山鳥坂ダムブログ

トランジション管挿入作業の見学会に参加しました。

2015年10月19日

非常勤職員の井石(用地課)と井上(総務課)です。


10月7日(水)気持ちのいい秋晴れのなか、
鹿野川ダム改造事業(洪水吐新設工事)の工程のひとつである、
トランジション管挿入作業が限定公開されるということで、
『限定』というステキな言葉に 引き寄せられて見学に参加させていただきました。
記者発表 トランジション管挿入

井石
デカッ!!これが今日の主役のトランジション管だね!
井上
本当だ!写真で見るより大きく感じるね!
井石
変わった形だね。丸からだんだん四角になってる。
井上
管の外側に巻き付いている鉄筋はなんだろう?
何のためについているのかな??
井石
分からないことがいっぱい!だれか教えてくださーい!!

監督官
説明しましょう!
井上
谷岡監督官!よろしくお願いします!

監督官
この管は、トランジション管といって円形の水路と四角形の吐口ゲートを
つなぐ部分になるので形が変化しているんだよ。
ちなみに、トランジションっていうのは「移り変わり」という意味なんだ。

それから、この管をトンネルに挿入した後、
トンネルとトランジション管の隙間にコンクリートを入れるんだけど、
そのコンクリートを補強するためにあらかじめ管に鉄筋を巻き付けてるんだ。

井上
このトランジション管が、すでにできているトンネルにドッキングするんだね。
   トンネルの中がキラキラしてる!

監督官
あれは水圧鉄管だよ!
今年の3月に一般公開したんだ!(記者発表 水圧鉄管挿入
耐久性UPのために内側がステンレスで出来ているから、
キラキラ光って見えるね。
井石
こんなに大きくて重そうな鉄管、どうやって動かすんだろう??
井上
確かに・・・まさか・・・人力???笑

監督官
はい。今から井石さんと井上さんに押してもらいます!!

、、、というのは冗談で、レール上の油圧ジャッキで押すんだけど、
1回に1mずつ進んでは ジャッキを固定し直す尺取り虫みたいな作業なので、
10m進むのに1時間位かかるんだ。
ちなみに、管本体と組み立ててる架台や鉄筋を全部合わせると、約230tあるんだよ。
井上
動いた!
   ゆっくりゆっくり・・・息を合わせて、声を掛け合いながらの慎重な作業・・・
井石
根気と集中力が必要な、大変な作業だね。
井上
トンネルの中から見たら、鉄管が迫ってくる様子がよく分かるね!
スゴイ迫力!

・・・・・・そんなこんなで約30分・・・・・・

井上
もう見学終了の時間か-、あっという間に終わったね。
井石
本当だね!
   鉄管やトンネルの大きさに圧倒されて、大迫力・大満足の見学会だった!

監督官
さぁ、これから150段の階段を登って帰るよ!
降りるときはそれほどでもないけど、昇るのはキツイぜ!
(階段がムリな方には歩きやすい迂回路があるけど・・・
この二人にはヒミツにしておこう)
井上
そういえば、その階段を下りてきたね
井石
わー、大変だーーー!

・・・・・(黙々と階段を上るふたり)
井上
疲れた-!足が・・・生まれたての子鹿みたいにプルプル・・・
   明日は筋肉痛になりそう・・・

監督官
ふたりとも、お疲れ様!
トランジション管の挿入は今日で終わるけど、 大迫力のトンネル工事、
見学の受付は随時行っているよ。(見学申し込みはこちら
井石
今日見た工事現場以外にも、ダムの堰堤の中や、操作室の見学もできるんだね!
今度はこれに参加してみたいな。

ふたりの見学会は無事終了しました。

見学会当日の15:30頃、案内をしてくれた建設監督官から報告のメールが。。。

監督官
すっかり収まりました

『期間限定』のトンネル洪水吐工事の見学へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか^^
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