山鳥坂ダムブログ
肱川地方祭〜山鳥坂ダム工事事務所に牛鬼現る〜
2015年11月10日
工務課の上野です。
11月9日(月)天気はあいにくの小雨でしたが、肱川町予子林地区の地方祭が行われました。
予子林地区の地方祭では牛鬼(うしおに)と呼ばれる山車が各戸をまわって邪気を払っていきます。
先日、肱川町山鳥坂の橡の木瀬(とちのきせ)地区で行われた春日神社の秋季例祭にも登場した牛鬼ですが、この牛鬼には伝説があるそうです。
昔々、大洲市河辺町の山伏(厳しい山道を歩き滝行をはじめ様々な厳しい行を通じて身を清めた人)が牛鬼退治を依頼され、対決した際にホラガイを吹いて真言を唱えたところ、牛鬼がひるんだので剣で退治したといわれているそうです。
また、牛鬼の正体は老いたツバキの根という説もあるそうで、日本ではツバキには神霊が宿るという伝承があることから、牛鬼を神の化身とみなし悪霊をはらう者として敬う風習もあるそうです。
南予地方のお祭りではよくみかける牛鬼ですが、様々な伝説があるので興味深いです。
事務所にも牛鬼がやってきました!
事務所入り口で担ぎ手がかけ声を出しながらホラガイを吹き牛鬼が首を伸ばします。
はじめにやってきたのは地域の子供さんたちが担ぎ手の赤色の牛鬼でした。
次に大人の方が担ぎ手になって先程より少し大きい黒い牛鬼もきてくださいました。
全長は3〜4メートル程で胴体は亀甲形です。
2体の牛鬼に邪気を払っていただいたので、寒くなってきましたが元気に頑張れそうです!
予子林地区の皆様、足元の悪い中ありがとうございました。