進めることを目的にした住民、自治体、ダム管理者等の協働による取り組みで、平成22年3月に策定しました。

前のページへ次のページへ