山鳥坂ダムブログ
肱川中学校の生徒さんと一緒に水生生物調査を実施しました。
2015年7月3日
調査設計課の大野です。
6月29日(月)、河辺川(大洲市役所肱川支所のうらの河原)にて、肱川中学校の生徒さんと一緒に、水生生物調査を行いました。
河原に集合して説明を受けた後、さっそく川に入って水生生物調査を開始しました。
この調査では川の中にいる生き物を調べ、川がきれいかどうかを調べます。
石の裏をはぐってみたり、川底をこすったり、みなさん上手に調査されていました。
収集した生き物たちの名前や数を調べた結果、カワゲラやヒラタカゲロウ類が多く見つかり、この川はきれいな川であることがわかりました。
集めた生き物たちは川へ返しました。
続いて水質調査も行いました。
この調査ではパックテストを使ってpH(水の酸性、中性、アルカリ性を調べる)とCOD(化学的酸素要求量:水中にどれだけ汚れが含まれているか)を調べました。
パックテストに川の水を入れて振ると、色が出てきます。
その色が何を示しているのかを判断してもらいます。
その日の水温や天候、川の状態によって多少変化することがあり、今回の調査では少し高い数値がでましたが、ここに長い間棲み着いている生き物たちがきれいな川であることを証明してくれているので、昨年の調査同様、河辺川はきれいな川であることがわかりました。
これから夏に向けて、川に入る機会もでてくると思います。
この日調べた生き物たちの様子を観察してみるのもおもしろいかもしれませんね。
ふるさとのきれいな川を守り続けるためにも、今回の調査で関心を持っていただけてよかったです。
暑い中ではありましたが、ご協力いただいたみなさまありがとうございました。